松田治のレビュー一覧

  • トロイア戦争全史

    Posted by ブクログ

    トロイア戦争の全体とその時代の人間、ギリシャの神々の関わりを把握するのに適した本。文章も読みやすく、またストーリーも楽しめる。

    0
    2012年05月24日
  • トロイア戦争全史

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    壮大なギリシャ神話の一大要素、トロイア戦争を主題とするギリシャ、ラテンの古典作品は数多い。しかし、いずれもが戦争の一部を記すのみで、その全容を語るものはない。本書は、これら古典群の記述をジグソーパズルを組み上げるように綴り合わせ、発端から終焉に至るまで、戦争の推移と折々のエピソードを網羅して、その全貌を描いた物語である

     2009年6月20日購入
     
     2009年7月2日初読

    0
    2012年11月20日
  • トロイア戦争全史

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    トロイア戦争の流がわかりやすくって良いですね。これを読んでから『イリアス』『オデュッセイア』『アイネアス』『トロイア戦記』などを読んだほうがつかみやすいですね(笑)ほかの方も書いてますがヤッパリ地図があったほうがいいですね(笑)

    0
    2025年11月24日
  • トロイア戦争全史

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     端的な感想は、「歴史好きにはおすすめできる面白さ。一般には薦めづらい」という所でしょうか。

     私には、文学作品や歴史作品はやはり一次文献にあたりたいという欲がありますが、やはり分量的・金銭的・そして時間的制約からなかなか難しいものです。かといって入門書のように紹介やあらすじだけだったり大枠を示しただけでは今一つ深みを感じられないという場合もあります。

     本作は広大なギリシア神話・歴史の中でトロイア戦争にフォーカスし、その過程をつづったもの。
     本来トロイア戦争の記述は、ホメロスの『イリアス』や『オデュッセイア』、ソポクレス『アイアース』、クイントゥス『トロイア戦記』など、知ってたり知らな

    0
    2021年05月16日
  • ギリシャ神話集

    Posted by ブクログ

    紀元後2世紀頃、ローマの一般大衆へギリシャの神話世界を伝えるために編まれた、277話からなる神話集。壮大なギリシャ神話の全容を網羅的に扱うためか、神話の骨子や人物の事績等がきわめて簡潔に綴られていて、作者は事典的性格を意図したものと推測される。作者のみが伝える神話要素も含み、ギリシャ神話の研究者・愛好家必読の書。本邦初訳。
    シシフォスとは?

    0
    2009年10月04日
  • トロイア戦争全史

    Posted by ブクログ

    神話と史実の境目。
    ゼウス、ヘレ、ポセイドン、アポロン。名だたるギリシャの神々が登場するが、神話と一線を画しているのは、その力の顕現について。物語の主役はあくまで神の子供たちであり、神はけっして御身を晒さず、ただ天の災いとしてその力を示すのみ。どのように語り継いでこられたかによるところであろうが、現代に続く人間の物語としての位置づけが伺い知れる。
    本書はその伝承の全容を語るものであるので、その変遷については、また別の研究が必要だろう。登場人物が多すぎるうえに前日譚、後日譚が不足しているため人物像は掴みにくいが、物語と神話と歴史を一つに楽しめる一冊。

    0
    2018年10月20日
  • ギリシャ神話集

    Posted by ブクログ

    ローマ人のためのギリシャ神話。
    非情に簡潔に書かれているのが特徴です。
    その反面、人名や数にやたらこだわっているのが面白いです。

    0
    2010年11月07日
  • ギリシャ神話集

    Posted by ブクログ

    これねー・・・わたしがばかなだけかもしれませんが、すごい難しかったです。ゆっくり読み薦めていかないと理解ができない。
    そしてなんといってもギリシャ神話はとにかく神様が多い!!名前を覚えるのも一苦労です。(名前と誰の子供か、とかを頭に入れておかないと神話読めません)
    現地の人の本を和訳してるからなんでしょうか。言い回しと表現がちょっと日本語的に「ん?」な部分が多く、2、3回読み返してしまいます。わたし割りと一回で理解してどんどん読んじゃうタイプなんですが、これはすごいじっくり読まないといけない感じです。

    もうちょっと分かりやすくしてくれるといいのにな・・・
    折角個性的な神様いっぱいいるのに・・

    0
    2009年10月04日
  • ローマ建国伝説 ロムルスとレムスの物語

    Posted by ブクログ

    タイトルの通りの内容。
    ローマ建国にまつわる伝説を歴史ととらえるのも厳しい話ではあるが、都市ローマの、あるいはローマ帝国のアイデンティティを、またはローマ建国に絡めての古代ローマにおける思想・世界観というものを考える一助としての物語とすれば有益か。
    いづれにしても歴史における伝説の扱い方の難しさを考えさせるものであった。

    0
    2009年10月04日