あさばみゆきのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
なんとまさかの千方センパイ編終了やで~!
なんだよ総大将、もう終わりかよ~! と、思ったら6巻やった。そんなもんか。
そもそも、お役目やマガツ鬼のことも何も知らんかったモモちゃんが、ミコトバヅカイっていうお役目を知っていろんなものに立ち向かっていく姿勢を固めつつも、千方センパイの過去も(ひつこくない程度に)掘り下げて、最終的なオチが今回ついたっちゅう話。
毎回いうけど、めっちゃ面白かった。
ほんで、上記の流れを子ども向けに(かつフォーティーズもここまで楽しませてくれるように)まとめはった著者はすごいと思う。
もうね、もうね、最後のモモと矢神くんのあのシーンどおよ!?
キュンとかそれ以前に
「なんかどっかで見たことある・・・!」
と、一瞬思って、ハッと気づいたよ。
これ、ちょっと「とき〇きトゥナイト」ぽい・・・! 笑
なるほど、せやからついつい読んでまうんやね。
いやいや真壁くんほど矢神くんはツンデレちゃうけどさ、何かいうたら照れたりそっけなかったりするくせに、モモちゃんに対しては分かりやすく嫉妬したりするあたりがねー・・・。
80年代のヒーローかキミは! ちゅう具合で、ニヤニヤする。(・∀・)もしくはヒューヒュー言いたくなる。
あーでも、ニブチンなあたりがモモちゃんの無自覚小悪魔なところやのぅと思ってたのに、矢神くんへの気持ちを自覚しちゃったか~。
これ、次からどうなるんやろうね!
矢神くん、分かりやすくモテモテやから、モモちゃんとしては気が気じゃないよね~。
でもそういうところも、さらっと書いてくれそう!
そうやねん、著者の何が好みかって、さらっとしてる展開が好き。
今回もモモちゃんが矢神くんに対する気持ちを持て余しつつ、最終的に
「好きなんだわ・・・」
って気づいちゃうまでの展開が、それなりにジワジワやってるけどひつこくないねん。
類くんの性別がアレなことも、そもそも登場時からモモにはネタバレしてるし、今回も
「えっ、転入とかするのか!」
と、思った次のページでは全校的にネタバレしていて、性別を隠すためにあれこれいらん気を回す、みたいなめんどくさい展開がないのがいい(類くんもべつに隠してへんけどな)。
みずきちゃんとか、今回の柳さんも、そもそもモモちゃんがいうたら
「地味系女子」
やから、どうにも考え方が湿っぽいところもあるんやけど、そこもうまくさらっと書いてはると思うわ~。
あれこれ欠点はあっても、全然大丈夫、ちゅうテンションになれる。
それよりも没個性のほうが問題だよ、ちゅう、中高生には一番いうてほしい言葉やんね。
せやけども、みずきちゃんにとって類くんがアレなことは、「夢を壊す」わけではないと思うなー、モモちゃん・・・、と、思っていたら案の定ネタバレ後もみずきちゃんはエンジンがフルスロットルやったので
「やろうなあ」
と、これまたにやにやした。
みずきちゃんは完全に腐の世界へやってくるコでしょうよ。笑
占いに頼りすぎるかァ・・・。毎度毎度、ほんまに
「ウッ」
てくるテーマを放りこんできはるよなあ・・・。(;^ω^)
12月からこっち、人間関係でめっちゃ気重になっている私は、いつになく占いを見てるよ。
毎日占いを見て、運勢が良ければわってなるし、悪かったらガックリくる。
そんなに占いにテンションの上げ下げをゆだねることも今までそうなかったので、どこまで他力本願やねんと最近になってようやくおもいはじめてきたところ・・・。
こうすれば、うまくいくよ
と、いう指針を教えてくれるというなら、今の私ならそれにすがってしまいそうやわ。
それって、考えることも責任を取ることも完全に放棄してるよね。そのくせ、当たり障りなく過ごせればいいなんて甘い汁だけすおうと思ってる。
当たり障りなく過ごすためにはそれなりのバランス感覚がいるよねー。
ほんで、その、バランス感覚というのが、人間関係においてひじょうに難しいと思う。
しかしモモちゃんと矢神くんはすんごい可愛くて、うっかり二次創作したくなるぐらい。
いや、子ども向け小説で二次創作とか、やめとこう。そこはあかんやろ。
あと、千方センパイとの最後のシーンで、モモちゃんが
「涙がふきでてきちゃいそう」
と、いうたのにはこっちこそちょっとふいたよ。
ふきでるのか。そんなにか。笑
ほんで、モモちゃんちと矢神くんちがバルコニーで行き来してるから、勝手にマンションのお隣部屋同士なんかと思ってたら、モモちゃんちは戸建てか。
ほしたら矢神くんちはあれやな。
マンションというよりハイツ的なあれやな。
(そこまで設定考える?)
