大橋武夫のレビュー一覧

  • 復刻新装版 謀略 -インテリジェンスの教科書を読み解く

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    佐藤氏の「トランプ時代のインテリジェンス」が、本紙「謀略」をテクストにしていたので、俄然読みたくなり拝読。まさにインテリジェンスの教科書だし、講談調の語り口も読みやすく、1章の明石元二郎のインテリジェンスの凄まじさは冒険譚のようで非常に興味深かった。日露戦争の勝利も明石の諜報活動あってのことぐらいの知識はあったが、この作戦がもっと早くできていれば、終戦交渉がもっと有利に運び、日比谷焼き討ち事件で戒厳令になるような事態はなかったのではないかとも思わせる。ゾルゲ・尾崎や戦国武将のところは本当に付録(明石の活躍よりは有名だと思うので既知が多かった)で、1章が山場。7章の謀略を考えるも、佐藤氏の「トランプ時代のインテリジェンス」の繰り返しに近い。個人的には1章で腹一杯になった感じ。

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    2026年10月28日
  • 復刻新装版 謀略 -インテリジェンスの教科書を読み解く

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    面白い。事実は小説よりも奇なり、とはこの書のことを言うのか。明石元二郎やゾルゲの謀略から紐解く、近世日本の工作。
    また、「まえがきに代えて」を佐藤優氏が書いている。2024年の日本が置かれた状況を明確に示している。すなわち、今こそ日本に明石元二郎が必要だと。
    第七章は、情報収集の観点から興味深い。この章は何度読んでも良い。

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    2025年02月01日
  • 復刻新装版 謀略 -インテリジェンスの教科書を読み解く

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     著者大橋武夫は陸軍参謀第二部所属ではなかったものの、優れたインテリジェンス能力を持っていた。戦後そのノウハウを企業経営に活かした。本書『謀略』では著者が明石元二郎、リヒャルト・ゾルゲ、戦国武将それぞれの工作を具体的に見ていくが、その中でも特に現代人が読むべき箇所は(七)謀略を考える、であろう。こちらの箇所は作家佐藤優が具体的な解説をしているが、地政学リスクが叫ばれる昨今だからこそ、諸外国とどのような関係で付き合うべきかを考えさせられる。
     まず「謀略」と似た用語に「諜報」があるが、これら用語は明確に異なる。諜報とは、単に相手の状況を知るだけであるが、それに対して謀略とは、自身の実力をなるべく使わず相手を自分の思うようにすることだ。また謀略の工作には、文書によるものとスパイによるものがある。前者は今日でいうオシントに該当する。しかし謀略を実行する場合、最も重要なことがある。それは相手に誠意をもって接することだ。これは解説で言及されているが、これは陸軍中野学校においても同様の教育方針である。たとえ協力者が欲しい情報を収集できなかったあるいはその情報がガセネタであったとしても、その人をぞんざいに扱ってはいけない。

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    2024年06月19日
  • 統帥綱領入門 会社の運命を決するものはトップにあり

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    大仰な言葉をつかって書いてあるので、インパクトはある。たんなる戦術のハウツーではなく、組織を動かす際の要諦が書かれてある。

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    2018年10月14日
  • 統帥綱領入門 会社の運命を決するものはトップにあり

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    日本陸軍の将官と参謀のために“軍の統率”を説いた指導書。
    難解に見えるけれど、現代的な解釈や具体例を挙げてもらえると案外腑に落ちる。
    『統御の法則』や『号令・命令・訓令の使い分け』などは、現代でも通用するだろうなあと思えた。
    個人的に“将帥としての価値”を説いた箇所が印象に残った。

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    2022年06月03日