安積遊歩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この本を読んで思ったことは、いのち に関すること、人間の尊厳に関するこ とに対する議論が、もっと多くの人の 生活のなかに、日常的に根付かなけれ ばならないということである。 競争の激しい社会では、利益を生み出 すために、議論する間も ないほど急速 にいのちの市場化が行われている。「 出生前診断」や、「精子バンク」など がその最たる例である。 著者によると、出生前診断を行い、子 どもに障害があることが分かった女性 の9割が中絶を選んでいるという。 残 りの1割の女性も、障害がある子ども の身体をそのまま大切 にしようという 母親は多くないだろう。例えば、指が 6本ある 子どもが産まれた場合、6本
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Posted by ブクログ
著者からの寄贈本。
「本の題名に「宣戦布告」ということばをつかったのは、優生思想社会に敢然と立ちむかおうという思いから」(p.197)と記載があるように、著者の優生思想社会への不満が随所に記載されている。
また同じ病気の子どもの子育てを通じての不安や葛藤は、同じ病気の子どもを子育てしている私自身にも当てはまることがあり、とても共感できた。
なお著者の一貫した優生思想社会への不満は、20年後にお子さん(宇宙さん)と共著した『多様性のレッスン 車いすに乗るピアカウンセラー母娘が答える47のQ&A』(ミツイパブリッシング、2019)にも記載されている。著者からしたら、20年経てもなお、社