いやいや、それやったらまだ、一人で住んでても・・・、いや、あかんやろ、小学生やで!? 五年生やろ!?
この小説、せめて中学生・・・いやも高校生設定にしてほしかったなあ・・・。
(ちゅうか高校生で読んでるけどな)
千方センパイ、この先ちょろちょろ登場するんかなー。
(2017.03.05) -
Posted by ブクログ
このシリーズの挿絵はかなり好みなんやけど(画風が)、表紙の矢神くんはナイわ~(笑)!!
なにこのヤンチャボーイみたいな立ち方! しかも黄色のトレーナーて! シューティングスターて!!
矢神くん、そんなはっちゃけた子ちゃうやろ。
案外中学生らしさを醸し出してくれた、そんな表紙でございました。
(でも好き) どーん
さて、今回は矢神くんの実家へ(モモ一家が)行き、矢神ファミリーとの顔合わせという
結納か!!
ちゅうような展開やったけれども、相変わらず面白かった。
そこに類くんまで登場して、類くんの性別を(矢神くん限定で)誤解するというネタ、いつまで引っ張ってくれんのかしら。
いやもう大好物やけど。
モモちゃんも相変わらずふにゃふにゃやけど、そこが可愛いんだよねー!
最近はわりとスパッとしてる主人公ちゃんが多い気がするので、こんなふうに優しさと優柔不断が紙一重の女の子もいいなあ、と、思います。
がんばれ、モモちゃん!
そしてニブチンなのも、ほどほどにネ★ ←いやここも大変おいしくいただいておりますが
ニブチンでも5メートルの木登りができるって、めっちゃすごいけどね!?
5メートルやで!? 2階か3階ぶんの高さがあるよね? 無理無理無理無理!!
今回登場した史さんという矢神家の長女は、すでにモモちゃんと面識があるらしい。
それもこれも、角川つばさ文庫の人気タイトルだけを集めた短編集があって、そちらで登場したみたいね。
短編集・・・。読まなあかんな・・・。笑
このシリーズはほんまに面白いと思う。
くどいようやけど、小学生向けでこういう本があるっていいなあ、と、現役小学生がうらやましくなるぐらい(笑)。
もちろん、筆と墨で鬼と戦うっていうトンデモ設定に、主人公ちゃんとヒーロー(?)のちょいらぶもあって、そこに主従関係も絡めるとかBL以外のほとんどのおいしい要素を放り込んできてくれる王道やと思うんやけれども(笑)、今回明らかになった(と思う)千方先輩の出自が、
「えーー!?」
って、なりました。@40才
いやそれは、予想してなかった。そういうことか。
しかもここで、モモと千方先輩の妹が出会うとか、これも伏線ってことかな。
なんでかつての千方先輩がマガツ鬼を飼いならそうと思ったのかのくだりはまったく書かれてないけど、ここだけでもまるまる1冊ぶんのエピソードはありそう。
今まではわかりやすい「悪役」やった千方先輩にもこれは事情があるでー・・・。
勧善懲悪でない関係性・・・。もう完全に、大人向けだよね・・・。
子ども向けなら勧善懲悪でいいと思うので千方先輩のエピソードははしょっていいけれども、ますます著者の別名義の本が読みたくなってきたよう・・・。
あさば深雪という名義で角川ビーンズ文庫から出されているようです・・・。
著者はきっと、優しいんやろうなあと思う。
物事のうらっかわもちゃんと見ようとしていて、そこにある理由をきちんと理解しようとするモモちゃんは、著者そのものなんじゃないかなと(勝手に)想像している。
そのぶんいろんなことを受け止めねばならず、身動きが取れなくなることもあるようやけど、今回だってそう。
マガツ鬼の行く末がたとえどうなろうと、「それがお役目だから」と、割り切ることができる矢神くんや類くんに背中を押されて、モモちゃんはなんとか前に進んでいくんやなあと思った。
割り切ることだって絶対に必要。
とはいえ、なかなか割り切れない人もいる。それを優しさというのか、ずるさというのかはそれぞれやけど、優しさを持つ人が「ここ」っていうときには割り切る潔さも備えられたら、結構、無敵じゃない?
