福西勇夫のレビュー一覧
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ネタバレマンガとともに文章のページがわかりやすくまとめられていて読みやすかった。
昔から自分はアスペルガーか何かだろうと思っていた。今回、改めてASDに非常にあてはまるとわかった。もういい歳になったので生活に困るほどの辛さはなんとかしのいでいるから、今更検査や治療を受けようとは思わない。
しかし、最近の発達障害の認知度の高まりには眼を見張るものがある。もっと前にいろいろと辛さの対処法を知っていれば、多少はよりよく生きられたかなと思う。息子に対しても、愛情表現などを改善できたかもと思うとかなり残念。
若い頃に診断を受けようと思わなかったのは、診断がついたところで何をしてもらえるわけでもない、治るもので -
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一定期間好きなことにも心を動かされない状態が続く「うつ」を定型うつ、楽しい予定や好きなことになら積極的になれるが仕事など気が向かないことには限界を感じてしまう「うつ」を非定型うつと定義し、実際の例を挙げながら両者の違いを解説。
真面目で几帳面な性格の人がかかりやすく(中高年に特に多い)通常3ヶ月程度の休養とお薬で元の状態に近づくとされる定型うつに比べ、若い世代や女性に多いとされる非定型うつはお薬が効きづらく、感情の波が不安定な状態が長引きやすい。
定型うつは朝方~午前中に気分が落ち込みやすく、非定型うつは夕方~夜にかけて「寂しい感じ」に至りやすい。また定型うつは自責的であるのに比べ、非定型 -
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鬱にも種類があると聞いて、どういうものなのか知りたくなって読んでみました。
ただ、この本で言う定型うつ(一般的に広く知られているうつ)のことも詳しく知らなかったので、否定型うつと比較してそちらの説明もあったが助かりました。
病気も名前を知っているだけでは分からないことがたくさんあるみたいです。そして、自分の固定観念は取っ払わないと患者さんとは向き合えないということも分かりました。
うつ病で苦しんでいる患者さんよりも、側で支える家族や恋人、友人に是非読んでもらいたいと思いました。
正体の分からないものと向き合うのはもどかしくて、イライラしてしまうことがあると思います。私が実際そうです。
でも、ど -
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HSPの人は、感受性が強くて頭の回転も速いから、他の人より多く、周りの環境や周りにいる人からいろいろな情報を受け取ってしまって、それを自分の頭の中で回してしまう。その結果、悪いシナリオがたくさん思い浮かんでしまって、こうなったらどうしようと心配して身動きが取れなくなる。外部からの刺激が同時多発的に起こると、プラスしてその処理の優先度を決める作業も発生するから、またさらに混乱する。「第4章 生きづらさを和らげるコツと工夫」に書かれている、マルチタスクからシングルタスク、コンパクトにする、ルーティン化する、マイナスに考えない、完璧を求めない、あたりは負荷を減らして自分の力を発揮するために必要な考え
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Posted by ブクログ
漫画のおかげでとても読みやすかった。
アスペルガー、ASD、ADHD、LDの人と周囲の人に起きがちな出来事とストレス、問題、二次障害について知ることができる。
チェックリストも参考になった。
女性用追加項目の三つ、全部自分は当てはまり、そうかやっぱりか、という気持ちになった。女子女子したことが苦手で、常に浮く。慣れてはいるけれど、愉快でも平気でもない。でも同じような人とは仲良くできるから、悪いことばかりではないし、ま、いっかと思えるようになった。
最後のの方の著者の言葉に救われる人もいると思った。
「極論と思うかもしれませんが、人生はそれぞれの人のものですから、自分自身の人生をよりよく生きるた -
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副題が「自分が発達障害かもしれないと思ってる人へ」に惹かれて読んでみた。
マルチタスクが苦手、聴覚刺激に敏感な私。
○視覚刺激が入らないように、パーテーションで仕切る。聴覚刺激を減らすために、イヤホンで音を遮断する等の工夫。
○物をなくす、置き忘れる対策と工夫として、ものを置く場所はしっかりと決めておき、それ以外の場所には重要書類などは絶対におかない。使った後は必ず元の場所に片付ける。
○口頭による指示伝達では行き違いが起きやすくなるため、メール等記録に残るような形で指示を出す。
具体的な事例がたくさん掲載されていて、自分に当てはまる!そんな人周りにいる!と思うことが多々あったが、すべ