【感想・ネタバレ】100歳の流儀のレビュー

あらすじ

2012年4月に100歳を迎えた映画監督、新藤兼人さんが、人生、仕事、老い、女性……について、大切なことを語ります。 ・要領よく生きなければ競争に負けると思っているならそれはまやかしである ・老後は人生の余白なんかじゃない ・人生には待つだけの日々がある ・愛した人には報いなければならない ・人間の生きる根源に横たわるのは性である ・生きているかぎり生きぬきたい 老若男女を問わず混迷を生きる私たちに生き方の指針を与えてくれる一冊です。

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Posted by ブクログ

【ココメモポイント】
・ああ、一世紀なのか、長い
 P.18

・整備されたハイウェーを突っ走る人生などありえないと、わたしは信じている。要領よく生きるなどということはありえないのだ
 P.27

・何かを創作することは、自分を解剖し、自分を掘り下げ、自分がこれだとつかんだものを、表現することだ。
 P.30

・名画といえども所詮はつくりごとを描いているのに、涙を流すほど感銘するのは、心や本質を描いているからだ。心や本質を描いていなければ、どんなに顧客を興奮させても後世に残らない
 P.34

・人間は知恵や知識だけではどこへも到達しない。実際に生きているからだで何かを通過しなければいけない。それを具体的にいえば、口も利けないほど疲労するまで自分を仕事のなかに埋没させろ、ということなのだ
 P.86

・愛した人に報いたい。報いなければならない。
 わたしが映画を撮りつづけてきた根底には、この思いがある
 P.170

・人間の生きる根源に横たわるのは性である。性を軽視することは、人が人として深く、豊かに生きていないということではないか
 P.176

・わたしは宗教をもたないが、死してもなお、つながる人の心と心の結びつきこそが宗教なのではないか。今、わたしは死者に癒されている
 P.201

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2016年08月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シナリオに限らず、人に読んでもらう文章は、難解な言葉よりもわかりやすい言葉のほうがいい 自分の仕事の役割を果たす 生きて行くこととは、前に立ちはだかる壁を飛ぶことではないか 年齢を重ねると、その慈愛の重さが胸にしみるのである 仕事の師に出会うことは人生の宝である 人々は必死に生きている。人はそう生きる宿命にある

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2014年05月31日

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