ポール・ロバーツのレビュー一覧

  • 食の終焉

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    500ページ以上の超盛り沢山&濃い内容。スーパーには当たり前ように食材が溢れているけど、それが簡単に崩れ去る日が来る可能性が高いことを実感。

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    2012年09月29日
  • 食の終焉

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    ジャーナリズムとしては一級品。だけど読むのはちとつらい。経済合理性のあくなき追求と、人間の本能の間には何かないのかという思いにかられる。そこにギャップがないと、こういった類の問題は解決に向かう気がしない。肉を食べるの気が引ける

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    2012年08月10日
  • 食の終焉

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    食を取り巻く多くの不安材料。人類が初めて経験している広範囲の過剰カロリー摂取社会は持続可能なのでしょうか。勿論、同時に飢餓状態のエリアも多く存在したままなのですが。 

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    2012年08月09日
  • 食の終焉

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    誰も幸せにしないシステム、というものを生活と一番身近な食から捉えた良書。何気なく買っている食品、レストランの食事、全てに背景がある事を感じざるを得ない。だからと言って、何をしたら良いのかは簡単に答えがでないが(お金持ちではないから、食を選び放題にはならない)、一つ一つの食品を知り、自分に与える影響を考えていきたい。

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    2012年07月11日
  • 食の終焉

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    世界の食経済の仕組みとその問題点について述べた本。
    最大のメッセージは、現在の食経済をこのまま続行するのは不可能という予測。

    数値に対して価値ニュートラルではなく、
    明確に現在のシステムに対する批判の眼差しを持っている。

    分析の正否は判断できないので、うーん、そうなんですかーとしか言いようがない。

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    2012年06月04日
  • 食の終焉

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    経済を構成するひとつのアイテムとなってしまった食べ物の今と将来についての話。安い食べ物、安定供給される食べ物の裏に、添加物や農薬、土壌崩壊などの背景がある。化学肥料で土地はやせるし、オーガニックなものの多くは実は循環型になってはいない。そんな世界に、肥満と飢餓で苦しむ人数が同じぐらいいる。
    この背景にはどんな理由があるのか? 人口増? 生産者の怠慢? 食品会社の利益のため?
    一番の黒幕は、それらの背景で、「もっと安いものを安定供給しろ」と圧力をかける消費者たる僕たち…
    いいものをより安く、なんてやっていると、そのツケが溜まっていくことを、これでもかと紹介されてしまいました。

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    2012年05月16日
  • 食の終焉

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    食に関する「危機」が書かれているが、なるほどジャーナリストが書いたのだなと思わせる執拗なまでの煽りに溢れた悲観論を感じる。
    ある章では、穀物が溢れて価格が下落し農家の生活が危ない、と煽ったかと思えば、別の章では、食糧確保が困難で危ない、などと、煽りまくる。
    つまり、ある場所だけでは溢れていたり枯渇していたりと極端であるが、世界的に目を向ければ、大体は食料が足らなくなるだろう、という事なんだろう。
    インフルエンザの爆発が危惧されているが、別のウィルスでパニックになっているとは著者も思わなかっただろう。

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    2021年02月15日
  • 食の終焉

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    食のシステムとしては全体を見るという意味ではよくまとまっているが、主義主張という点では著者の想いが先行し、複雑な背景も相まって綺麗にまとまっているとは言い難い。農業史的な意味では「食糧と人類」が、フードチェーン的な意味では「フードトラップ」が良い枕となったし、本書をきっかけに農業経済の分野としての必要性・重要性についても理解できたと思う。答えを知るための本ではないが、興味のきっかけを持つ本としては十分と思う(その割にはちょっと長いが)。

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    2019年04月14日