新藤兼人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【ココメモポイント】
・ああ、一世紀なのか、長い
P.18
・整備されたハイウェーを突っ走る人生などありえないと、わたしは信じている。要領よく生きるなどということはありえないのだ
P.27
・何かを創作することは、自分を解剖し、自分を掘り下げ、自分がこれだとつかんだものを、表現することだ。
P.30
・名画といえども所詮はつくりごとを描いているのに、涙を流すほど感銘するのは、心や本質を描いているからだ。心や本質を描いていなければ、どんなに顧客を興奮させても後世に残らない
P.34
・人間は知恵や知識だけではどこへも到達しない。実際に生きているからだで何かを通過しなければいけない -
Posted by ブクログ
ネタバレ人生というものは
思わぬところから変わるもの。
破産という一大事がなければ
彼はシナリオライターにもならなかったし
映画監督にもならなかったわけで。
決して彼は順風満帆だったわけではないのです。
脚本ではなくて、美術畑の人として
スタートしたのですから。
そして、いざシナリオを書くにしても
師匠から「これはシナリオではありません」と
無碍もなく言われてしまうのです。
その時のショックはあまりあるでしょう。
だけれども彼のすごいところは
映画の世界に入る時もそうですが、
スイッチが入ったら真っすぐ、どこまでも
なところですね。
そのひたむきさ、真剣さが今の地位を
育てたのでしょうね。
そ