長井鞠子のレビュー一覧

  • 伝える極意

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    ・「発言する」と「伝える」は、イコールでは結ばれない。「心」まできちんと届いて、初めて「伝える」といえる。

    ・心は熱く、頭は冷たく、言葉を武器に。

    ・何百年残る言葉もあるのに、ゆってもいないような残らないことはまは社会のエネルギーの消費。

    ・通訳の作業。
    ①聞く
    ②理解する
    ③分析する
    ④翻訳する
    ⑤話す

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    2025年06月15日
  • 伝える極意

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    「発言する」と「伝える」は、イコールで結ばれない。学生時代の東京五輪を初めに、国際学会やダッカ事件、サミットの同時通訳を歴任した著者の言葉にはっとさせられた。
    永らく英語を得意とし、英会話サークルにも参加してきた自分自身は、"英語を話していただけ"なのか、英語を道具に"何かを伝えようとしていた"のだろうか。
    佐藤栄作首相の"善処します"は「最大限努力する」のか「何もしない」なのか。通訳に"正解はない"とする。
    通訳への道から、各国の文化や首脳のコミュニケーション術。伝える極意満載、オススメの一冊。

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    2021年10月10日
  • 伝える極意

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    講演を聞いて興味を持ち購入。同時通訳者から見たコミュニケーションの真理とは、相手の気持ちを理解することと至極まっとうでわかりやすい極意を伝えてくれている。グローバル化が叫ばれる中、英語力の有無とは別に誰かと意志疎通したいと思うすべての人に読んでもらいたいと思う。

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    2015年01月31日
  • 伝える極意

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    本当はいろんな人とコミュニケーションをしていきいきした生活がしたいと思っているのに、実際は処世術を身に着けることを目的に生きてきたのではないかとこれまでの生き方を振り返った。自分の意見をいわずにその場しのぎでお茶を濁してきたのではないか。
    私は、人と交流していきいきした生き方をしたい。そのためにはコミュニケーション力が試される。自分の意見を持ち、発信し、相手を理解し、交流する。
    伝えるため必要なことは
    伝えたい内容を持っているか。
    伝える意欲があるか。
    話を相手にわかりやすくするための論理性・構成力があるか。
    この3点を著者はあげているが、自分に当てはめてみると、できていないことがわかる。家庭

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    2014年07月04日
  • 伝える極意

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    通訳として仕事をした政治家たちに触れた文章に、臨場感あり。長井さんの見方に同感する。

    自分の仕事に対する厳しい姿勢。進行形進化形。言葉を仕事とする者の一人として見習いたい。

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    2014年07月02日
  • 情熱とノイズが人を動かす

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    通訳という仕事を通じての体験談から、その難しさ、そして何が足りないか、何が必要かを分かりやすく知る事ができました!

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    2022年11月23日
  • 伝える極意

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    自分の言葉で話すこと。やっぱり自分の思いを自分の言葉で話すから、記憶に残る。そうしてはじめて、相手と本当の議論もできて、相手のことが理解できるようになる。

    コミュニケーションを取りたい相手がいるとき?→予備知識を入れる。

    人前で話すとき、「何を伝えたいのか?」それをまず自問してみること。そこを考えればなんとか伝えよう、自分の言葉で話そう、として、うまく伝わるのかも。

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    2020年09月24日
  • 伝える極意

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    翻訳は、語学の能力以上に伝える力大切と書かれています。 この伝える力は、コンテンツ、論理的な構成など、母語によるものがたくさんあります。 

    グローバルに対応する為、まずは英語という意見をよく耳にします。 その為には、母語でできることをまず、すぐにやるべきです。
    その具体的な内容が書かれています。

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    2019年04月04日
  • 伝える極意

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    国際会議などで活躍される通訳者の方が、その経験をもとに、コミュニケーションについて語られています。コミュニケーションにおいて一番大事なのは、これを伝えたい!という確固たる気持ち、そしてそこに知識や論理性・テクニックがついてくるとなおよい、ということがわかりました。

    思考をめぐらすことも大事だけれど、そのうえで自分の立場を明確にし、伝えたいという強い気持ちをもっと押し出すことも大事だと実感しました。

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    2015年02月24日
  • 伝える極意

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    良書。
    通訳は、単に訳すのではなく、伝えること。確かに、コミュニケーションは伝えることだ。伝えたい事がぶれないこと。
    歴代首相のエピソードは、単に読み物としても面白い。

