田尻真弓のレビュー一覧

  • なんどでも生まれる

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    人から贈られた本

    ペットのチャボ目線でご主人が社会と自分自身との関わり方を模索してる物語。

    自分も職場が苦しくなって辞めたり
    その後の職場で居場所ができたり
    自分の心との向き合い方を意識して生きている。

    贈られた時のコメントとしては
    ほっこりしますよ、ってことだったけど
    個人的には自分の辛かったこととかが思い出されて少ししんどかった。

    どんなつもりでこの本をプレゼントしてくれたのか。
    この登場人物の誰を思って贈られたのか気になる。

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    2025年04月25日
  • なんどでも生まれる

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    視点がユニーク
    鳥たちの会話も楽しい
    優しくもどかしく見守る再生のおはなし

    そんなことは書かれてないけど、人間側から見れば、ある意味アニマルセラピーな側面もあるような

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    2025年03月26日
  • なんどでも生まれる

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    ネタバレ

    主人公はまさかのチャボ。
    鳥目線の話は初めて読んだので面白かった。
    登場人物がみんな良い人ばかりで、ほっこりするけど、イヤミスばかり読んでる私には物足りないかも。。

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    2025年03月09日
  • なんどでも生まれる

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    ネタバレ

    チャボの桜さん、商店街の金物屋の孫である茂さん。桜さんの一人称で話は進む。飼われている鳥の目線って想像したことがなかったので最初は困惑したけれど、鳥がこんなふうにものを考えて行動していたら面白いなと思った。鳥の中でも品種や分類が違えば鳥同士でも知らないことがたくさんあったりして、まるで人間社会のような鳥社会があって楽しかった。現実でもこうだったらいいのにな。
    なんだか温かな陽だまりの中にいるような作品だった。色々な個性をすべて受け入れて包み込むような温もり。太陽の光は誰にでも平等に降り注いでいるように。
    つらい現実も書いているがあくまでも前向きさがあり、タイトルのように何度でも変化の機会があっ

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    2024年12月10日
  • なんどでも生まれる

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    まさかのチャボ小説!

    小学校の時、あの目に恐怖していた自分からすると、愛らしい桜さんの姿にほっこりするとは不思議なもの。こんなに可愛いチャボもいるのだろうか。肩に乗り!寝てる姿は玄米餅!…いや、そんなチャボに出逢ったことなどない。

    穏やかで何も起きないけれどゆっくり時間が流れる小説。どうやらアンソロジー作品集から生まれたそうだが、発想は膨らむものなのだなあ。

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    2024年11月10日
  • なんどでも生まれる

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    人ではないものの視点から描かれた物語はとてもほんわかと、ただこの人らしく、苦しい何かを抱えた人たちも登場しつつ、みんなが少しずつ再生しながら進んでいく。どっかできいた名前だなとか、なんか既視感あるなぁと思いつつ詠んでたら巻末にその理由を見つけてこれもちょっと嬉しかった。読書熱が夏に比べて下がってきた今読むのにちょうどよかった。

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    2024年10月26日
  • なんどでも生まれる

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    ネタバレ

    小さかったチャボの桜,拾ってもらった茂さんと毎日暮らしている.会社でのパワハラで心を病んで祖父の営む金物店の2階に引きこもってしまった茂さんを思う気持ちに溢れた桜さんの心情が優しい.インコの師匠や周りの鳥たちとの交流もほほえましい.そして桜も成長していく.桜,卵を産むだけでなく孵すのか,最後気になった.

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    2024年09月09日
  • なんどでも生まれる

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    彩瀬まるさん好きなので、新刊かなり期待値高め過ぎてしまったせいか、そこまではハマれなかったです。ただ内容的にも、グイグイ次が気になって一気に読むという系統の作品ではないので、毎日少しずつ読む感じがちょうどいいペースだったのかも?「明日町」で起きるささいな事件に、登場人物たちが迷って悩んで立ち止まってそして進み出す、たんたんとした日常の中のあたたかいお話です。うつ病治療中の(読書可能な段階の)人たちにも強くオススメしたい作品です。

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    2024年09月04日
  • なんどでも生まれる

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    主人公(語り手)は装画の通りチャボの桜子さん。彩瀬さんの今までの作風とは違うと感じたけど、アンソロジーから派生した作品なのですね。たぶんそっちは読んでない気がする。

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    2024年08月22日
  • なんどでも生まれる

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    チャボ(鶏の一種)の世界を体験できる不思議な小説。

    期待を裏切る面白さや新鮮さを味わえました。
    チャボになった気分で色々な鳥類と一緒に過ごしているみたいでした。
    鳥たちの世界も色々な悩みを抱えて生きていて人間と同じなんだと思いました。

    また、茂さん(チャボの飼い主)の色々と葛藤していき、商店街を舞台に前進する姿にグッときました。

    自分で環境を作ったり新しい世界や変化にどのように対応するべきか教えてくれる。
    摩訶不思議な小説でした。

    普通の小説に飽きた方におすすめです。

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    2024年08月12日