井上舞のレビュー一覧

  • 三日間の隔絶 下

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    上巻から続く。
    変装したホフマンはアルバニアに行き、グレーンス警部はストックホルム市警の中のスパイを探し出す。
    ホフマンのパートは今作もあっさりめだが、グレーンス警部のパートが重い。犯人…と言うべきか、少なくとも「過去の捜査記録やホフマンに関する機密文書などを警察署から盗み出してホフマンを脅していた犯人」「一家惨殺事件の容疑者たちを次々と射殺していた犯人」は非常に意外な人物だった。
    結末も非常に哀しい。

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    2025年04月13日
  • 山の王(下)

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    上巻とは全然違う展開
    物語は誰がいい奴なのか敵なのか
    最後まで気を揉ませます。
    幼なじみのマーティンヒルだけは 信じられる相手
    マーティンの信じてるミィーは 本当に信じられる相手か?
    警官も信じられない
    マーティンはミィーとともに スミラの閉じ込められてる洞窟に向かう
    この辺から 一気に物語が進みます。
    マーティンはスミラを逃す時に撃たれます。
    アスカーは マーティンが眠らないように 子供の時 父親となにがあったかを 初めて話します。
    初めて話すことで アスカーのこころも解放されたのだと思う。
    キチガイの父親ですねえ!
    一件落着して ホッとした時 電話がなる。
    父さんだよ!
    あーあーあ こうい

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    2024年12月03日
  • 三日間の隔絶 下

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    スウェーデンの小説の翻訳である。ストックホルム警察のエーヴェルト・グレーンス警部が活躍するシリーズだ。加えて、潜入捜査員のピート・ホフマンも登場する。「ダブル主人公」というような体裁でもあるのだが、そういう体裁としては4作品目ということになる。
    「警察の最高機密が漏洩?」という事態に思い至ったグレーンス警部と、潜入捜査員として活動した経過が在る凄腕のピート・ホフマンは問題の解決に向けて共闘する。やや遠い過去の事件がグレーンス警部の眼前に現れ、謎の脅迫者と向き合うホフマンの活動により、過去の事件の「裏」が引き寄せられる。そして「そう来たか?」という意外な結末が待っている。
    こういう経緯で進む上下

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    2023年09月25日
  • 三日間の隔絶 上

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    実際にスウェーデンを含む欧州諸国で問題になっている事柄に題材を求めながら、(スウェーデンの首都である)ストックホルムで執念の捜査を展開する大ベテランの警部と、息詰まる現場の闘いを勝ち抜く腕利きの工作員的な潜入捜査員との「ダブル主人公」というような体裁は、なかなかに読み応えが在る。本作は、その「ダブル主人公」の双方が、互いに助け合うべく各々の活動を展開して行くというようなことになって行く。
    上巻の冒頭は「過去」という短い纏まりから起こる。
    5歳の誕生日を祝ってもらったばかりであるという女児が「ハッピーバースデー」の歌を歌ってはしゃぎ、アパートの室内で飛び跳ねている。アパートの中には兄、姉、父母が

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    2023年09月25日
  • 三日間の隔絶 下

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    ネタバレ

    う~ん。読ませるなあという読後感。
    ジリジリと迫るリミット。意表を突く展開。
    時系列のズレがやられた。冷静に考えればそうなんだけど読んでる時には気が付かない。
    大変な状況なんだけどホフマンとグレーンズ警部の協力体制が嬉しい。
    ホフマンの子供たちとグレーンズ警部の交流が微笑ましい。もうホフマンを平穏に過ごさせてあげたいところだが、シリーズの次回作があることがわかっているので気の毒にも思う。

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    2023年08月03日
  • 三日間の隔絶 下

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    2023.05.23
    文句なしの傑作。
    海外ミステリに二の足を踏んでいる人にもオススメ。
    理由は読みやすいし、どんどん読み進めたくなる切迫感にあふれているから。

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    2023年05月23日
  • 三日間の隔絶 下

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    めちゃめちゃ面白かった。
    これを待ってたよ。三分間、三時間とパッとしなかったんだけど待ってた甲斐があったな。
    まったく読めない展開。あらゆるところに仕掛けられた謎。繰り返されるどんでん返し。いったい真犯人は誰なんだ。先生、もうページを繰る手を止められませんっ!!

