手束仁のレビュー一覧

プロ野球「因縁の対決」読本 球史を彩った超人たちの29のストーリー

手束仁

プロ野球のライバル対決。ONや村山、江夏から江川西本らKKなど。平松と松岡の岡山での対決は初見でした。

全体に既に知っている内容がほとんど、個人的には物足りなかった。

プロ野球にとって正義とは何か 増補改訂版 落合博満はなぜ「嫌われた監督」になったのか

手束仁

中日ドラゴンズ落合監督を中心に勝つことと観客動員について考える。勝負と興行の両立が実は難しい。

「嫌われた監督」の大ヒットから本書は10年ぶりに増補改訂されたようだ。

デモシカから生まれた落合監督。まさかの長期政権。常時Aクラスで安定した成績を残すが観客動員数は伸び悩む。

名古屋の地の特性というべきか、生え抜き選手、コーチを優遇する環境。言わばとざまの落合監督とコーチ陣。落合監督退任後の反動が何とも面白い。

近年の中日ドラゴンズの低迷についても考えさせられる。

プロ野球にとって正義とは何か 落合解任と「プロの流儀」ｖｓ．「会社の論理」

手束仁

勝てることと客を呼べることとの葛藤がよくわかります。落合監督がやめなければならなかった理由を客観的に述べながらも、全面的に落合采配を否定していないところにも賛同できると思いました。

プロ野球にとって正義とは何か 増補改訂版 落合博満はなぜ「嫌われた監督」になったのか

手束仁

「落合本」好きとしては、
だいたい知っている話だったが、
まあ、一気に読めました。
いうほど名古屋って地元愛は強くない、
今は。名古屋弁も使ってるのは市長だけ。
そう思います。
根尾くんが今後どうなるか、ですね。
ドラゴンズの未来は。

プロ野球「もしも」読本 もし長嶋茂雄が南海に入団していたら

手束仁

「もしもプロ野球（選手）がこうなっていたら」という、プロ野球歴史上のifを観点に記述した一冊。

当然、著者のバイアスが入るのは避けられないし、異論は色々あるけれど、こういうことをマジメに語った本が今までなかったので、その点で新鮮だった。

プロ野球にとって正義とは何か 落合解任と「プロの流儀」ｖｓ．「会社の論理」

手束仁

手束先生らしい発想と切り口でスラスラと読めた。しかし、これからのプロ野球の在り方はますます難しい時代となりそうだ。

プロ野球にとって正義とは何か 落合解任と「プロの流儀」ｖｓ．「会社の論理」

手束仁

プロ野球は興行であると同時に、ビジネスであり、地域に根差した経営が必要である。球団OBを重用するなどの手法も、そうした地域密着の一環であろう。
その意味で外様のコーチを重用した落合氏の手法は球団の経営方針と一致しなかったということである。