河村有希絵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
思考の質を高める 構造を読み解く力
河村 有希絵
価格 本体¥1,500
ディスカヴァー・トゥエンティワン
文章、段落を、図示して、その構造を明らかにする
構造を整理してインプットする
構造を組み立ててアウトプットする
構造学習、文章の論理的な整合性、論理構造を読み解く力が問われている ⇒ 構造読解力
1 論説的文章を読んで、論理を読み解く
2 物語、情緒的文書を読んで、人の心情を読み解く
3 思考を組み立てて、解釈する/アウトプット
論理読解力のメリット
1 要点抽出し、素早く理解させる
2 発言の意図を考える癖がつく
3 わかりやすい、メモ、報告書がかける
4 ロジカルでストーリのあるプレゼンが組み立てられる
5 ミーティングや面接で聞かれることに的確に答えられる
構造学習
基礎学習 漢字、熟語、語法、文法、朗読
基本学習 理解、表現
応用学習 味わい、批判、表現
3プロセス10操作
第一構造:洞察思考(見通し学習)
①問題発見
②大きなふりわけ
③問題洞察
④問題安定
第二構造:分析・統一思考(要点のふりわけと重みづけ学習)
⑤洞察の安定確認
⑥要点分析思考
⑦要点統一思考
⑧実証
第三構造:意思決定思考(ねりまとめ学習)
⑨洞察・分析統一思考の安定確認
⑩高次の洞察へのまとめ
■論理
先を見通す力を鍛える
①多くを体験し、情報に触れ、データベースを豊かにする
②文章を読む際に、先の展開を意識的に予想してみる
最も言いたいこと:筆者の主張
⇒ 主張される側としては、その根拠が知りたくなるもの
まず全体を読み、筆者の言いたいことを直感的につかむ
形式段落のひとかたまりの文章を把握する
意味段落、意味としてまとまっている段落を把握する
意味段落を中心として、文章の構造をつかみ、文章全体で言いたいことを把握する
書く時
①もっとも言いたいことが明確であること
②最も言いたいこと、ほかに書かれていることの関係、構造がわかりやすくビジュアル化されている
が重要です
主張と根拠の関係 ⇒ 演繹法、帰納法
段落構成の3パターン
①CREC(Conclusion:主張・結論、Reason:根拠、Examples:事例、Conclusion:主張・結論)
②導入・内容・結論
③起承転結
題材選びのポイント
①書かなければならないこと
②自分が書けること
③自分が書きたいこと
■心情
人物像を読み取ること
登場人物たちの心情を読み取ること
その場の空気を読み取ること
どちらが正解、不正解ということではなく、いろいろな考え方や感じ方があることを知る
相手の心情を読み解こうと努力し、想定して向かう
気に入った小説の主人公や、気になる脇役の心情をある一文におけるシーンについて口語で書いてみる
■思考
国語力がないと、他の科目でも苦労する
図式化してみる 構造化されている文章もあれば、そうでない文章もある
構造を読み取ることができれば、自分で構造を組み立てることができる
問題は、読み手が何を求めていて、そこに当てはまるこをどうわかりやすく伝えるか
議事録
①相手の現状を調べて書く
②目的を書く
③ポイントを書く
④詳細を書く
目次
はじめに
第1章 「構造を読み解く力」とは何か?
