縹けいかのレビュー一覧

  • 食せよ我が心と異形は言う 2

    Posted by ブクログ

    きれいに終わって良かった。けど、1ほどの醜悪さも、それゆえの「読まずにはいられない」感覚も薄かったかな。
    軽く読めるものが読みたいなー、と思って読んで、ほんとにさらっと軽く読んじゃった。

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    2018年08月12日
  • 食せよ我が心と異形は言う

    Posted by ブクログ

    10年前、世界は一人の犠牲によって救われた。

    自己犠牲で残された人間はどうなるのか、ですが
    話の軸はそこじゃなかったという現実。
    驚きの真実というか、自分が可愛ければ、と言いますが
    これはすごい、ものすごい選択です。
    知ってしまえば、それは当然走ります。
    あれがどうなってこうなっていたのか、が
    良く分かった状態、ではありましたが。

    よく考えた、という賛辞と、手段を選ばない、という
    行動をほめたたえたい、と思います。
    そして貧乏くじ、空気な人。
    後よろしくお願いします的な状態になっていますが
    そもそも最後の最後、ええ?! な一文でしたし。

    いやでも、彼ら…というか、約2名は
    さくっと終われ

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    2018年03月13日
  • モーテ ―水葬の少女―

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    長く積みすぎて忘れてたけどファタモルガーナの館のライターさんか!
    後半の色々繋がっていく感覚は流石というところ。
    なんていうか、作者のあとがきにもあったけど、好きなものを詰めこんだ作品なんだろうなって思った。続きを読むかは悩むところだなぁ。

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    2017年01月28日
  • 食せよ我が心と異形は言う

    Posted by ブクログ

    読み始め、地の文がライトで「あ、ハズレ引いたかも」と思ったけれど少し読んだだけでその印象が一変する。鳩尾に一発くらったみたいな幕開け。
    『血塗られた英雄譚を曝き、かつての仲間を屠る。──おれは、世界を赦さない』
    帯の煽りが脳裏を過ぎる。
    復讐の物語である。復讐に至るまでの経緯と、その経緯より以前、積み重ねた思い出と。和やかな場面もある、軽快な台詞もある、だけれどもやはり復讐の物語で、薄目で読み飛ばしたくなるような描写もある。
    楽しい物語ではないのにのめり込んだ。続きが出たら買うと思う。

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    2016年05月31日
  • モーテ ―水葬の少女―

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    たまにはライトノベルも読みたいなぁと思い、『純文学が好きな人でも楽しめる』みたいな触れ込みがあったこの作品を手に取ってみたは良いものの、文学と言うよりはゲームのシナリオを読まされている様な感じだった。

    でも、ストーリーは面白かったし、買って良かったです。

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    2015年08月27日
  • モーテ ―死を謳う楽園の子―

    Posted by ブクログ

    うーん、1巻が非常に面白かったため期待しすぎたかも。モーテとなった少年少女の代替を育てる機関ではなく、モーテそのものの教育施設として蘇ったグラティアの話。1巻の主人公であるアランとドゥドゥ、ヒロインのマノンがとても魅力的で、サイドキャラクターの物語が見れるのは嬉しいが、物足りない。やっぱりドケオーの暗い舞台装置があってこそ映える物語なのだと思う。

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    2015年07月25日
  • モーテ ―水葬の少女―

    Posted by ブクログ

     感染者を自殺へと追い込む奇病”モーテ”が存在する世界。その世界で孤児施設”ドケオー”に送られたサーシャはマノンと名のる不思議な魅力を持った美少女と出会うのだが…

     サーシャとマノンとの出会いから二人がある計画を実行するまで、そして計画実行後、1年前の話にストーリーは移るのですが、そこで雰囲気が大きく変わりいい意味で裏切られた印象です。

     そうした構成の妙や話が進むごとに明らかになっていく食い違いや、登場人物の心情の描き方などが非常に痛切で、ラノベレーベルの作品ながらいい意味でラノベらしくない作品だったと思います。

     鬱な雰囲気が支配する作品ながら、まとめ方は希望がありそこも良かったと思

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    2015年01月02日