「その場を丸くおさめたくてとりあえず謝っちゃう」なんてこと、ある、ある! ほとんどの人がそうな気がする。
でも「謝れないこと」も、それぞれあるよね。
ここは絶対に譲れないってところがある。
そういうときに曲げない姿勢。曲げないかわりに何かを切り捨てないとあかんという強さ。
モモちゃんがいうように、最初から強い人なんてきっといない。
たくさん間違えて、震える気持ちを押し殺して進んでいくうちに強くなっていくんやわ。
わかってるけど、それってきついよね。
きついけど、そうやってがんばっていく姿は、すごくすてきだとも、思う・・・。
(本音をいうと、ゆるく生活していきたいんやけど)
強くなるためには間違ってもいいし、怖がってもいいんだわ。
大事なのは、「判断する」と、いうことか。何が正しいのか自分で考えて、決めるということが「強さ」につながるのか。
なるほどね。
他人に決めてもらえることほど、楽なことはないもんね・・・。
いつもいつも、モモちゃんは何かの決断に迫られている。
戸惑いながらひとつずつ目の前のことを決断していく姿は「いいなあ」と、思えるし、その「決断」が、たとえばみんなの前で発表することだったり、矢神くんに挨拶をすることやったり、と、案外ちいさい。
そのささいな決断が少しずつモモちゃんを強くして、ミコトバヅカイとして大切な決断をたがえないようにしていってくれるのかも。
モモちゃんにはそんなふうになってほしいな!
イヤほんま、なんでかモモちゃんは純粋に応援したい。そんな目線で読んでしまうわ。笑
あと、「幻」と「予」の象形文字が同じというハジメさんのトリビアはめっちゃ面白かった。
機織りの糸か・・・。
機織りってかなり尊い仕事に書かれるよね。というか、尊くない仕事はないか。
そういうことか。
(2016.12.24) -
Posted by ブクログ
食べても食べてもお腹が減って、すぐに倒れてしまう18歳の小鳥は、原因不明のまま病欠続きでついに高校を留年してしまう。
ある日、行き倒れていたところ料理人だという頼兼に助けられ、「僕と結婚しませんか?」と提案されて……。
どれだけ食べてもすぐお腹を減らしてしまう小鳥と、小鳥の空腹を唯一満たせる頼兼との、鎌倉を舞台にした、和風ファンタジーラブコメ小説です。
仲が深まっていくにつれ、頼兼が何故自分を助けたのか・妻にしたのか疑問に思う小鳥と、特殊な職につき浮世離れしていてミステリアスな頼兼の交流とすれ違いが見所。
読むとご飯が食べたくなる……よりはなんとなく誰かに料理を作ってあげたくなります。
小鳥ちゃんみたいにおいしく食べて色々感想をくれる人に、お腹いっぱい料理食べてもらえたらきっとすごく楽しいと思うので、頼兼さんの気持ちもすごくわかる。
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Posted by ブクログ
ほんま、ひつこいけどこのシリーズは面白い。
同じく角川つばさ文庫では「こちパ」の愛読してるけど(私が)(41才)、こちらは早く大人向け文庫で出せばいいと思う。
その際にはぜひ、登場人物は全員高校生にして・・・(全然違うやん)。
改行も多いし、カタカナ表記も多いのだけど、文章がきれいねん。
子どもにも読んでもらおう、と、いう姿勢がわかりやすすぎる児童書はさすがに読めないけど、著者のこのシリーズは、多少は砕けてるけど、このままティーン向けというか、キャラ小説にもなりうる文章と構成やんね。
(エラそうですいません)
それでも小学生女子が読めるのは、モモちゃんの主観とモノローグで展開していくので(誰にでも)わかりやすいんやと思う。
一つの物事をモモちゃんの目を通して、彼女の気持ちも織り交ぜながら表現していくのが、小学生にも、41才にも、
