中嶋聡のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2008年07月22日 03:21
躁鬱病に各種ハラスメント、解離性障害にPTSD・・ 最近になってぐっとメジャーになった病名や現象。
私には「言ったもん勝ち」とまでは言えません。でも、若干疑問を抱えてたのも事実。
「もう全部いやだ」と沈み込んでる人に、「がんばれ!やりとげろ!!」と無理強いすることがいいとは思わない。
けれど「がんばれとは言わないよ、今はゆっくり休みなさい、自分がいいと思うまで」と甘やかすのも違うと思う。
~ハラスメントもしかり。「~された!許せない!」と憤慨する人に、「何言ってるんだ!社会においてそんなことも我慢できないのか!女は、部下は、そういう扱いをされ -
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Posted by ブクログ
[ 内容 ]
「眠れない」「会社に行くのが辛い」「気がつくと手首を切ってしまう」―さまざまな症状に苦しみ、精神科を訪れる人々。
しかし、そこでは実際にどのような「治療」が行われているのか、意外と知られていません。
精神科医が、豊富な臨床経験をもとに、診察室でのやりとりを再現。
原因は?
治療法は?
薬の副作用は?
誰もが知りたい「心の病」に関する二十の疑問に、医師が本音でこたえます。
[ 目次 ]
1 心の病気に関する12の疑問(「眠れないんです」―不眠症;「ゆううつで、朝起きて会社に行くのが辛い」―うつ病;「車を運転していると、突然胸が締めつけられて、死んでしまうのではという恐怖に襲われる -
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Posted by ブクログ
[ 内容 ]
「心に傷を受けた」と宣言したら、あとはやりたい放題。
詳しい検証もなく、一方的に相手を加害者と断罪する-そんな「エセ被害者」がのさばっている現代日本。
PTSD、適応・パニック障害から、セクハラ、痴漢冤罪、医療訴訟まで、あらゆる場面で「傷ついた」という言い分が絶対視されている。
そう、「被害者帝国主義の時代」が到来したのだ。
過剰な被害者意識はもうたくさん!
現役精神科医が示す処方箋。
[ 目次 ]
第1章 朝青龍問題と「心の病」
第2章 軽症ヒステリーの時代
第3章 セクハラは犯罪だろうか
第4章 理不尽な医療訴訟
第5章 被害者帝国主義
第6章 「辺縁」を生かす
第7章 精 -
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Posted by ブクログ
人に”優しく”ないといけない社会に、”厳しさ”“我慢”“耐える”という美徳はどこへいった?「がんばらない」vs「それは甘え」ではなくて、どうしてその人は心に不安を抱えているのかを考えることが大事。「正しさ」は正しく使われるべき。
体罰は容認されてはいけない。体罰でしか伝えられないものがあるかもしれないけれど、体罰を用いずにどこまで伝えられるかというのが教師の力量。つまり、理屈ではなく身体に直接言い聞かせねばならないような真剣な内容を伝えるには、どういう手段があるのか、安易に体罰に走らずに教えるのが教師だということ。そして、何が体罰で何が体罰でないのか、それは一例一例を吟味して考えることであって -
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Posted by ブクログ
精神科医の先生でも「ンなもん気合いで直せよボケナスが!」と思うことがあるんだなぁ、と。最近の日本人は打たれ弱くなってるっていうのは納得だけど、戦後日本人には戦争のトラウマで精神病患者が何人でてもおかしくないような状況だったにも関わらず、そうでなかったのは精神が今よりタフだったから、とか、昔は「パニック症」みたいに多様な精神に関する病名がなかったからだ。っていうのはどうよ。どうもこの精神科医の先生はノスタルジストじゃないかと思うよ。もちろんいろいろこじつけてるけど、基本「最近の若者はよぉ~」って言ってる親父に近い。
あと自分と新潮社の本の宣伝っぷりといったら。もう苦笑いしちゃうくらい。「~につい