川元利浩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
あとがきには別解釈作品ではないとある。そのとおりだと思う。映像作品で描ききれなかった部分を小説という体裁で描くというコンセプトは正しいと思う。先に原作を観ていたので絵としては浮かびやすい。そういう状態で小説的な部分でさらにこのスターダストメモリーという物語を堪能することができた。映像作品と活字作品の相互補完。いい形だなと思う。小説で得をしたのは悪名高きヒロインニナ・パープルトンだと思う。映像作品だけではちょっと分かりづらいその心象を伝えることに成功していると思う。映像は映画版と本編があり、映画版はコンパクトにまとまっているので、アニメにあまり興味のない人にも見て欲しいかな。