古処誠二のレビュー一覧

  • 線

    Posted by ブクログ

    友人の好きな作家さんだというので、気になって読んでみました。
    過酷なニューギニア戦線での兵士たちの物語。飢えと暑さと疫病に苦しめられ、ひたすら死に向かうだけの兵士たちの姿は壮絶でした。
    特に心に残ったのが「豚の顔を見た日」
    敵の濠州兵は白豚だと、奴らは人間ではない、人間であってはならないと、そう信じて戦ってきた日本兵が見た敵兵の涙。国と国の戦いであっても実際に殺しあっているのは人間と人間だと気づかされた時の悲しみや恐怖が、読み終わった後もずっと頭から離れませんでした。
    あと「たてがみ」にも泣きました。動物ものには弱い。
    歴史に疎く、また軍隊の構成とか階級などもいまいちわかってなかったので難解な

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    2013年07月14日