メグ・ジェイのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
臨床心理士のメグ・ジェイによる、自身の臨床経験と理論・統計的バックグラウンドを基にした啓発本。20代はその後の人生を方向付ける重要な時期だから、人生設計をして行動を起こすよう、実際のカウンセリングの例を挙げて説明している。読者は、現在の行動が将来を左右する事実をまじめに捉え直し、行動に移さないリスクと、行動に移した場合のベネフィットを具体的にイメージすることができるようになる。
本書のメッセージは「20代の行動が人生全体に影響を与えることを認識し、行動に移せ」ということにつきる。20代の行動とは、例えば人生設計、仕事のためのスキル習得、真剣な恋愛・結婚、そして子どもを持つ時期(または持たない)を決めることなど。人生全体に影響を与えるのは、20代で行動したことが、30代やそれ以降人生を決めるからである。このメッセージを本書で20代を飛行機に例える一節が分かりやすい。
「ニューヨークを離陸した飛行機はどこか西へと向かっている。離陸直後は針路をわずかに変えるだけで、シアトルに着いたり、サンディエゴに着いたりできる。しかし、いったんサンディエゴ近くまできたら、北西に針路を変えるには大きい迂回をせまられ、大変だ」(序 現在を生きる より)
ジェイは「20代は遊んでいてもいい」「無計画でも大丈夫」「人生のイベントは30代や40代でも取り戻せる」と思わせる社会の風潮に警鐘を鳴らす。例えば、メディアやセレブリティの中では、フリーター、カジュアルな恋愛、晩婚、40代での出産などが一般的なことと描かれることがあるし、それはそれで良いが、他方で人生の簡単ではない側面も知るべきだという。例えば、20代でスキルを身に付けなければその後も安定した職を得られず幸福度が低くなったり、パーソナリティの合う人と安定した人間関係やパートナーを見つけなければ無駄な時間を使ってしまったり、40代での出産は確率が下がったりリスクも伴ったりすることだ。
私もこれを読んで、人生の重要な決定を先延ばしにせず前向きに行動していこうと思った。本書にも色々先延ばしにしてしまう迷える20代と、彼らがカウンセリングを経て行動を起こすことを前向きに捉え直す様子が多数描かれており、重ね合わせて読むことができた。仕事、恋愛、そのほかの人生設計など、行動に移していければと思う。 -
Posted by ブクログ
苦難に向き合い、計画的に人生を過ごすことが重要
メモ
「人生の転機のタイミング」
多くの経営者、成功者の重要な選択のタイミングの統計をとったところ、ほとんどが20代で起きていた。
「娯楽の罠」
20代にとって、音楽や娯楽などの気晴らしは、21世紀における大衆アヘンとなった。
不確実な未来に対し、楽天的に未来を捉え、後に過ちに気づく。
「昇給のピークタイミング」
昇給のピークは40代だ。その後はほぼ一定である。つまり、人生100年時代と言われるが、その人生における給与は、40歳までに決まってしまうのだ。
「同棲と結婚」
統計的には、長く同棲を続けても離婚率は変わらない。つまり、多くの時間を過ごしても良い関係性が続くかどうかは、わからないのだ。加えて、同棲をすると一貫性の原理が働いてしまう。長い時間を過ごして分、他のことに使う時間が削られるため、むしろマイナスだ。同棲は慎重に。
「自己治癒の危険性」
自己治癒は時に自分を殻に閉じ込める。音楽や酒、ドラッグなど、人にはさまざまなストレスの捌け口がある。しかし、特定の自己治癒に頼りきる状態は、ただの現実逃避に他ならない。
馴染みのツールに慰めてもらうのは大事だが、それは対処療法にすぎない。行動の変容という抜本治療を取り入れろ。
「現在バイアスと未来」
人間は、現在を過大評価している。
「将来のために、20代を無駄にするな」と言われるが、時間は平等である。
人生100年時代において、「現在だけ」を大事にして、残りの70年間を無駄にするのか?
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Posted by ブクログ
貧困や虐待、家庭の問題など複雑で深刻な生育環境の中で非常に健康で健全な成長を遂げ、優秀な成績を収め人格も立派で努力家…という人が一定の割合で現れ、彼らは「レジリエントな人」と呼ばれる。虐待について少し学ぶとレジリエンスを身につけることがその人の人生をよりよくすることに役立つ、とテキストなどによく書いてある。
本書はわれわれのような支援者が安易に「レジリエントであれ」と言いたくなる風潮に待ったをかける非常に重要な一冊だった。
著者はレジリエントな人々のうち、特に社会的に大きく成功するほど高い能力を発揮した人々を「スーパーノーマル」と名付ける。「ノーマルを超えたノーマル」になるための努力、のみならずその孤独、不安、恐れ、他人を信じることの困難、人と親密な関係を結ぶことへの葛藤。これらと戦い息つく間もなく緊張しながら生きているスーパーノーマルたちの姿を冷静かつ誠実に描く本書は対人援助を仕事にするあらゆる人の必読書であると思う。
何度も読み返して学びたい本。
翻訳も日本語としてたいへん読みやすく素晴らしかった。読み進めるのにストレスを感じないのは最高。 -
Posted by ブクログ
・人生の目標を逆算して考える
→学生の時は短中長期の目標があり、節目もあり、その都度メリハリを持って生きるということがし易かった。大人になり(特に今私は専業主婦)自ら設定しないと徒然に人生を送ってしまう。送ってしまっていた。その事にハッとさせられた。/ピラティス、出産、
・何かに選択すると、自由から離れるのではないかという恐れ。むしろそれは逆。選択しないと平凡で限定されたつまらない人生になる
→好きな時に筋トレして好きな時にご飯食べて〜本読んで〜という生活。それらを制限したくなくてなんやかんや働かずにいる。しかし、狭い世界だなあーと常々思っていた。早く資格を取ろう。。
・選ぶのではなく『スタート』する
・何かを決めることはある種の解放をもたらしてくれる
・良い人生を送る方法は、面白いものだけでなく意味のあることを追求すること
・一流になるには少なくとも一万時間かかる
・正のフィードバックは元気つく、負のフィードバックは向上できるチャンス
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・人生という車の乗客ではなく運転手であれ
・成熟するために努力すべき20代
・遅くスタートした人は早くスタートした人とのギャップを埋めるのは不可能or大変
・進むのが遅れるほど選択肢が少なくなる
・仕事を夢への投資と考える
・アイデンティティキャピタルを養え、そのスキルが自分がもっと良いものを得る通貨
・ゆるい繋がりも大切に。居心地はいいかもだが似たもの同士で連みすぎない、物の見方が少々異なる人とつながる
・フランクリン効果利用
★20代は相手に結果を披露するより、自分のポテンシャルを見せる年代。自分の良いストーリー、個性、望みについて語れる人は◎
★以前やっていた事が今やりたい事にどう関連し、次にやりたい事とどう繋がっているのか