【感想・ネタバレ】精神科医が語る HSP・心の病と“生きづらさ”のレビュー

あらすじ

「とても敏感な人たち」(Highly Sensitive Person;HSP)と言われる、生まれつき感受性が非常に強く、敏感な気質・性質をもった人たちが感じている“生きづらさ”について、心の病との関係性も踏まえてベテランの精神科医が語ります。HSPの特徴は、過剰な刺激を受ける、強い情緒的な反応を示す、些細な刺激でも反応する、とても深く考え洞察する、共感性が高いなどが指摘されており、それらの気質・性質を活かして人生で成功を収めている芸術家やスポーツ選手もいれば、周囲の人との共感を得ることが難しく、“生きづらさ”を感じている人たちも多くいます。
本書は、「自分はHSPではないか」と悩んでいる人たちのために、なぜ“生きづらさ”を感じてしまうのか、どのように対処すればよいのか、また、心の病が関係しているならばその治療法について、著者が実際にカウンセリングした事例をベースに語ります。自分が持ちあわせた気質・性質をどのように社会に順応させるべきか、精神科医などの手助けを必要とするものなのか、少しでも楽になるコツや工夫など、より“生きやすい人生”に繋がるヒントを得るための一冊。

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Posted by ブクログ

HSPの人は、感受性が強くて頭の回転も速いから、他の人より多く、周りの環境や周りにいる人からいろいろな情報を受け取ってしまって、それを自分の頭の中で回してしまう。その結果、悪いシナリオがたくさん思い浮かんでしまって、こうなったらどうしようと心配して身動きが取れなくなる。外部からの刺激が同時多発的に起こると、プラスしてその処理の優先度を決める作業も発生するから、またさらに混乱する。「第4章 生きづらさを和らげるコツと工夫」に書かれている、マルチタスクからシングルタスク、コンパクトにする、ルーティン化する、マイナスに考えない、完璧を求めない、あたりは負荷を減らして自分の力を発揮するために必要な考え方だと思う。

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2025年06月07日

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