第2章 論理を読み解く
第3章 人物の心情を読み解く
第4章 思考を組み立てる
おわりに
サイズ 46判/ページ数 216p/高さ 19cm
商品コード 9784799329368
NDC分類 817.5
Cコード C0034
2023年03月25日第1刷
2023年04月04月第2刷 -
Posted by ブクログ
職場に、頭は良いと思う(学力はあると言えばいいのか、国立大学卒の人)のに、いつも何か的が外れてしまう人がいる。その人が、上司から質問された時に返す返答、とある課題の本質について論じる時、なぜそんな解釈になるのか、私には全く理解できない。当然上司や先輩からは「いや、そうじゃない、そんなこと言ってない」というコメントの嵐だ。この人、会議の場では結構辛いと思う。なんでこの人こうなるんだろう?といつも疑問だったのだが、この本から少しわかった気がする。論理構造がつかめてないのだ。上司に言われている内容の論理構造、課題の捉え方も論理構造がつかめていない。
多いのが、帰納法的な物事の捉え方だ。
そもそもこれってこうですよね、という前提条件からズレているからそうなる気がする。(ユリイカ。一年一緒に働いてようやくわかったぞ!) -
Posted by ブクログ
ネタバレ「構造を読み解く力」との出会いは、私の読書体験に新しい光を投げかけました。論理的思考と人間理解という、一見相反するように見える二つの要素が、実は深く結びついているという発見は、まさに目から鱗が落ちる体験でした。
著者の河村有希絵さんは、60年以上の歴史を持つ「構造学習」という教育メソッドを現代に蘇らせ、私たちの思考をより豊かにする道具として再構築してくれました。特に印象的だったのは、文章を読むという行為が、単なる情報収集ではなく、著者との対話であり、登場人物との心の交流でもあるという視点です。
グラフィックレコーダーとして活動する私にとって、この本は特別な意味を持ちます。なぜなら、無意識の理解を意識的な表現へと変換する過程が、まさにグラレコの本質と重なるからです。構造読解力は、私たちの無意識の理解を可視化し、他者と共有可能な形に変換する技術なのです。
本書の特に魅力的な点を挙げると:
- 論理的思考と感情的理解を統合する新しい読解アプローチ
- 実践的な3つのメソッドによる具体的な学習方法
- 沖山光の構造学習をベースにした深い理論的背景
- 現代のビジネスパーソンにも応用できる実用性
また、本書を読み進めるうちに、次のような気づきが生まれました:
- 文章の「構造」を理解することは、著者の思考プロセスを追体験すること
- 物語の登場人物になりきることで、人間理解の幅が広がる
- 論理と感情は対立するものではなく、相互に補完し合う関係にある
この本は、読解力向上のための実用書という枠を超えて、人間の思考と感情の関係性について深い洞察を与えてくれる良書です。著者の丁寧な説明と豊富な具体例により、複雑な概念も自然に理解できる構成になっています。
私は、この本との出会いを通じて、文章を読むという行為の奥深さを再発見できました。それは、論理と感情を行き来しながら、より豊かな理解へと導いてくれる、知的冒険の旅のようでした。 -
Posted by ブクログ
『構造化』と『読解力』とは結局思考をすること、この意識があるかないかで大きく物事の捉え方が変わる気がしました。
構造化スキルに関する本は結構難しいものが多いイメージですが、この本は小学生の国語や新聞の社説などで簡単に実践ができる例もあり、行う量と比例して向上すると感じました。
特に、論理は世界共通で使える言語であること、伝える言語はあくまでも手段であり、どう結論〜結びまで構造化するかか、仕事においても必要である認識が強く芽生え、優先順位を上げたいと感じた。
また、人物の心情にを読み取ること=空気を読むと表現されていたが、『相手の背景やなぜそう反応するか』を意識しコミュニケーションするだけでも、相手に対する対応方法や自分の解釈の仕方ももっと深く思考できると感じた。
主人公だけではなく、脇役の方の心情も考えることもおすすめと書かれていたが、今後小説を読む際は『自分だなら〜』、『この人は〇〇だから〜の思考をしたのでは?』をもっと意識して読みたいと思いました。 -
Posted by ブクログ
この本を読む前は読解力がない、表面的なところしか読み取れないのでなんとかならないかと思っていて、手に取った。
読んでみて、文章を分解し、何が一番言いたいのか、この文章は全体から見てどのような位置づけなのかを理解して、そのから主旨をあぶり出していくのだと理解した。理解の仕方は人それぞれではあるものの、一定の法則があるように感じられた。
文章の構成を理解することが自分には難しいと感じた。一文一文を分解して構造化(図示化)していくことがなかなか骨の折れること、正解がない中で作っていくことが大変だなと思った。どうしても正解を求めてしまう自分にとっては正解のない問題に取り組むことがしんどいなと思ってしまう。
第4章の思考を組み立てるというのは、自分にとって耳の痛い話だった。論理的思考が苦手な自分からすると難しいと思ったからだ。思考を構造化することが説明されていて、論理的思考を養いたいひとにとってはここを重点的に読むと良いと思う。
総じて自分にとっては難しい内容であり、これを理解し、実践していくことが次のステップにつながると思った。