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    2014年09月13日
  • 伝える極意

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    書物である以上、できれば語り下ろし編集でなく、本人自らがペンをとって書いていただいたものを読みたかった気分はあるが、もともとオーラルで本領を発揮する人なのだから、このほうがリズム良い文体ができて、読みやすいすなわち伝わりやすいメディアになる、ということなのだろう。
    通訳は文法と単語だけあればできるものではない、人の発するメッセージはその個人的および文化的背景をできるだけ踏まえて受け取るべきだ、ということか。
    小沢一郎のスピーチがグローバルストラクチャであるというのは、少し意外だった。

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    2018年10月14日
  • 伝える極意

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     2020年の東京オリンピックで、あるいはサミットで、40年以上にわたって通訳者として活躍する長井さんの本。コミュニケーションをうまく行うための、数々の「通訳の現場で見て、聞いて、考えた、いくつかのヒント」集(p.167)ということで、端的に言えば「伝えるべき内容(コンテンツ)があるのか」、「熱意があるか」、「論理性があるか」、「どう話せば相手に伝わるか」ということが、実例とともに述べられている。
     ただ、『伝える極意』というと、なんかビジネス書まがいの感じがして、実際の長井さんをかえって小さく見せてしまっている感じがする。もっと純粋に通訳現場で見たエピソードを紹介し、それについて考えたこと感

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    2018年07月14日
  • 伝える極意

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    同時通訳って凄い技術です。ただ翻訳するだけでなく、即座にわかりやすい言葉に伝え直すんですから。
    学会などの同時通訳の際には事前に学会のテーマなどをしっかり勉強するというのには感服です…

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    2015年04月20日
  • 伝える極意

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    今年3月3日放送の「プロフェッショナル~仕事の流儀」に感銘を受けて読んでみた。あの時ほどの衝撃は受けなかったが、通訳の現場での様々なエピソードはとても興味深かった。

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    2014年09月01日
  • 伝える極意

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    誰かに伝えたい内容があるか。
    それを伝える熱意があるか。
    話を相手に分かりやすくするための論理力、構成力があるか。

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    2014年06月08日
  • 伝える極意

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    NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」に出ていたのを観て、どういう方なのかさらに知りたくなって購入。
    半分以上は著者自身の経歴や半生記といった感じ。タイトルから、コミュニケーションの具体的なノウハウと期待しがちだが、どちらかと言うと言語にかかわらず伝えるために必要な姿勢を、自身の経験から語っているという内容でした。
    やっぱりこの人の仕事に向かう姿勢は憧れますね。

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    2014年06月05日
  • 伝える極意

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    この前の「プロフェッショナル仕事の流儀」で取り上げられていた筆者。何処かで見た名前…と思い出し、読んでいない本からこの本を探し出した。以前、題名にひかれて買った本だった。
    私は英語含めどの語学も中途半端で通訳を目指したこともなく、どんな仕事のスタイルかもよく知らなかったため、とても興味深かった。サミットで日本人が日本語を話すのは外国語ができないからかと思っていたら、そういうわけでもなかったことが判明した。また、宮澤喜一元首相は英語が堪能だということも初めて知った。
    何事も情熱を持って取り組む。意志があるから心に届く。最近怠け者だったから一喝された気分になった。心を入れ替えよう。

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    2014年05月24日
  • 伝える極意

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    ネタバレ

    伝えることの大切さ。メモ:「life」や「love」、人間の根幹に関わる部分ほど文化的、社会的な意味が濃くなるので訳するのが難しい。ダジャレや笑いの通訳は困難。感情移入できないセンテンス、会話を巧く訳すのは難しい。

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    2014年05月17日
  • 伝える極意

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    ネタバレ

    テレビで見て、「素敵な人だなぁ」と思い、
    ちょうど発売されてた本も読んでみました。

    本の内容は、実際に仕事に役立つ、
    英語の勉強に役立つ、というよりは
    人としてどうあるべきかというところが大事、
    っていうことなのかなと思いました。

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    2014年04月30日
  • 伝える極意

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    要人通訳の第一人者も働く動機は「世のため、人のためになりたい」だと、あとがきで語る。膝を打つぜ! なぜ働くかって、生活のためw、自分のできることを広げたいためではあるけど、やっぱ世界のお役に立ちたいのだ。
    こんな誠実なお人柄だから、コミュニケーション論も明快。こういう方が世界の平和を守っているのだなあ。
    VIPのこぼれ話も楽しい。
    娘に読ませよう。

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    2014年04月24日