長井鞠子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本当はいろんな人とコミュニケーションをしていきいきした生活がしたいと思っているのに、実際は処世術を身に着けることを目的に生きてきたのではないかとこれまでの生き方を振り返った。自分の意見をいわずにその場しのぎでお茶を濁してきたのではないか。
私は、人と交流していきいきした生き方をしたい。そのためにはコミュニケーション力が試される。自分の意見を持ち、発信し、相手を理解し、交流する。
伝えるため必要なことは
伝えたい内容を持っているか。
伝える意欲があるか。
話を相手にわかりやすくするための論理性・構成力があるか。
この3点を著者はあげているが、自分に当てはめてみると、できていないことがわかる。家庭 -
Posted by ブクログ
2020年の東京オリンピックで、あるいはサミットで、40年以上にわたって通訳者として活躍する長井さんの本。コミュニケーションをうまく行うための、数々の「通訳の現場で見て、聞いて、考えた、いくつかのヒント」集(p.167)ということで、端的に言えば「伝えるべき内容(コンテンツ)があるのか」、「熱意があるか」、「論理性があるか」、「どう話せば相手に伝わるか」ということが、実例とともに述べられている。
ただ、『伝える極意』というと、なんかビジネス書まがいの感じがして、実際の長井さんをかえって小さく見せてしまっている感じがする。もっと純粋に通訳現場で見たエピソードを紹介し、それについて考えたこと感 -
Posted by ブクログ
この前の「プロフェッショナル仕事の流儀」で取り上げられていた筆者。何処かで見た名前…と思い出し、読んでいない本からこの本を探し出した。以前、題名にひかれて買った本だった。
私は英語含めどの語学も中途半端で通訳を目指したこともなく、どんな仕事のスタイルかもよく知らなかったため、とても興味深かった。サミットで日本人が日本語を話すのは外国語ができないからかと思っていたら、そういうわけでもなかったことが判明した。また、宮澤喜一元首相は英語が堪能だということも初めて知った。
何事も情熱を持って取り組む。意志があるから心に届く。最近怠け者だったから一喝された気分になった。心を入れ替えよう。