豊下楢彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
核抑止論が不完全であることはよく分かったし、核廃絶に向けて動いた歴史(ゴルビーのとこ)を思い出させてくれたてんも、「核ありき」の思考を相対化できるのでよかった。
しかし、抑止論が不完全だからと言って、現状の核抑止を外しちゃっていいかどうかの議論はなかったというか、外す方がよいということを自明として書き進めてた気がします(そりゃ、外せたらそれに越したことはないと私も思います)。
抑止論が虚構であることと、抑止論が不要であることはイコールではないと思う。
嘘も方弁で何かしらの役に立っていそうというモヤモヤがあるからこそ、「いえ、何の役にもたっていません、だから不要です」というあたりまで議論して欲しかった。 -
Posted by ブクログ
豊下楢彦さんと古関彰一さんの共著なんだけどどうも古関さんが感情に流され過ぎた論を展開しているようでまずそこどうなのと思ってしまう。豊下さんの想定してる集団的自衛権行使の事例が起きる理由がないことや、北朝鮮によるミサイル攻撃の可能性を言いながら原発再稼働を主張するのは矛盾だとかって指摘も、想定の範囲外がありえないこととか、未来にもしそれが起きたことを考えるなら妥当ではないと思う。
でもこの本に書かれてることで納得できることは多い。イラク戦争の総括がなされていない、戦略性が欠如し自身の歴史観に基づいた言動でいたずらに韓国を刺激したこと、尖閣国有化の経緯、自民党憲法改正草案のどうなのって点、国家がメインアクターだった国際社会が変化していってる話などなど。 -
Posted by ブクログ
どうも我田引水的になるところが気になるが、自分の持っている疑問であるところの、終戦の聖断をさせたといわれる「三種の神器を守らなければいけないからさすがに伊勢神宮が危うくなってきたから戦争を終わらせなければ」という昭和天皇の感覚に疑問を呈しているところはよかった。
東条英機を切って、アメリカのシナリオにのって、権限を逸脱してまで米軍駐留を自ら所望して守りたかったのは自分の地位ですらなく三種の神器に象徴される「国体」だ。
よくわからない。国体ってなんだ?歴史としての伝統?日本の独立性?
もし三種の神器が侵されて天皇制が廃されたとしたら、その後の日本とはなんなんだろう。日本であり続けるような気もするが。