羽倉せいのレビュー一覧
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購入済み
ストーリーも良く読み応え有り
芸術家と言えば、頑固で我儘で、とりつくしまがないというのは定番だが、この3人はさらにプライドも高くしかも美形ときて、中々に手強い。ヒロインは、この一癖も二癖もあるアーティスト集団のお世話係として乗り込むのだが、もちろん女性であるということは秘密だ。しかし、持ち前の聡明さと気配りで、この面倒くさい美形アーティスト達の信頼も得て、問題を解決していくうちに3人の距離も縮まって行く。ストーリーも面白く、読み応えがある。お勧め!
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購入済み
魔術師たちへの憧れ
素敵な世界観。
芸術家のプライドのあり方が魅力的で 覗いた事のなかった世界に憧れました。
推理小説のような展開にちょっとだけひねくれたストーリーが面白く それでいて王道のロマンスが満載です。
真摯に努めるヒロインを心を悟られずに見守るヒーロー… そして彼らの仲間たちが
美しい芸術の世界で各々の個性を魅せていきます。
一巻目から続けて一気に読み切りました。春から始まる物語り秋までで 一応のエンディングは迎へているようですが…ぜひ続きが読みたいです。
秋と冬と そろから旅立ちの後の春を!
何年か後の物語リでも 良いなぁ。 -
Posted by ブクログ
両親から受け継いだ写真館を営む写真好きのニーナ。そんな彼女が撮った写真には時折、精霊の力であるエレメントが写ることがあった。そのことを知った特殊免許申請課の公務員ジョエルからは、その写真を見せろと毎日催促される日々。ジョエルは、エレメントの力を扱う資格に関する仕事をしているからである。その上、真面目で堅物。けれど、ある日ニーナが撮った写真に、凶悪なヴェーダである幻影伯爵が写っていて、その時から彼女の生活は一変する。
王道のストーリーで読みやすかったです。主人公ニーナは序盤これでもかという程、悲惨な目に合うし(そのせいで考え方が凝り固まってしまった可能性もあるが)、対するジョエルも堅物過ぎるし -
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Posted by ブクログ
天涯孤独となってしまった主人公の師匠が営む茶房。
そこにやってきたの人物の願いで連れてこられた所は
思いも寄らぬ場所と人!
負けん気が強い、というのもあるでしょうが
自分のやるべき事を成す、と芯が入った主人公。
そしてヒーローに対して…いや、ヒーロー自体も
なかなかに面白い状態です。
見ていてにやにやしてきます。
佳境はやってきた王太子、でしょうか。
そして王太子の言う事もごもっとも。
血がつながっているというのは、時にはものすごく
面倒しか引き起こしません。
頑張れ、としか言いようがないです。
とはいえ、ヒーローは信じられる人、が増えたわけで。
いやでも主人公の地位をどうするつもりなのか -
Posted by ブクログ
これで本当に終わり?!何にも解決してないんじゃない?という感じですが、完結です(泣)1巻が面白かったから続編の発売をすごく喜んだのに、諸事情から2巻で完結してしまうことを知り、読む手が止まってしまってた……まぁ、読んじゃったけどね。
アダムの今後とか、ニーナの門番としての成長とか、グラフォードさんとの関係とか、気になることが満載のまま終わってしまったので脳内妄想しなさいってことなのかしら(笑)作者の方が考えられてた続きが気になりますが、大人の事情でしょうがないのでしょうね。キャラクターや物語の設定が好きだったので残念な限りです。最近、このレーベル、こういうこと多いな(泣)