芦崎治のレビュー一覧
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なんでネトゲにハマるんだろーってとこから考えたのですが、共感、賞賛、必要とされている感覚が得やすいからかな、と。
ゲームの持つ「おもしろさ」を社会に役立てようという動きはあちこちであるわけです。色々課題は多そうですが。
ゲームの面白さはストーリー性とかいろいろあるけれど、大きな要因のひとつは「達成感」だと思うんですよね。
数値で目に見えたり(倒した敵の数や獲得したアイテムの数)、助け出したお姫様が「ありがとう」を言ってくれるなど。
前者に焦点を当ててしまうのは、司令型のせいですかね・・・。
現実世界にそうそう全身全霊で適応できている人間がどのくらいいるかは不明ですが、うまく -
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ネットゲーム中心に人間関係が築かれ、生活がまわっていくことが、異常と思わなくなるってコワい。
ネトゲで恋愛。ネトゲで散財。ネトゲで生活放棄。
ネトゲ未体験の人間からすれば、そこまでいろいろなものを費やすには見返りが少ないように思えてしまう。つまり無駄なのではないかと。
ただ、ネトゲ廃人にも、クスリや酒に溺れる人と似たような生活環境や、過去体験があるということが、本書のインタビューを通して見えてきた。
ネトゲ廃人は現代が生んだ落とし穴?
ネット環境の光と影は、未だ大きな課題なのだと改めて認識した。
一つ言えるのは、人を救えるのは人、ということだ。 -
Posted by ブクログ
タイトルの強烈さと昔ネトゲ廃人だった方からのオススメで読みました。
ルポルタージュの中でも取材対象の方(元ネトゲ廃人の方や精神科医)のケースや告白が多く
それがよりリアルな世界や精神状態を知ることが出来ます。
私自身ゲームフリークですが、かなりハマるタイプで廃人になる自信があったのでネトゲを避けてました。
この本を読んでそれが正しかったんだなぁと思いました。
人は誰でも夢中になれる何かを探してるし、その何かが見つかると生活全体が充実しますよね。
彼らの場合その夢中になれるがたまたまネトゲだっただけなんです。
ネトゲは時間とお金をたくさん使い、得られるのは刹那の満足感と架空世界でのステータス -
Posted by ブクログ
ネットゲームにどんな人がどのようにしてハマっていったのか、
どんな生活を送っていたのかなど、現在のゲーマーや以前そうだった人達のインタビューを元に、ノンフィクションで書かれた本です。
自分の知らない世界に興味を持ち読んでみました。
ゲームが好きな人はもちろん、ネット恋愛を楽しむ人、コミュニケーションとして楽しむ人、そして必要としている人も…。
共通していた事は、そのゲームにかける膨大な時間と、ゲーム中心の生活…想像以上でした。。
僕もゲームは好きな方で、ネットゲームにも興味を持っていましたが、この本を読んでゲームに対する考え方が、少し冷静にみれるようになりました。 -
Posted by ブクログ
「ネトゲ廃人」
言葉は知っていたけど、その実態はこの本を読んで初めて知りました。
はまるのはあっという間で、それこそ主婦も美人も、学生も社会人もスポーツマンも、あっという間にのめりこんでいきます。
読むたびに、人に使わせることばかり考えてしまう今の社会はやはりおかしい、と思わずにはいられません。
インターネットは私たちの生活を信じられないくらい便利にしてくれたけれど、いろんなものを奪っていってるなぁ…
道具は私たちが使い、生かしてこそ道具。
それに振り回されてるようじゃダメだとは思うけれど、
自分ひとりの力だけでそこから立ち直るのは難しいなと考えさせられます。
そして読んだ後印象に残っ -
Posted by ブクログ
ネットワークゲームにのめり込み、現実社会に対応できなくなってしまった人たちのことを「ネトゲ廃人」と言うらしい。そんな言葉ができるほど、ネットゲームって流行ってんのか。
現実では得ることのできないネットならではのドラマチックな出来事や友情、恋愛にどっぷり漬かってしまうと、実社会が味気ないものに見えてしまうのはわからなくもない。社会適応力の弱い人間なら、逃避してしまうのもしょうがない。
と、「ネトゲ廃人」たちのインタビューを読むと、ほんの少し同情してしまった。
国民性が違うから、日本は韓国ほどひどくならないだろうと思うけど、そろそろ、官からの規制が必要なときじゃないか。 -
Posted by ブクログ
ネタバレネットゲームにのめりこんで人生を狂わせたネトゲ廃人さんたちに迫った一冊。
どちらかというと、元・ネトゲ廃人さんが、なぜネットゲームにはまって、いかにしてリアルに戻ってきたか、が中心です。
ある意味、フォースの暗黒面に取り込まれずに済んだ「まだまだ序の口の人」な人が取材対象であり、本気でヤバい人は出て来ていないのかも。
付け加えて、記事にリネージュ、ウルティマオンライン、FF13など各種オンラインゲームの特徴と、それぞれにハマる人のタイプの比較もされていることが興味深いです。
ゲームばかりやってないで、たまには本も読みなさいよ、な一冊です。 -
Posted by ブクログ
せっかく世の中のしがらみから抜けられる架空の世界を見つけて
自由に遊べる場所に行ったはずなのに
又ぞろ、依存の関係に魅せられて誘惑にはまってしまう
相変わらず大地から切り離された根なし草の人たちが多いこと!
明治からの一律思想教育と戦後の企業戦士育成教育が個性を剥奪してしまったことが
この互いに傷付かない関係を強調するwinwin経済が作る平等意識が
個人を消して優柔不断な社会を作り出してきたのだと思う
無責任の極意は責任の転換先を差し当たって目の前にない
未来人に押し付けることのようだ
可愛いはずの自分の子供たちに付けを回して気付かない振りをしている
つまり見掛けの縄