岩瀬達哉のレビュー一覧

  • ドキュメント パナソニック人事抗争史

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    鯛は頭から腐る。
    松下正治氏のことを書いたと言われる"秘密な事情"は興味がある。
    有名な創業者は知っているが、その後の内部事情は知らなかった。興味深い。

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    2021年09月15日
  • キツネ目 グリコ森永事件全真相

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    これだけの関係者に話を聞いて細かく取材して…というのは並大抵ではないと思って読んでいたら巻末に本の出版まで約10年と書かれていて納得。
    被害を受けた会社の中心人物、襲撃事件の被害者、当時捜査に携わった警察関係者、マスコミ関係者、犯人として嫌疑をかけられた人たちまでと、とにかくすごいとしか言えない。

    私はかなり幼い頃の事件なのでほとんどこの騒ぎを覚えていないけれど、今知れば知るほどに被害会社や被害者はもちろん食の安全を脅かされた一般家庭もパニックだったろうと思う。結局ギリギリのところで犯人は捕まらず完全な時効を迎えてしまった。今も生きていれば普通に生活しているのかと思うと恐ろしくもあり、生きて

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    2021年08月26日
  • キツネ目 グリコ森永事件全真相

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    読み終わった後、もう少しスッキリしているかと思ったが、そうでもなかった。
    まだまだ書けないことがたくさんあるのだろう。

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    2021年08月15日
  • キツネ目 グリコ森永事件全真相

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    マスコミ・警察関係だけではなく、企業関係者やアベック襲撃事件の当事者にも取材しているところが新しい。ただ、全真相と銘打つ割には、特に真犯人に迫っているわけではない。
    これまでもグリコ森永事件については色んな本を読んできた。中には思わせぶりに逮捕あと一歩まで捜査が肉薄したかのように書かれているものもあったが、本書は逆にそうした見込み・当込み捜査が的はずれであったことを指摘していて、物足りない反面、誠実な「真相」ではあるのだろう。
    この事件がなぜグリコ「森永」事件と呼ばれるのか?発端となったグリコはともかく、他の被害企業とは一線を画すほど森永が狙い撃ちにされたのは、本書によれば事件に対する経営者の

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    2021年07月18日
  • キツネ目 グリコ森永事件全真相

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    キツネ目の男とコンビニに毒入りのお菓子を置いた男は同一人物だと思っていた。
    今からでもなんとかなんないのかね。

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    2021年05月21日
  • キツネ目 グリコ森永事件全真相

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    圧倒的な取材!特に事件当時の各当事者へのインタビューは生々しい。途中で話しが行ったり来たりしており、読んでいて時系列に迷子になってしまうところがあった。しかし読み終わって、巻末に事件年表があった。事件年表が最初にあったらよかったな〜。
    こういう未解決ノンフィクションものを読んでいるといつも思う。真犯人が、読んだらどんな心境になるんだろう。今までどこで何を思い生きてきたんだろう。

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    2021年04月24日
  • ドキュメント パナソニック人事抗争史

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    経営陣の個人的な感情や人間関係のこじれから、大企業が機能不全に陥っていく様が描かれている。
    鯛は頭から腐る。

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    2021年04月19日
  • 血族の王―松下幸之助とナショナルの世紀―(新潮文庫)

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    松下幸之助の伝記。不遇の幼少時代を過ごし、貧困からの脱出を目指した人生だった。苦労しながらも若い頃からの努力とアイデアでチャンスを掴み、ナショナルブランドで成功する。本田宗一郎と並ぶベンチャー企業だったが、会社の雰囲気は家族的であり、彼は「家長」として君臨していたようだ。読んでみて、正直なところ自分はこの会社では勤まらないと思った。幸之助は自分に厳しい人だったが、他人にはもっと厳しかったようだ。当時は権力を誇示しても問題無かったと思うが、もし現代だったらパワハラと言われることも多かったかも。昔の会社がどういうものだったかを知るには、良い本だと思う。

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    2020年01月01日
  • ドキュメント パナソニック人事抗争史

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    ネタバレ

    P社の内情を多少知っている側なので、まるでサスペンスを読むかのごとく非常に楽しく読ませてもらった。「出る杭は打たれる」とはよく言ったものでまさにそれだ。それが世界に名だたる企業で普遍的に行われていたのだ。よくまあ倒産しなかったものだな・・・とつくづく思う。いや、P社が危ないと言う噂は実際耳に届いていた。それはないやろ、と笑い飛ばしていたが、この本を読んでまるきりガセではないことを知った。今は8代目の社長に期待がかかる。ここで舵取りを間違うとシャープの二の舞になるぞ。なんとか持ちこたえて「世界のパナソニック」に返り咲いてほしい。国民が渇望する日本人の底力を見せてほしい。

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    2016年05月16日
  • ドキュメント パナソニック人事抗争史

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    企業の盛衰は、ひとり社長の資質のみに左右されるわけではない。だが、松下電器のような創業者カリスマの会社では、カルチャーそのものが創業者の枠に閉じ込められる傾向にあり、特色のある人材は却って刎ねられていくのではないだろうか。そして内部の競争は、上位職位のものに対する対人的コミュニケーション能力だけで決するようになってしまうのだろう。

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    2018年10月14日
  • 血族の王―松下幸之助とナショナルの世紀―(新潮文庫)

