朝井麻由美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
最近はテレビをリアルタイムで見ることがほとんど無くて、ビデオレコーダーで見ています。令和三年4月の初めに、金曜日の深夜、テレビ東京でやっている「ドラマ25:ソロ活女子のススメ」というドラマに出くわしました。
主演の江口のりこ女史の演技が上手いせいもありますが、場面設定や、彼女の呟きの内容が面白くて現在も見ています。番組の最後にはこのドラマは、今回紹介する本がベースになっていることを知り、読みたくてネットで注文しました。
タイトルだけ見ると読書対象者は、ソロ活動を楽しみたい女性のようですが、本を読んでみると男性でも利用できそうなものが多くありました。末娘もそろそろ独立の目処も立ってきましたし、偶には妻とは別の時間を過ごすことがあってもイイなと思っていた時期にこの本に巡り会えてよかったと思います。
以下は気になったポイントです。
・私(筆者)がソロ活について書き始めた当初は、まだ世間は自虐の風潮の方が強かったと記憶している、しかしある時気づいた。自虐というのはそもそも、今自分が置かれている状況が間違いである、と思っているときにするものなんじゃないかと。ただ単に一人で過ごすことが好きなだけなのに、他でもない私が自虐してしまっては元も子もない(p19)
・一人で過ごせる休日は、自分のやりたいこと、好きなことのストックをここぞとばかりに引っ張り出すチャンスである。そこで重要なのが、自分の好き嫌いの解像度。普段から解像度をあげておくのはソロ活を楽しむ鍵の一つであり、もっと言えば、人生を楽しむコツである(p26)
・食事だけでなく、イベント、アクティビティ、何でもそうである。人と出かける時は、そのスポットで過ごすことを介して「コミュニケーションをとる」のが目的となる。一方、一人で出かけると「そのスポットで過ごすことそのもの」が目的になる。すると、その場所やコンテンツとダイレクトに向き合うことになる。その結果、自分は何が好きで何が嫌いで、その場所や食べ物についてどう思っているかが、より鮮やかになっていく(p29)
・ソロ活は時間的な意味でコスパがいい、という考え方もある。カラオケなら30分歌い続ければ充実感があり、食事でも1時間もいれば長い方で、浮いた時間で他のことができる。お金は頑張って稼げば増やすことはできるが、時間だけはどうあがいても有限である(p42)
・恋人がいたって、配偶者がいたって、「一人の時間が欲しい」と思った時がソロ活の始めどきである(p46)
2021年5月4日作成 -
Posted by ブクログ
我が子が一人っ子なので、タイトルに惹かれて読んでみました。
結論としては、一人っ子を子育て中の人向けの本ではない、ですね。
これは大人が「あるある〜」と読む本であって、子育てに役立つ本ではなかった。
勝手に勘違いしてすみません。
一人っ子だとかわいそう、なんて親の私が言われることもありますが(余計なお世話)、
世の中の一人っ子育ちの大人達は「一人っ子であること」に誇りを持っているようで、少し勇気づけられました!
後半の「物語の主人公が一人っ子だったら」ってやつは…???
シンデレラ(親の再婚前)も、桃太郎も、もともと一人っ子だよね?
っていうツッコミはなしですか…? -
Posted by ブクログ
本書は、
「ひとりっ子は不当な扱いを受けすぎているのではないか。」(まえがきより)
というひとりっ子の疑問から始まるひとりっ子賛歌である。
ひとりっ子へ取材は行っているものの、その数は特に統計的に
有意な数ではないと思われるため当てはまる、当てはまらないといった
正確性を本書に求めると期待が外れてしまう。しかし、
ひとりっ子賛歌という前提で読み進めると、とても面白く読める。
本書では「人見知り」「負ける戦いはしない」といった特性や、
「大浴場へ皆で入るのが嫌い」「習い事が続かない」の苦手な行動を
実例とともに紹介していく。クスリとする実例や有無を言わさぬ断言、
時には恐縮したりと、緩急をつけて一気に読ませる。4章の
「あの名作」は筆者が遊びたかったんだろうな、と思うと同時に
パーソナリティを受容できているのだろうな、とも思う。
(そもそも桃太郎はひとりっ子じゃん、というツッコミはしないことにする)
誤解を恐れずに言えば、発達障害の子どもへの向き合い方に通じる部分がある。
コミュニケーションが少し尖っていて苦労をする特性はあるかもしれないけど、
それを受け入れ、踏まえて対応していくことで本人が自分自身のパーソナリティを
確立してくためのヒント、ともとれるからである。
「もしもお子さんの行動に首をかしげたことがあるなら、この中に、
首がもけるほど頷ける子育てのヒントがあるかもしれません。」
(まえがきより)
『「私は卵焼きを食べたい。以上」なのだ。その、遠慮なく自己主張してはばからない
姿勢自体が百歩譲って「ワガママ」だとしても、それは「相手を押さえつけるためのワガママ」
ではなく「自分がどうしたいかのワガママ」なのである。(P.170)』
この主張が前者の意図と受け取られてしまうことが、ひとりっ子の苦労に
繋がっているのかもしれない。
余談だが、自分自身は姉と妹がいる中間子なのに当てはまることがかなり多く
「首がもけるほど」頷いてしまった。女性ばかりで趣味など話が合わないことが多く、
結果的にひとりっ子に近いようなポジションになっていたからひとりっ子の特性が
ついたのかもしれない、と推測している。巻末にひとりっ子VSきょうだい持ちの
対談があったけど、きょうだい持ちも姉妹兄弟の関係性を掘り下げていくと
また違った様相が現れるのではないだろうか。