洋介犬のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネクロフィリアVS元、殺人鬼。恐ろしいものを見た。高度な心理戦、読み合い探り合い、ブラフにハッタリ最後は幸運すら仕込む、息すら忘れる展開だった。構成の複雑さが深い余韻を与えてくれる。恐ろしいのは、この構成力だった。
いくつものキーワードを交差させ、期待とミスリードを貼り、仕込み、独特のカタルシスに持ち込む。バトル漫画のような盛り上がりがあった。
しかし余韻は熱いものだけでなく、ほの暗いものも残す。人とは思えぬグロテクスさに……絵ではない、グロテクスな思想思考に当てられた。だがそれもエンタメとして昇華されている。凄い漫画だ。リアルに2時間ぐらい、奇妙な読後感に囚われ、何もできずにいた。 -
購入済み
自分の視点の歪みを実感する
ありきたりだけれども大切な事とは何なのかを考えさせされる1冊でした。
世の中の出来事やそれに対する報道に関して思うこと、
その思考に至る心理やそれを利用する人の思惑が分かりやすく描かれています。
日頃の出来事に対して「何故?」という気持ちに重きを置く人には凄くささると思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレこれは、ヤバイイ漫画である。
当然と言えば当然なのだが、ここに感想を投稿するってコトは、自分が「良い」と感じた漫画を他に読んでもらいたいからである。漫画読みなら、大抵の者ならば持っているであろう「欲」だ。
しかし、この『ジゴサタ~地獄の沙汰もお前しだい~』をお勧めすると、「コイツ、頭がxxxなんじゃねぇか」と思われそうだな・・・まぁ、いいか、今更だし(笑)
先にも書いたが、ともかく、ヤバヤバしい。描写も、ストーリーも、キャラも、とにかく、グロくて、スプラッタで、バイオレンスを凝縮している。
ぶっちゃけたとこ、洋介犬先生の絵柄だからこそ、ギリギリ、何とか読める。それこそ、『職業・殺し屋』の西川秀 -
ネタバレ
スカッと懲悪、ぽろっと感動。
現代の法律が支配する社会で罪が軽い人間もあの世でしっかり苦痛を負うような裁きを受けてて、気分も思わずスカッとしちゃいます。またこの世で真面目に生きていた人も現実で辛い挫折をして、犯罪を犯してしまった人も救いがあっていい作品だと思います。
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Posted by ブクログ
「面白い」もしくは「つまらない」って感想、評価を下せる代物じゃない
印象に残らない作品であれば、感想を書く必要もないが、こうも強く刻まれてしまっては、厄落としも兼ねて、ここにレビューを乗せ、生にぇ・・・ファンを増やさないとならん
まぁ、最後まで読んでいただければ、ありがたい
この『ノロイファクトリー』に限った事じゃないけど、洋介犬先生の作品ってのは、読むタイミングが難しい
朝に読むと気分が悪いままで一日を過ごさなきゃならん。昼も、午後が憂鬱になる上に、他の作品が頭に入って来なくなる。夜は夜で、夢に出てくる可能性が高すぎる
色々と悩んだ結果、私としては夕方に読むのが無難かな、と結論付けた。前から