ポール・ロバーツのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
経済を構成するひとつのアイテムとなってしまった食べ物の今と将来についての話。安い食べ物、安定供給される食べ物の裏に、添加物や農薬、土壌崩壊などの背景がある。化学肥料で土地はやせるし、オーガニックなものの多くは実は循環型になってはいない。そんな世界に、肥満と飢餓で苦しむ人数が同じぐらいいる。
この背景にはどんな理由があるのか? 人口増? 生産者の怠慢? 食品会社の利益のため?
一番の黒幕は、それらの背景で、「もっと安いものを安定供給しろ」と圧力をかける消費者たる僕たち…
いいものをより安く、なんてやっていると、そのツケが溜まっていくことを、これでもかと紹介されてしまいました。