上田比呂志のレビュー一覧
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自分がぶつかっていた壁に対する答えがいっぱい詰まっていた。活かせるかどうかは自分次第ではあるが、少なくとも今、私の心に何かが響いたのは確か。壁を乗り越えるきっかけにしたい。
最近の歌の歌詞はストレートすぎるというのもなるほど確かに!って感じです。
久しぶりに読んで自分を見失いかけてたなあと反省。
今の会社は部下や同僚を気遣い働きやすい状況を作るってのがなさすぎてしんどかったんだけど、自分が早く色々吸収して余裕を持てるようになって、それからそういう姿勢を見せていけばいいかな。
今は辛いことが多いけど、この鍛錬を耐えきりたい。止まない雨はないをモットーに挫けず頑張ろう。
自分も周りに比べ -
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久々に心から読んでよかったと思った本。
料亭で生まれ育ち、三越とディズニーの経験を経たからこそこのような考えを持ち行動してるのだろうなと思った。
いいことはたくさん書いてあったし、知らないこともいっぱいで面白かった。
三つ心、六つ躾、九つ言葉、十二文、十五理で末決まる
この言葉は初めて聞いたのだけれど、いい考えだなと思った。わたしも子どもをこんな風に育てていきたい。
誠意とは考える前に体が動くこと
確かに。ほんとにそういうことができる人って体が勝手に動いてるし、それが当たり前だから自分でも気付いてない。でもそれがいい。気付いたらできてる人にわたしもなりたい、なる。
積み重ねることで、あた -
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ネタバレいちばんスッと心に入ってきたのが、著者が子供の頃に家族に聞いた「おもてなしって何?」
に対するやりとり。
おばあちゃんが好きだから、おばあちゃんが好きだから喜ぶことをしてあげたい。
と思う気持ちがそうだというんだよ。というのが本質とのこと。
気遣いの心は、グローバルな社会であればあるほど、誰にでも受け入れられるものではないけど、続けていれば身になり、それが誰かの喜びに繋がる。
これを読んで、いつのまにか、自分がしたことに対して見返りを求めていないか?
こうしたんだからこうして欲しいとか、何もやってくれないとか。
卑屈になったり、無理して頑張ったことに対して見返りがないとどんどんやる気がなくな -
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日本人が今まさに忘れてしまっていることを文章化し、それがいかに仕事や日常での人との関わりに良い影響を与えるかが書かれている。
著者が言いたいのはそれが疲れることではなく逆にそれをすることで楽になると唱えている点が素晴らしいと思う。
色々と実践したいエッセンスはあったが特に印象に残ったのは「守破離」の解説の部分で、この言葉自体は非常に古い言葉だが現代のサラリーマンにも絶対に通じると書いている。
守は基本に忠実に
破は基本に自分なりの工夫を加える
離は基本は守りつつも自由な型でとらわれない発想
最後の志村けんの「常識をバカにするやつに常識を超えたことは絶対にできない」という言葉にも繋がっている。 -
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・気持ちを込めていますか?心を込めていますか?
・自分の喜びを追求する行為が、他人の幸福への奉仕につながるものでありたい(本田宗一郎、やりたいことをやれ)
・好かれようとすれば誰からも好かれなくなる。嫌われたくないとすれび嫌われる。矛盾のようでリアル。相手を好きと思って接する。
・一日一回声をかける
・芸人のビートたけしがいて、映画監督の北野武がいて、それを客観的に見ている俺もいる。使い分けてもいいということ。
・指導するときに「こうした方がいいよ」と言っても心に入ってこない。ストーリー仕立てで話すとすんなり入る。そのストーリーは自分の経験でもよい。
・失敗してもよいことを任せよう。任せければ -
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実家が料亭で育った、まさに「サービス業の申し子」の著者が、
日本の気づかい、おもてなしのココロをわかりやすくまとめている。
サービス業・接客業・営業に従事する人であれば、読んでおくべき書籍。
この日本特有の文化は、深遠である、と思える。
文より、各項の見出しの引用文のセンスに脱帽する。
【ココメモポイント】
・部下に大いに働いてもらうコツの1つは、
部下が働こうとするのを、じゃましないよう
にするということだと思います
P.69
・相手のことを記憶する
P.124
・三つ心、六つ躾、九つ言葉、十二文、十五理で末決まる(江戸の知恵)
P.134
・「当事者意識を持たせるためには