「うんうん、なるほどね」
と、思えるんちゃうかなと思う。
事実の羅列だけやと「解説書か」と、言いたくなるので、私はこういうキャラが読ませてくれる小説がとにかく好きやな。
キャラに移入するもよし、微笑ましく眺めるもよし・・・。
ああそうか、角川ビーンズ文庫でも書いてはるんかな? ビーンズ文庫やとファンタジー色が強いのかもな。
読んでみたい。著者に限って、BLはないやろう(なんとなく)。
さて、前回で千方センパイとも決着がついて、そのうえ進級。
(驚くことに、5年生から6年生になるのね・・・)
引っ込み思案のモモも去年一年間はお役目のこともあって、矢神くん初めリオちゃんやみずきちゃんたちとお友だちになれたので、このまま6年生も仲良しグループのままで、と、なるのかと思わせといて、ドーン。
矢神くんともクラスが離れてしまったので、また元の引っ込み思案のモモに戻るっちゅう、
「容赦ないな!」
ちゅう展開でした。
またこのモモの「引っ込み思案ぶり」が
「あー・・・、わかるー」
ちゅう具合なので、基本的にこの子ががんばろうとする姿は好感が持てるんだよね・・・。
薫ちゃんとトラくんという新しいキャラも登場して(また彼らが斬新なキャラ設定でしたね・・・)、装いも新たにいみちぇん第二部どうなるこうなるっちゅう具合。
あとがきで著者がいうていた通り、エンディングは
「こうきたか」
ちゅう具合。二冊続けて終盤に矢神くんが去るという、おいおい矢神くん何やねん。80年代少女まんがを地でいってるがな。
(いや、いってるけどね基本的にこのシリーズは!)
そうやねんなあ。矢神くんってすごい昭和の少女まんがのヒーローですやんね。
モモちゃんが地味系っていうのもまた昭和臭がスゴくて、だからなおのこと41才には好感が持てるんやな(笑)。
(いやいや、昨今のやたら自分に自信がある主人公ちゃんも見ててスカッとするけどさ)
ちょいちょいちょいちょい矢神くんがキュンを放り込んでくるねん。
ほんで、それにもれなくキュンとするねん!
キュン回収。今回ももれなくキュン回収しました。
矢神くんがクールに見えて甘いもの好きっていうのは「はいもしよろしければここでキュンどうぞ」ちゅうプレゼンツかもしれへんけど、いろんなものをこじらせた41才としては、そもそも矢神くんが三重県出身っていうのもキュンやからね?
(何でやの) こじらせてるからですかね
方言でしゃべってほしい~!! 三重県の方言って、どんなんなん~!!!
41才オバチャンのハートもわしづかみにする矢神くんのキュンセリフ抜粋しとく?
とりあえず、モモちゃんが落ち込んでるタイミングにどこからともなく現れて
「信じてる」
だの
「がんばれ」
だの、頭ぽんだの、わかりやすく励ましてくれるだけでキュンやけども(こちパの王子もキュンやけど、あちらはちょっと変化球)(あの王子の変化球を打ち返せるのは、ゆのちゃんたる所以とも思うのであちらもええコンビ)、モモちゃんが(矢神くんの)剣道の試合を見に来るというたら
「じゃあ負けられないな」
ちゅうたりとかね。
このときの周囲の生暖かい目線込みで、めっちゃキュンとした。
もう私もこの場にいて、生暖かい視線を送りたい。
「おれにはなんでも、ぜんぶ見せろよ、モモ」
とか。
えっちょっとまってこれベッドの上に言うてへんよね大丈夫よね着衣よね!?
(だから小学生)
(だから、高校生でやってくれっちゅうてんの!!) 逆ギレか
ところで、色墨って、すごそうー。見てみたい・・・。
でもようかんがえたら、習字の先生が添削してくれはるときに朱色の墨汁で書いてくれてはったっけ・・・。
あれの、いろいろ版って感じ?
(いやあれがいろいろやからすごいんやんね)
(2017.04.30)