【感想・ネタバレ】統帥綱領入門 会社の運命を決するものはトップにありのレビュー

あらすじ

日本陸軍の将官と参謀のために“軍の統率”のあるべき姿を説いた作戦指導書――統帥綱領。わが国古来の伝統のうえに、日清・日露の両戦役、第一次大戦など世界各国の戦訓や軍事書を加味したもので、日本人の体質に最も適応したと言うべき兵書である。その示唆するところは、兵書のみならず優れた経営書、人生哲学書としても名高い。本書は、明治生まれの陸軍参謀(中佐)で、戦後は“兵法経営論”を確立して企業経営者から絶大な支持を受けた著者が、統帥綱領・統帥参考・作戦要務令の要点を、古今東西の戦史を繙きつつ“社長学”の観点から解説する。「統帥(大軍の指揮)とは方向を示して、後方(補給)を準備することである」「指揮とは、決心を準備し、決心し、決心を実行に移す作業」「先制は部下に対しても必要なり」「敵が決戦の意図を持っている限り、結局、これを避けられるものではない」など、難局を打開するトップの心得を凝縮した珠玉の一冊。

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Posted by ブクログ

大仰な言葉をつかって書いてあるので、インパクトはある。たんなる戦術のハウツーではなく、組織を動かす際の要諦が書かれてある。

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2018年10月14日

Posted by ブクログ

日本陸軍の将官と参謀のために“軍の統率”を説いた指導書。
難解に見えるけれど、現代的な解釈や具体例を挙げてもらえると案外腑に落ちる。
『統御の法則』や『号令・命令・訓令の使い分け』などは、現代でも通用するだろうなあと思えた。
個人的に“将帥としての価値”を説いた箇所が印象に残った。

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2022年06月03日

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