末近浩太のレビュー一覧

  • イスラーム主義 もう一つの近代を構想する

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    ネタバレ

    20190527-0618 バランスよく解説された良書。2010年の「アラブの春」をきっかけに。長い封印から解き放たれた政治と宗教の関係、という古くて新しい問いに、イスラム諸国(主に中東・北アフリカか)は向き合っている。その問いに対する答えの一つが、イスラームの教えを政治に反映させるという「イスラーム主義」だった。と筆者は説く。オスマン帝国崩壊後、「あるべき秩序」の模索が今も続く中東で、イスラム主義が果たしてきた役割について、社会科学・人文科学双方のアプローチから、わかりやすく解説している。「イスラーム主義」について、前近代的なものと切り捨てるのではなく現代思想の一つとして読み解いていきたいな

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    2019年06月27日
  • イスラーム主義 もう一つの近代を構想する

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    【「もう1つ」の解答と見なされて】近代に入り中東世界が揺さぶられる中で芽吹き,政治にイスラームを反映させることを試みてきたイスラーム主義。この考え方を様々な形を取るものとして捉え,その変遷をたどった作品です。著者は,比較政治学についての共著作品も手がけている末近浩太。

    著者自身も記していますが,イスラームまたは中東政治についての日本語の書籍が数多くある一方,イスラーム主義については手に取ることができる作品の数が限られていたため,その入門として非常に魅力的な一冊でした。聞き知った歴史や出来事も,イスラーム主義の窓を通して見ると,また異なった意味合いが浮かび上がることが再確認できるかと。

    〜中

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    2019年01月23日
  • 中東を学ぶ人のために

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    題名の通り、中東自体の中身の記述はポイントのみでエピソードなどの記述はほぼ無く、中東を学ぶ上での視点や注意点、参考文献とその位置付けを中心に書かれてる。その点で面白味は少ないが、中東に限らず時事ニュースや異国、異文化、政治や宗教などについて考える上で参考となる視座を教えてくれる。

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    2026年02月02日