あらすじ
愛知県出身、ドラフト取材歴30年の著者が
関係者から聞いた「プロの流儀 vs. 組織の論理」の全内幕!
なぜ、成果を出しても評価されなかったのか?
人間の値打ちは「数字」では測れないのか?
なぜ「至福の8年」は「失われた10年」につながったのか?
10万部突破のベストセラー『嫌われた監督』のアナザーストーリー。
落合監督解任直後の2012年に、プロ野球ファンの間で大きな反響を呼んだロングセラーの増補改訂版。
落合が貫き続けた「オレ流」とは、なんだったのか。
いったい、プロ野球の求めていくべきものはなんなのだろうか。勝つことがすべてなのか。それとも、もっと違う別の何かが存在するのだろうか。プロ野球経営とは、その「何か」を求めて突き進んでいくものだろうか。
そして、本当の意味でプロ野球のファンサービスとはなんなのか。「プロ野球は誰のものなのだろうか」、そして、「プロ野球の正義とは何か」……。
プロ野球の理想とはなんなのだろうか。ファンとして、そして野球を愛し続けている者として、そこに見え隠れするものを追い求めてみた。(「プロローグ」より)
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Posted by ブクログ
中日ドラゴンズ落合監督を中心に勝つことと観客動員について考える。勝負と興行の両立が実は難しい。
「嫌われた監督」の大ヒットから本書は10年ぶりに増補改訂されたようだ。
デモシカから生まれた落合監督。まさかの長期政権。常時Aクラスで安定した成績を残すが観客動員数は伸び悩む。
名古屋の地の特性というべきか、生え抜き選手、コーチを優遇する環境。言わばとざまの落合監督とコーチ陣。落合監督退任後の反動が何とも面白い。
近年の中日ドラゴンズの低迷についても考えさせられる。