大橋武夫のレビュー一覧

  • 復刻新装版 謀略 -インテリジェンスの教科書を読み解く

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    面白い。事実は小説よりも奇なり、とはこの書のことを言うのか。明石元二郎やゾルゲの謀略から紐解く、近世日本の工作。
    また、「まえがきに代えて」を佐藤優氏が書いている。2024年の日本が置かれた状況を明確に示している。すなわち、今こそ日本に明石元二郎が必要だと。
    第七章は、情報収集の観点から興味深い。この章は何度読んでも良い。

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    2025年02月01日
  • 復刻新装版 謀略 -インテリジェンスの教科書を読み解く

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     著者大橋武夫は陸軍参謀第二部所属ではなかったものの、優れたインテリジェンス能力を持っていた。戦後そのノウハウを企業経営に活かした。本書『謀略』では著者が明石元二郎、リヒャルト・ゾルゲ、戦国武将それぞれの工作を具体的に見ていくが、その中でも特に現代人が読むべき箇所は(七)謀略を考える、であろう。こちらの箇所は作家佐藤優が具体的な解説をしているが、地政学リスクが叫ばれる昨今だからこそ、諸外国とどのような関係で付き合うべきかを考えさせられる。
     まず「謀略」と似た用語に「諜報」があるが、これら用語は明確に異なる。諜報とは、単に相手の状況を知るだけであるが、それに対して謀略とは、自身の実力をなるべく

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    2024年06月19日
  • 統帥綱領入門 会社の運命を決するものはトップにあり

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    大仰な言葉をつかって書いてあるので、インパクトはある。たんなる戦術のハウツーではなく、組織を動かす際の要諦が書かれてある。

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    2018年10月14日
  • 統帥綱領入門 会社の運命を決するものはトップにあり

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    日本陸軍の将官と参謀のために“軍の統率”を説いた指導書。
    難解に見えるけれど、現代的な解釈や具体例を挙げてもらえると案外腑に落ちる。
    『統御の法則』や『号令・命令・訓令の使い分け』などは、現代でも通用するだろうなあと思えた。
    個人的に“将帥としての価値”を説いた箇所が印象に残った。

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    2022年06月03日