渡辺智之のレビュー一覧

  • 2050 老人大国の現実 超高齢化・人口減少社会での社会システムデザインを考える

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    現状の社会保障制度は、経済成長の神風待望論に依存するだけで、現実を直視していない。
    超高齢化社会の進展により、今の社会保障制度は破綻する。
    現実を直視し、小手先の立て直しではない、中長期的な改革が必要である。

    高度経済成長期の原動力は、人口増加や都市への人口流入、円高基調などの条件が整っていたが、その後、前提が変わってしまった。
    その中で、持続的経済成長を夢見ているだけ。

    社会保障制度の問題の解は、この国の成り立ちの根本にまで踏み込み、国家観の大きな転換を踏まえたドラスティックなグランドデザインの見直しを行う必要がある。

    現行の年金制度をいったん精算し・新たなナショナルミニマム国家を目指

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    2025年10月25日
  • 2050 老人大国の現実 超高齢化・人口減少社会での社会システムデザインを考える

    Posted by ブクログ

    この本は日本人全員が必読の1冊です。2025年、2050年に起こる問題。人口統計データほど正しい答えがある先はありません。日本人の未来について、非常に厳しい内容の1冊ではありますが、問題の本質を自らのこととして捉えるためにも読んでいただきたい1冊です。

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    2014年04月25日
  • 2050 老人大国の現実 超高齢化・人口減少社会での社会システムデザインを考える

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    強烈な本です。

     年金問題を取り上げた記事はよく見かけますが、この本では、超高齢化・人口減少社会となる日本がどのような姿になるかを予想します。節目でいうと、団塊の世代が後期高齢者になる2030年、団塊ジュニアが後期高齢者になる2050年(老齢者割合のピーク)、人口構成が安定する2080年。

     1.年金 受給年齢を75歳に引き上げても現在ある積立金は2030年、早ければ2020年代後半には枯渇する。

     2.介護保険 現状でも半額は国と地方公共団体が負担しているが老齢者の絶対数の増加により現在の公的部門の負担額は7.9兆円から19兆円まで増加。

     3.生活保護 このあと、資産形成できずに

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    2013年01月08日
  • 2050 老人大国の現実 超高齢化・人口減少社会での社会システムデザインを考える

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    社会保障制度の将来の危機を予測し警鐘を鳴らしている。将来を予想することは難しいが、人口動態からの予測は確実におこる未来で、真剣に耳を傾ける必要があると考えている。この本では、最初に人口減少と高齢化比率の高まりで日本のGDPは縮小する方向にあり、持続的な経済成長はないと断じている。一方で、現在の年金などの社会保障の維持には持続的経済成長が必要で、根本的に思想を変える必要があると説いている。現在のアベノミクスでも、経済成長が先で抜本的な改革は後回しにするという歴代の政権と方向性は同じと言え、将来に禍根を残す可能性が高まったと感じる。
    団塊ジュニア世代が後期高齢期(75歳以上)を迎える2050年の姿

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    2013年05月06日
  • 2050 老人大国の現実 超高齢化・人口減少社会での社会システムデザインを考える

    Posted by ブクログ

    長期的に見て、国内の労働者は、付加価値を生み出せる一握りの労働者と超単純作業を行う労働者に二分される可能性がある
    我が国のGDPの長期的な縮小傾向は避けられない
    2050年に4割減小し、一人あたり実質GDPは2割減少
    為政者のみならず、我々国民が「最善を期待するのではなく、最悪を想定する」姿勢を持つ
    ハイパーインフレ(45−49年で物価が98倍)
    2050年 団塊ジュニアの4−7割が基礎的支出を賄えないレベルの貧困状態
    積立金の枯渇 厚生年金2020年代後半 国民年金で2030年
    このままでは社会保障のみならず、日本社会の機能不全が近い
    今我々国民に求められるのは、現実可能のほとんどない「持続

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    2012年11月09日