mokoのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
小湊悠貴先生の著作のファンであれば緩く繋がっている話なのでお勧め。
家事代行サービス会社に勤める調理師「都」が受注販売の和菓子屋のお宅に行くところから幕開け。北鎌倉というどちらかと言うと観光地ではない鎌倉の雰囲気感じる物語。
私は北鎌倉に祖父母宅があったので、小学生までは毎夏行っていました。おそらくは祖父母宅に向かうあの道の途中の何処かを舞台にしているお話だと感じました。
今はもう祖父母は亡くなり、その家も人手に渡りましたが、当時の懐かしさを感じながら読みました。
今はもうないとは思いますが、その道に甘味処もあって、行き帰りに寄ったこともあります。あの情景が鮮やかに再生されて少し切なく読み終 -
Posted by ブクログ
北鎌倉の花桃屋敷を舞台に、家事代行サービスで訪れる主人公と、どこか浮世離れした菓子職人の一成、営業兼経理担当の恭史郎の関わりを四季折々の甘味とともに綴られる物語。
物語が春から冬へと進む中で、桜餅や抹茶パフェ、抹茶クリームあんみつ、白玉ぜんざいといった甘味が登場。どれも美味しそう。ほっとして心が安らぐ瞬間ってやっぱりお茶と甘いものだよね。
屋敷内は情緒溢れる雰囲気でお花も出てくるので情景が目に浮かぶ。
再開したカフェにも行ってみたい。
私自身も和菓子が好きなので、読んでいると自分も花桃屋敷を訪れたような気持ちになった。
一成のお兄さんのお話だけまだ謎のままなので続きそうなきがする。