河村有希絵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
思考の質を高める 構造を読み解く力
河村 有希絵
価格 本体¥1,500
ディスカヴァー・トゥエンティワン
文章、段落を、図示して、その構造を明らかにする
構造を整理してインプットする
構造を組み立ててアウトプットする
構造学習、文章の論理的な整合性、論理構造を読み解く力が問われている ⇒ 構造読解力
1 論説的文章を読んで、論理を読み解く
2 物語、情緒的文書を読んで、人の心情を読み解く
3 思考を組み立てて、解釈する/アウトプット
論理読解力のメリット
1 要点抽出し、素早く理解させる
2 発言の意図を考える癖がつく
3 わかりやすい、メモ、報告書がかける
4 ロ -
Posted by ブクログ
職場に、頭は良いと思う(学力はあると言えばいいのか、国立大学卒の人)のに、いつも何か的が外れてしまう人がいる。その人が、上司から質問された時に返す返答、とある課題の本質について論じる時、なぜそんな解釈になるのか、私には全く理解できない。当然上司や先輩からは「いや、そうじゃない、そんなこと言ってない」というコメントの嵐だ。この人、会議の場では結構辛いと思う。なんでこの人こうなるんだろう?といつも疑問だったのだが、この本から少しわかった気がする。論理構造がつかめてないのだ。上司に言われている内容の論理構造、課題の捉え方も論理構造がつかめていない。
多いのが、帰納法的な物事の捉え方だ。
そもそもこれ -
Posted by ブクログ
ネタバレ「構造を読み解く力」との出会いは、私の読書体験に新しい光を投げかけました。論理的思考と人間理解という、一見相反するように見える二つの要素が、実は深く結びついているという発見は、まさに目から鱗が落ちる体験でした。
著者の河村有希絵さんは、60年以上の歴史を持つ「構造学習」という教育メソッドを現代に蘇らせ、私たちの思考をより豊かにする道具として再構築してくれました。特に印象的だったのは、文章を読むという行為が、単なる情報収集ではなく、著者との対話であり、登場人物との心の交流でもあるという視点です。
グラフィックレコーダーとして活動する私にとって、この本は特別な意味を持ちます。なぜなら、無意識の -
Posted by ブクログ
『構造化』と『読解力』とは結局思考をすること、この意識があるかないかで大きく物事の捉え方が変わる気がしました。
構造化スキルに関する本は結構難しいものが多いイメージですが、この本は小学生の国語や新聞の社説などで簡単に実践ができる例もあり、行う量と比例して向上すると感じました。
特に、論理は世界共通で使える言語であること、伝える言語はあくまでも手段であり、どう結論〜結びまで構造化するかか、仕事においても必要である認識が強く芽生え、優先順位を上げたいと感じた。
また、人物の心情にを読み取ること=空気を読むと表現されていたが、『相手の背景やなぜそう反応するか』を意識しコミュニケーションするだけでも、 -
Posted by ブクログ
この本を読む前は読解力がない、表面的なところしか読み取れないのでなんとかならないかと思っていて、手に取った。
読んでみて、文章を分解し、何が一番言いたいのか、この文章は全体から見てどのような位置づけなのかを理解して、そのから主旨をあぶり出していくのだと理解した。理解の仕方は人それぞれではあるものの、一定の法則があるように感じられた。
文章の構成を理解することが自分には難しいと感じた。一文一文を分解して構造化(図示化)していくことがなかなか骨の折れること、正解がない中で作っていくことが大変だなと思った。どうしても正解を求めてしまう自分にとっては正解のない問題に取り組むことがしんどいなと思ってしま