鮫島吉廣のレビュー一覧

  • 焼酎の科学 発酵、蒸留に秘められた日本人の知恵と技

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    自分自身がアルコールアレルギーなのでたくさんは飲めないんですが、とにかく日本人の「美味い酒を飲むための執念」を感じました。
    伝統製法から科学製法まで、あらゆるいいとこ取りをしてきた焼酎文化は、間違いなく日本人を作ったと思えました。

    蛇足ですが、泡盛に「千年の響き」ってのがあるけど、どうやら最も古い泡盛の出典は300年程度らしい。盛りすぎてるやん。
    ※なお、焼酎で最も古い出典は500年前と言われていますが、球磨焼酎に関しては相良藩がめちゃくちゃ長続きしたことで700年もの歴史があると言われています。ただこれを裏づける文献はないとのこと。

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    2025年11月26日
  • 焼酎の科学 発酵、蒸留に秘められた日本人の知恵と技

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    焼酎の飲み方から旨味、製造過程、歴史まで全て分かる本です。
    印象的な内容
    ⒈本格焼酎とは、焼酎乙類のうち、麹を用い、単式蒸留機で蒸留し、添加物が一切ない焼酎のこと
    ⒉本格焼酎は全体の約0.2%の香り成分のうち、さらにその10%ほどの微量香気成分が焼酎の個性を決めている
    ⒊味わいは千差万別で、まさに小宇宙(しょうちゅう)です

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    2022年05月18日
  • 焼酎の科学 発酵、蒸留に秘められた日本人の知恵と技

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    他の種類との比較を挟みつつ焼酎が語られた本。焼酎好き意外にも、酒造りに興味あれば楽しめる一冊。
    なお、化学式や酵素の名称は科学の基礎知識に欠けていたので少々しんどかった。
    酒の化学に関するライトな学習本が欲しい。

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    2022年06月05日
  • 焼酎の科学 発酵、蒸留に秘められた日本人の知恵と技

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    最新の焼酎情報載ってます。
    文系には分からないマニアックな部分もあったが、
    これを読めばもっと焼酎を美味しく楽しめると思う。

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    2022年05月13日
  • 焼酎の科学 発酵、蒸留に秘められた日本人の知恵と技

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    ブルーバックスという理系向きの書で、わかりやすく焼酎を科学してくれている。

    3Kというか、3コウ(麹菌、酵素、酵母)の用語は以前から知ってはいたが紛らわしかったのが、本書でようやくスッキリしたの感。

    その他、
    ・本格焼酎の定義
    ・常圧蒸留と減圧蒸留の違い
    ・昔の焼酎が臭かった(そこは実感というか記憶はある)理由
    ・お湯割りの起源
    ・お湯割り:焼酎が先か、お湯が先か?
    といったあたりは酒席のネタ話として記憶に残ってくれそうだ。

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    2022年05月05日
  • 焼酎の科学 発酵、蒸留に秘められた日本人の知恵と技

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    造る、という観点から焼酎を見たことがなかったので、いろいろと勉強になった。最近は“まずい焼酎”というのに出くわすことはめったにないのだけれど、造り手の努力のたまものだなーと感心。

    ウイスキーとの税率差がなくなるころに“脅威”ととらえられていたような記憶があるのだけれど、結果は逆。その後の大ブームで、九州以外でも一般的に飲まれる酒になった(ウイスキーも、その後盛り返したけれど)。

    ウイスキーとの税率差がなくなったんだったら、「着色関係の規制はもう撤廃したらいいんじゃない?」と思うのは私だけだろうか?もっと幅が広がるはずだ。

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    2022年05月05日
  • 焼酎の科学 発酵、蒸留に秘められた日本人の知恵と技

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    私の好みの焼酎は「本格焼酎」と記載のある「麦焼酎」です。
    時々「甲乙混和焼酎」も飲みますが、値段はさほど変わらないので高級っぽい名称の「本格焼酎」を選んでいます。

    本書は「本格焼酎」を正しく理解することを目的に書かれた本です。
    "本格"って何?といつも思っていましたが、"本格"と名乗るための条件を知ることができました。

    焼酎は1960年代までは九州の地酒にすぎず、労働者のおじさんが飲む臭くて安い酒でした。
    1970年代に「本格焼酎」の表示ができるようになり、本格焼酎ブームが起き九州全体に市場が広がります。
    1980年代には、大分麦焼酎&チューハイブー

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    2022年02月10日