大胡田誠のレビュー一覧

  • 全盲の僕が弁護士になった理由

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    テレビ番組で大胡田誠さんの特集をみて本書を拝読。

    「健常者と同じにように障害者と接して」と度々言われるが、それは無理なことだと私は思う。批判や誤解はあるかもしれないが。健常者と同じように接するということは我々が健常者にするのと同じように性格を批判したり欠点を揶揄したりしないといけない。「弱者を労われ」と教育されてきた我々にとって逆差別が足枷となりそれは心理的ハードルが物凄く高い。本当に自然にそういうことができる人々は極一部だと思う。それを認めたうえで我々に何が出来て何が出来ないか、一つの答えが本書のなかにある。

    先天緑内障で視力を失う恐怖を味わい、無謀とも思える司法試験に挑戦し、絶望のなか

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    2018年06月18日
  • 全盲の僕が弁護士になった理由

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    本の中ではさらりと書いてますが、いろいろ大変だったんだろうなと想像できました。人生何事も負けてはいけないということが伝わってきます。

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    2015年12月30日
  • 全盲の僕が弁護士になった理由

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    「あきらめない心の鍛え方」という副題は内容と照らし合わせて適当なのかどうか若干疑問だが、書籍の内容自体は素直に書かれている文章で好感が持て、と同時に色々と考えさせられるところも多い良書だと思う。

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    2015年04月20日
  • 全盲の僕が弁護士になった理由

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    会社の上長に薦められて読んだ一冊。

    全盲というハンデを持ちながら、弁護士という最難関の資格・職業を目指した方の、想像もつかない努力や背景に興味を惹かれて読みました。



    努力の仕方やノウハウを記したものではなく、
    著者やその周りの方々との今までの経緯を綴った一冊でした。



    【内容の抜粋】
    ・全盲の子を授かった両親の覚悟と愛情

    ・人は無意識のうちに「自分にできるのはここまで」と限界を線引きしている

    ・障がい者が社会に出て自立するチャンス、努力の機会すら与えてもらえない人間が、現実として存在する

    ・人間はいろいろな人との関わりを通じて自分の立ち位置を確認する生き物。だから、閉じられた

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    2012年11月10日
  • 全盲の僕が弁護士になった理由

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    読む前から想像はついていたけど、溢れる涙は抑えられなかった。

    拘置所で「所持金が底をついて、世話になった知人に出す葉書も買えない」とため息をつく万引きの常習犯の言葉を聞いた帰り際、財布にあったなけなしの2千円を係官に託す著者。

    被告人が派遣切りを恨んで無言電話を続けた相手の男性社員に代わりに謝罪に赴き、「本当に申し訳ないと思っているなら、土下座でもしてみろ!」と言われて土下座する著者。

    「この訴状の書き方は何だ! お前それでも弁護士か!」と、健常者と差別なく厳しく指導するボス弁。

    何かお願いすると「はいっ。分かりました。先生、これでいいでしょうか!」と、依頼者の前ではさも著者が大先生で

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    2012年09月17日
  • 全盲の僕が弁護士になった理由

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    ネタバレ

     日本で三人目の全盲の弁護士の著者。
    弁護士の仕事、小さい頃の話、司法試験合格までの道のり、そして最後の章では全盲のパートナーと子供さんの話が書かれていました。
    著者は夫の高校時代のクラスメイトなので、私はお会いしたことないけど、すごく親近感を持って読みました。

    作中に、ものすごく大変なことを自分で必死でやるよりも、ちょっと手を貸してあげよう、そう思ってもらえる自分になりたい、と言った記述があります。
    これ、まさに私が本を読んでいて感じたことでした。
    見えないハンディを必死に努力でカバーしてる様子が描かれていて、こんな素敵な人ならきっと周りに協力してくれる仲間がたくさんいるんだろうなと思った

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    2012年08月24日
  • 全盲の僕が弁護士になった理由

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    全盲の弁護士 大胡田誠さんのドキュメント

    「見える」人でも難しい資格に挑戦し、結果を出したこと。
    そしてその後も弁護士として健常者と同様に
    「普通に」勤務されていること、どちらにも驚きがあった。

    見えない人を考えて試験問題を作るわけでは無い事
    多くのボランティアが翻訳すること、
    誰かに協力してもらわなければ難しいこともあるようだが
    大胡田さんの前向きな姿勢に皆彼を助けたくなるんだろう。

    「一人で何でもできる力を身に付けるよりも、
     周りの人に「力を貸そう」と思ってもらえるような自分になろう」
    「同じ努力ならそちらの方が大きなことができる」

    人に頼むより自分でやることの方が、「らく」なこ

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    2012年06月04日
  • 全盲の僕が弁護士になった理由

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    ネタバレ

    「初めから「できない」と決めつけない。
    まずは何でもやってみる。
    知恵と工夫を惜しまない。そうすれば「限界だ」と思ったことの何割か多くのことができる」

    これは視覚障害者の著者だけではなく、すべての人に当てはまる言葉なのではないかと思いました。

    涙が流れることもあるという繊細さも持ち合わせている著者ですが、どんな困難に遭っても目標に向かってしっかり結果を出している姿は大変参考になりました。

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    2025年09月05日
  • 全盲の僕が弁護士になった理由

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    命がこれほどまでに儚いものであるならば、この幽玄な宇宙の中で、同じ場所で同じ時を共有できる事自体が、おそらく奇跡なのだ。一期一会。

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    2015年04月24日
  • 全盲の僕が弁護士になった理由

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    最初は読むのを断念しそうになったが、
    だんだん読んでいるうちに、なんて前向きな人なんだ。と感動した。

    自分だったら目が見えなくなったら引きこもってしまいそうだけど、
    目が見えないことに甘えることなく前へ前へ進む姿、
    見習わないといけない。

    自分の子育てにも役立ててみようかと思う

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    2013年08月29日
  • 全盲の僕が弁護士になった理由

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    目が見えないからこそ、人の心が分かる。

    目は口ほどにものを言うとは言うけど、口も心を語る、と。

    何だかよく分かる。

    そして「心と心は鏡」もよく分かる。

    自分が苦手だな、と思う相手は、相手も何かこちらを苦手と思っているはず。

    自分がもし全盲になってしまう子供を産んだとして、こんな風に育てられるかな。

    それにしても日本では17人に一人が何らかの障害(精神含む)らしい。
    自分の身の回りだけが、全ての世界ではない。

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    2012年05月16日