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    自己啓発的な本ではなく、いわゆる松下の伝記といったところか。
    経営の神も人間。
    人間くさいところが見れて面白かった。

    晩年は少々見苦しい場面も。引き際(引退)って難しいですね。

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    2014年03月29日
  • 血族の王―松下幸之助とナショナルの世紀―(新潮文庫)

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    唯一神松下幸之助ではない部分を書いた稀有な本。コンプレックスに突き動かされる形の起業家で、そのことによる弊害は必ず起きるのだが、PHP教徒はそこを見ない… 揶揄しているのは私の感想であり、この本自体は非常に足を使った労作であり、一読の価値ある本。しかし相変わらず、販売網を築いた以外の松下幸之助の凄さがわからない。コカコーラと同じ、何を開発してもとりあえず売り場を確保してるんで勝ちますスキームに見える。

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    2014年02月09日
  • 完全版 年金大崩壊

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    2004年以降、社会保険庁の不祥事や元職員の犯行が相次いで発覚し、社会から批判が集中。昨年の参議院選挙で、自民党が歴史的大敗となった最大の要因とされた年金問題が、本当によくわかる本。

    2003年9月に刊行された書に大幅加筆・改編されたものだそうで、最近のマスコミを通して何度も聞かされたお話ですが、これだけずっしりと、まとまった書になって改めて思うに、やつらの悪事もひどかったし、ここまでのさばらせてきた政治家や国民性の問題は、どげんとせんといかん、、、と思った次第。

    (2008/2/16)

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    2009年10月07日
  • 完全版 年金大崩壊

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    とにかく強制加入の年金システムへの依存度を減らすしか解決策はないと10年以上前から思ってきたが、それを確信に変える本である。厚生年金の方が手厚いセーフティネットというイメージがあるが、むしろ多くを搾取される道具になっているととらえる方が実態に近いかもしれない。国民年金は、頼りがいはないが、掛金が少ない分だけ被害が少ないと割り切り、自己責任に基づく戦略を独自に進める方が正解のような気がする。国外移住もまじめに考えようという気にもなってくる書籍だ。

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    2009年10月04日
  • キツネ目 グリコ森永事件全真相

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    文章の構成が独特で時系列が飛び飛びになりあっちに行ったりこっちに行ったり。
    一つ一つの事象はきちんと書かれているが全体像を捉えるのが難しかった。

    構成だけでなく文章そのものも倒置法ではないけどいきなり結論から入って戸惑ったり起承転結の承から始まったりのようにまっすぐな文章というのがあまり見られず、作家さんの癖なのかもしれないがとにかく読みにくかった。

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    2025年11月28日
  • キツネ目 グリコ森永事件全真相

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    安倍晋三と昭恵婦人のなれそめ 毒入り菓子で販売中止に追い込まれた森永製菓を自民党食品産業振興議員連盟の会長 安倍晋太郎が支援措置を決めた。この時の秘書官が安倍晋三。そして交際していたのは当時の森永社長の長女昭恵166

    キツネ目を取り逃した滋賀県警の本部長は9ヵ月後焼身自殺した。その2ヶ月前からノイローゼの兆候は現れていて、本部長を訪れた旧知の同僚は本部長から乃木希典の話を延々聞かされた。「同郷の乃木を尊敬している」のだと231

    グリ森犯人グループにはイラスト・商業美術関係者がいる。デザインで仕様するリムーバーを使い菓子の梱包開封を行っている241

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    2025年09月17日
  • 裁判官も人である 良心と組織の狭間で

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    裁判官も結局はサラリーマンであり、出世のためには上(最高裁)に阿る必要があるという話
    「裁判官は自分と同じ人間である」という当たり前のことを自分自身が意識したことがなかったなと気づいた

    原爆に関わる裁判の話はとても面白かった
    これを読んでから気になった判決の裁判官の経歴を調べるようになるなど

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    2025年06月24日
  • キツネ目 グリコ森永事件全真相

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    グリコ森永は、リアルタイムで体験した世代なので、この手の本はつい手にとってしまう。後発本なので、新しい情報でもと期待したが、既知の情報が多く満足度は今ひとつ

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    2025年03月16日
  • キツネ目 グリコ森永事件全真相

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    インパクトがある表紙が気になって読んでみた。
    起こったことが淡々と書かれており頭の中で想像しやすかった。
    犯人は今どこで何をしてるんだろう。

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    2024年03月22日
  • キツネ目 グリコ森永事件全真相

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    【感想】
    本書でグリコ森永事件を初めて知ったが、心から驚いた。これほどまで大掛かりな脅迫事件を演出した犯人の知能の高さと、実際に複数の企業から数千万円を奪った実行力の高さ。そして時効まで行方をくらますことに成功した運の良さ。
    脅迫企業の裏で警察が動いていることを犯人に悟られてはならないため、警察は表立って活動できない。その状況を逆手に取り、何度も要求を繰り返しては現金受け取りをキャンセルすることで、警察側を焦らして慎重にさせ、捜査を後手に回らせる。その後「約束を破って警察に通報した罰として、毒入りの菓子を置く」と脅し、株価を暴落させる。そして企業や警察の反応を世間に喧伝することで、「かい人21

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    2023年04月06日