松平洋史子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
お手伝いさんのいる家でも子どもらの躾で掃除を毎日したり、かたづけたり、しかもお手伝いさんが教育していたとはお嬢様はしないとおもっていたのでちゃんと教育されて凛としていたのだな。
祖母の教えが数々載せられていて、夫を選ぶ時は悪口を言わない人、結婚後は旦那より先に帰り迎えること、ケンカになりそうなら一端場所を離れて落ち着かせる、人の話は最後まで聞いて話の腰を折らない、そういえば、ではなくすぐに気づき1人でいる人にも積極的に話す、たくさんの教訓が今でも実践すること事ができるように簡潔に書いてある。
なかでも茶道、武道、花道などの道。昔、茶華道を習っていて基本を学んだけど花道は何故自分の思う通りに活け -
Posted by ブクログ
著者は水戸徳川家の流れを汲む讃岐国高松藩松平家の末裔の松平洋史子さん。
豊かな現代における「一流」とは何か。
武士道が好きなこともあり、格式あるお家で育てられた著者のお言葉はグッとくるものがありました。
「おもてなしとはコミュニケーションです。」
ただ高級な物や食事を提供するだけがコミュニケーションではありません。
心を込めるとは具体的にどういうことをすればそれに当たるのだろうと思っていましたが、ステレオタイプの対応ではなく、心の眼で相手を見る、という言葉で納得しました。
心持ちや、具体例なども多く書かれており、読みやすかったです。
松平さんの他の作品も読みたいです。
背筋が伸びます。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ物を買う時は値札を見ない。自分の気に入った物が高いなら質素倹約して買う。高いからいいとか妥協して買うのは感性が錆びついてしまう
ものごとには入り口があれば出口がある
入り口は物への執着で出口は愛着をもって最後まで使えるか。
美しい時間は多忙であっても身だしなみをきちんとし相手に失礼な態度をとらないよう時間に余裕を持ち遅れたならお待ちいただきありがとうございますと詫びる。時間を気にするのではなく、相手に合わせる
忙しいは心を亡くすので美しい時間の積み重ねが美しい人生となる。
お姫様だからできることだけど、ずっと忙しく仕事していたがゆとりある仕事に変わってから自分の心に余裕ができ相手と比べるこ -
Posted by ブクログ
一流とは、心のあり方です。
一流の人は、心豊かに生きる人です。
これが松平家の教えの肝です。
基本的には自己啓発書です。
改めて、自分を見直すのに良い本だと思います。
・「腹八分目」は、暴飲暴食に対する戒めであると同時に、「自分の人生の二分を人のために役立てなさい」という献身性を説いた教えです。
・「一番」を目指す人生は、他人と自分を比較する“常に足りていない”人生です
恥をかかせないことは、一流の思いやり
・二流は仕事を「作業」と捉え、一流は仕事を「夢」と捉える
・ほんのわずかなことですが、思いやりの心を残そうとする所作は相手に伝わります
・「語尾」は崩さずに、はっきり伝える。「語 -
Posted by ブクログ
著者は讃岐国高松藩松平家の末裔。
彼女の祖母である松平俊子(元佐賀藩主鍋島直の6女)が
松平方式としてまとめたものを基に書いている。
松平方式の中で「残心」「自制」「心眼」の3つの型を特に重点的に紹介している。
女性に向けた話だが、なかなか興味深く読んだ。
気に入ったセリフ
武士道の精神で「形から入って心に至る」という事がある。
型を身につけ壊す
「これからの女性に必要な事は、世界に目を向けることです。その為にもまず日本の文化を学びなさい。そして英語を身につけなさい」
不機嫌でいることは、周囲への甘えであり自分の弱さを露呈することだともいわれています。
心に自分だけの城を持つ:何かを達成