【感想・ネタバレ】ローマ建国伝説 ロムルスとレムスの物語のレビュー

あらすじ

ローマ建国をめぐる英雄 ロムルスとレムスの生と死

大叔父の謀略により、生後すぐ捨子とされた王家の正系、双子のロムルスとレムス。2人は狼と牧人に養われ、長じて大叔父を討つが、ロムルスとレムスが覇を競い、ロムルスが勝者となってローマを興す――ローマ建国伝説である。この物語を、古代の史書等に拠りつつ、ロムルスの生涯を柱に再話。併せて物語を構成する諸要素を分析し、その意味を探る。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

タイトルの通りの内容。
ローマ建国にまつわる伝説を歴史ととらえるのも厳しい話ではあるが、都市ローマの、あるいはローマ帝国のアイデンティティを、またはローマ建国に絡めての古代ローマにおける思想・世界観というものを考える一助としての物語とすれば有益か。
いづれにしても歴史における伝説の扱い方の難しさを考えさせるものであった。

0
2009年10月04日

「学術・語学」ランキング