宇野信哉のレビュー一覧

  • 遊郭医光蘭 闇捌き(二)

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    土橋章宏 著「遊郭医(くるわい)光蘭 闇捌き(二)」、2015.3発行。共生、転ぶ、仇、斬首、秘密の5話。第4話斬首での宇多川光蘭と首切り山田浅右衛門の両雄の話は秀逸でした。第5話秘密は11代将軍徳川家斉53人の子のひとり、本郷加賀藩江戸上屋敷に住む溶姫(やすひめ)と光蘭の15年ぶりの逢瀬が叶うかどうか・・・。第5話を読む限り、第3巻に続くものと思われるが・・・。

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    2020年02月19日
  • 遊郭医光蘭 闇捌き(一)

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    土橋章宏 著「遊郭医(くるわい)光蘭 闇捌き(一)」、2014.12発行。雪隠斬り、高貴な客、女の尻尾、花魁爆発、女湯の5話。「死んだら人はただの肉だ。だから、息のあるうちに、悔いなく付き合っておかねばならない」宇多川光蘭、腕に二重線の刺青あるも、吉原に往診をする蘭方の優れた医者。治療に身分の違いなし、といいますか、弱者には極めて優しく、一方、自らの身分を誇示する者には厳しい姿勢を。高貴な客が一番面白かったです。

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    2020年02月18日