春河もえのレビュー一覧
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購入済み
それはそれは残酷な話
ゲーム作品では心情やキャラ的な暗さがあったけど鈴奈庵という作品では幻想郷という世界の楽園さがでているというのが特徴になるのかな。
これまでの騒動では小鈴を発端としていたり、ゲーム関係のことだったりで様々な部分でユーモア要素があったけど特に今回は妖怪としての本質や幻想郷の世界観が色濃く表れていて中途半端にネタにしにくい内容。最近二次創作読みまくってたけど原作のレベルが高すぎて二次創作の二次創作らしさがわかった気がする。
ネタバレしちゃいそうになったので本文は一旦これで終わる。
ZUNさん本当にすごい。春河先生の絵柄も相まって幻想郷らしさに拍車がかかってます。
ありがとうございます! -
Posted by ブクログ
ネタバレ東方鈴奈庵シリーズ二作目
主な内容は心綺楼と輝針城に関連する出来事がのっている。付喪神に関しての話や宗教戦争の後日談などなど。
前回の巻を見ても思っていたのだが、作画の春河さんはとても可愛らしい絵を描く。東方の世界観にもあっていてキャラの個性もでている。
でも何が一番いいたいかって言うと滅茶苦茶可愛い。あっきゅんまじ可愛い。求聞史紀・求聞口授などの出番があった阿求だがいまいち印象が薄かったために、目立つことがなかった。でも春河さんの手によって素晴らしい魅力あるキャラに変貌を遂げたとしか言いようが無い。あっきゅんまじかわ
鈴奈庵のよいところはキャラの魅力ある表情と仕草、これに限る。 -
Posted by ブクログ
小鈴が妖魔本を秘匿していたり、妖怪との関わりが深くなる様子から闇落ちする展開は予想していたけど、こういう落とし所にするのかと驚かされた
異変の黒幕といえば紫の印象が拭えない東方シリーズ。本作でもその黒幕っぷりを遺憾なく発揮していた。幻想郷を守るために行動しているのだろうけど、真相が明かされるまで目的が見えず敵か味方か全く判らない不敵な微笑みは妖しい魅力をたたえているね
今にして思えば、百物語に参加していたのも予め小鈴と出会うためだったのでは?と勘ぐりたくなるほど
大事件が起こりそうであまり起こらなかった東方鈴奈庵。ラストもその路線から外れることはなく、けれども東方鈴奈庵らしいクライマックス -
Posted by ブクログ
本物の妖怪が混じった百物語って偉くシュールだなぁ……(笑) そして普通に怖い話をしているのがマミゾウしか居ないというのもおかしな話である
人里を巡る策謀の大部分が姿を表してきたように思える。特に狸と天狗の争いは一歩間違えば飛んでもない事になったのでは…?
他の東方シリーズでは人里がピックアップされることは殆ど無いからこそ、本作で描かれる妖怪と人間の関係性が面白い。
東方鈴奈庵が始まった当初は小鈴が段々と妖魔に近づいていく描写をしていくのかなと思っていたけれど、それよりも大変なことになりそうな。展開によっては東方の世界観を一変させるようなことも起こってしまうのでは?と思ってしまう