平野国美のレビュー一覧

  • 看取りの医者
    人生の終末のことについて、大変重要だけれど、避けたくなる問題。
    しっかりと考える機会を得られたことに感謝。
    最期をどこで迎えるか。
    大切な人の最期をどこで迎えさせてあげるか。
    考えておきたい大事なこと。
    「自分の家での最期を」と願う人々の味方、訪問医療に取り組み、自宅での療養する人々を見守っている医...続きを読む
  • 看取りの医者
    多くの患者との関わりを通じて、一人の医師が「看取りの医者」になっていく。その思いや、仕事に臨む気構えのようなものがよく伝わってきて、言葉は変だが楽しく読めた。「自宅で死のうよ」という呼びかけが、心にストンと落ちてくる。
  • 看取りの医者
    自分が学生時代を過ごした町での、在宅診療・看取りをテーマにしたドキュメント短編集。
    最後は亡くなる方の話が中心ながら暗くないのは文体もさることながら、実体験が暗くない場合が多いからなんだろーか。
  • 看取りの医者
    昔は8〜9割を超えるような自宅での死が
    今は病院でのそれへと変わっている。
    そこに死にゆく人の真意は反映されているのであろうか?

    兼ねてから、死というものへの考えを巡らすようになっていた私たち夫婦。
    病院へいくということ、薬を飲むということ、
    手術という選択についても、よく話し合っていた。

    医師...続きを読む
  • 看取りの医者

    自宅で死のうよ

    老健に勤務していますが、やはり最期を施設で迎える方が多くいます。DNRを希望される御家族も増えていますが、自宅で看取るケースは稀です。
    家族介護や、『ぽらりす』のような所で仲間に看取られるのは幸せなケースだと感じます。多くの方の支援は必要ですが、住み慣れた自宅で安らかな顔で逝けることが、一番だと思い...続きを読む
  • 看取りの医者
    【読書その24】終末期医療の訪問医である平野国美氏の著書。自分自身、介護保険の「看取り」を支える様々な制度を所管する仕事をしているが、「看取り」のイメージがわかなかったため手に取る。本書では、数多くの「看取り」を続けてきた医師が現場で見て、その中で考えてきた「人にとって最もふさわしい最期の場所」とい...続きを読む
  • 70歳からの正しいわがまま
    センテナリアンのための本かと思って手にしたけど、
    訪問医療の医師の話だった。

    184ページの

    「もう70代なのだから」
    と自分に年齢制限をするなんて
    ばかばかしいらことだ。

    と言う記載には両手を挙げて賛成だ。

    40代で歳だ、年だ
    と言ってたヨシダくん。
    ネガティブな発言が多くなりいつか疎遠に...続きを読む
  • 看取りの医者
    これを医療小説と思って読んではいけない。
    これはこの著者である医師の診療記録です。

    終末期医療について考えさせられるが、自分の家族となるとやはり延命治療を希望してしまうんだろうなぁ