    解説の人も前2作は無かったものの如く書いてたから気持ちは同じだったんだな。
    しかし次は一気に三年!!?
    どうなることやら。。。

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    2023年04月25日
  • 三日間の隔絶 下

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    潜入捜査官ホフマンが脅される。警察内部情報によってお前のことがわかったと。グレーンス警部には、17年前の未解決事件の容疑者が次々殺されてい件が。2つの件が合わさると途方も無い真相が・・・

    ヤバイほど面白かった。家族を殺すと脅されたホフマンがやらされることなどドキドキさせる伏線多数あり、

    ※自分用ネタバレ

    新人警官アメリアが黒幕だった。アルバニアの彼女の父親が武器商人だった。超高性能の銃を大量に仕入れて売る際に仲間割れして殺された。その復讐だった。

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    2022年08月07日
  • 三日間の隔絶 下

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    ピートホフマンのこのシリーズ、もちろん毎回面白いのだが、ホフマンと家族が危険にさらされ…という展開にやや飽きてきたなと思いながら読み始めた。
    しかし本作は真相の意外性といい、独特ながら魅力的なグレーンスの人柄といい、いつも以上に素晴らしかった。

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    2022年08月05日
  • 三日間の隔絶 下

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    息つく間も惜しんであっと言う間に読み終えた。グレーンス警部シリーズだが、私はホフマンファン。今作はグレーンス警部とホフマンが手を組んで事件の解決にあたる。両者とホフマンの家族が殺人者と相対する緊迫感半端ない3日間が素晴らしかった。

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    2022年07月09日
  • 三日間の隔絶 下

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     グレーンス警部と潜入捜査員ピートとのW主人公シリーズは当初三部作のはずだった、と思う。三秒間、三分間、三時間で終了するはずだったこのシリーズは、さらに三日間、三年間と続くようで、今回は四作目の「三日間」の物語だ。何はともあれ、作者も多くの読者同様、このダブル主人公シリーズを終えるに忍びない状況となっているに違いない。

     迷惑なのは、長年潜入捜査を強いられているピート・ホフマンとその家族だろう。これまでいくつもの死地を潜り抜け、その都度、肉体的・精神的な負担を異常にかけられてきたピートと、そのとばっちりを受けっぱなしの家族に、いい加減平和と幸福をもたらしてほしい気持ちは読者心理の中でも上昇を

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    2022年06月24日
  • 三日間の隔絶 上

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     グレーンス警部と潜入捜査員ピートとのW主人公シリーズは当初三部作のはずだった、と思う。三秒間、三分間、三時間で終了するはずだったこのシリーズは、さらに三日間、三年間と続くようで、今回は四作目の「三日間」の物語だ。何はともあれ、作者も多くの読者同様、このダブル主人公シリーズを終えるに忍びない状況となっているに違いない。

     迷惑なのは、長年潜入捜査を強いられているピート・ホフマンとその家族だろう。これまでいくつもの死地を潜り抜け、その都度、肉体的・精神的な負担を異常にかけられてきたピートと、そのとばっちりを受けっぱなしの家族に、いい加減平和と幸福をもたらしてほしい気持ちは読者心理の中でも上昇を

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    2022年06月24日
  • 三日間の隔絶 下

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    〈グレーンス警部〉シリーズ。グレーンスが捜査した17年前の事件とピート・ホフマンに届いた脅迫。この2つを軸に進むのだけれどどちらも緊迫感がある。同僚を疑い始めるグレーンス、家族を何としても守ろうとするホフマン。グレーンスとホフマンが絡むと面白さが増し引っ張られていく。シリーズの中で重要な位置にある作品で面白さもトップクラスな出来だと思う。

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    2022年06月20日
  • ディズニーランド 世界最強のエンターテインメントが生まれるまで

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    妥協せずに思いを貫く方法を知る本。

    世界一有名なテーマパークを創造した、元映画監督のノンフィクション。

    この本では、ワガママで頑固、そしてこだわるところを徹底的にこだわるといった、ウォルトの考え方たけではなく、ウォルトの考え方を噛み砕き、実際にディズニーランドの開業を支えた人々(イマジニア)が何を考え、行動したかもわかる本となる。
    大きな夢や思いを形にして、それを実現するために必要なものは、本人の才能はもちろんとして、そのカリスマ性を理解して、各々の得意分野を持って本人ができないことをサポートし、大きく本人を支える人がいることが重要だということを教えてくれる。

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    2022年06月11日
  • 三日間の隔絶 下

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    自分を脅迫している人物を明らかにするため、ホフマンはグレーンス警部に警察への潜入捜査を依頼する。だが、その交換条件として彼は17年前に起きた事件の容疑者を次々と殺していく犯人を探し出すことを命じられる。背中を預けあうことになった彼らに残された時間は、17年前の最後の容疑者である男を拘留できる‟三日間"。しかし、事件は予想もつかない展開へ――。

    子どもの描写がうまい。だから、この結末はいつまでも心に響く。

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    2022年06月07日
  • 三日間の隔絶 上

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    一家惨殺事件の生き残りの少女はグレーンス警部の手により保護された。17年後、その事件の資料が警察署内から盗まれていることが判明する。さらに17年前と同じ手口で当時の容疑者が殺される事件が起こり……。一方、潜入捜査官を引退し家族とともに暮らしていたピート・ホフマンの元に、彼の正体を知る謎の人物から脅迫状が届く。ホフマンは警察の人間が裏切ったのだと考えるが――。

    シリーズ第9作。内なる敵とも闘いながらのグレーンス警部の必死の捜査。下巻に続く。

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    2022年06月05日
  • 三日間の隔絶 下

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    アンデシュ・ルースルンド『三日間の隔絶 下』ハヤカワ文庫。

    グレーンス警部シリーズの第9作。そして、シリーズ内シリーズのグレーンス警部&潜入捜査官ピート・ホフマン・シリーズの第4作。

    かつて、北欧ミステリーというと登場人物の名前を覚えるのに苦戦したのだが、本作はサクサクと読める。それは本作が非常に面白いからなのだと思う。

    いよいよグレーンス警部とホフマンは事件の核心へと向かう。鍵を握るのは17年前に一人だけ生き残った少女なのか。グレーンス警部の上司、信じていた同僚が事件に関与しているのか……

    余りにも悲しい結末。

    グレーンス警部とピート・ホフマンが各々が抱える事件と問題を解決

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    2022年06月02日
  • 三日間の隔絶 上

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    アンデシュ・ルースルンド『三日間の隔絶 上』ハヤカワ文庫。

    グレーンス警部シリーズの第9作。そして、シリーズ内シリーズのグレーンス警部&潜入捜査官ピート・ホフマン・シリーズ、『三秒間の死角』『三秒間の空隙』『三時間の導線』に続く第4作。2017年にコンビを組んでいたベリエ・ヘルストレムの急逝により、前作に続き、アンデシュ・ルースルンドの単独名義で書かれた作品。

    タイトルが三秒間、三時間、三日間と次第に時間軸が長くなっている。次は三年間かな。

    警察組織の何者かが、17年前にグレーンス警部が関わった事件を目覚めさせ、やはり警察組織の深部にいると思われる謎の人物が引退した潜入捜査官のピ

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    2022年06月01日
  • ディズニーランド 世界最強のエンターテインメントが生まれるまで

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    アメリカはもちろん、日本のディズニーランドにも言ったことがないのだけど....
    ウォルトディズニーがアナハイムにディズニーランドを作り上げ暫く後に亡くなるまでを詳細に綴った内容。
    これだけの絶大な任期を誇るアミューズメントパークの秘密を読み取ることができる。
    ウォルトという人物の才能と魅力が多くの能力ある人を惹き寄せディズニーランドに結実したと言えるのだろう。

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    2022年05月03日
  • 山の王(下)

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    下巻は一気読みした。単体の事件としても面白かったが、シリーズとしてはまだ序章で「迷宮入り事件とさまよえる魂」課の曲者たちの今後の活躍が楽しみ。アスカーは感情移入しにくい主人公だが友人のヒルがいい。彼がアスカーにどういう変化をもたらすかも楽しみ。

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    2025年11月23日