服部文祥のレビュー一覧
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「自分の頭で考えろ!」
むかし尊敬していた人が言っていたことが,本書のあとがきに書いてあり,久々に思い出した。
さまざまな場面でおこなうDIYや自給自足的なものを紹介した本。すべてがすぐに使えるわけではないが,自分の身の回りでできることを考えるいいきっかけになる。Posted by ブクログ -
14人の新進気鋭の作家たちが、Number Doに寄稿した「走ること」に関する短編集。走る気になる作と、ならない作があるが、作家さんたちがランナーという訳ではないので仕方ない。でも、その著者なりの「走る」ということの考え方がなんとなくわかり面白かった。Posted by ブクログ
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この本に書いてあること、作者が編み出したサバイバル登山は、「山に登ること」の目的がよく表現されている。それは、生死の境目で自分の能力・判断をぎりぎりに試すこと、そこから生きている感覚を得る。ということ。
ただし、タイトルにもある「ズルなし」や「フェア」という表現には言葉の意味することとはずれた作者...続きを読むPosted by ブクログ -
「人生はマナーでできている」の中で「ベジタリアンとひと口に言っても、様々でややこしいんです」(88頁)、肉は食べないが、魚は食べる(ペスコ・ベジタリン)。肉、魚は食べないが、卵や乳製品はとる(ラクト・オボ・ベジタリアン)…などなどと書かれており、登山とひと口に言っても…という印象を持ちました。装備を...続きを読むPosted by ブクログ
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遭難するかもしれないという可能性がなければ登山ではない。装備を最小限にして自らの力で入山しルートを拓いていく。それが筆者のいう『ズルしないで』登山すること。
最後の章でフリークライミングと人工登攀について触れている。何の装備もなく壁を登れば墜落は死を意味する。そんな緊迫した中に身を置くことで見えてく...続きを読むPosted by ブクログ -
奥様との、馴れ初めから面白い。
生活に関する考えに共感するけど大変そうだな。
子ども達ものびのびしてるように思う。学歴って大事やけど大丈夫じゃない感じも興味深く読みました。
そもそも奥様の書いた本を探してる中で先に出会ったこっち読んだけど奥様のも読みたい。Posted by ブクログ -
なんだかんだでこれで服部さんの本読むの8冊目でした。もっと読んでいると思いましたが、角幡さんの本とごっちゃになっているような気がします。自分の中でイメージが被っています。
そしてこれはサバイバル登山についてのエッセイというか、説明のような本ですね。ある意味既に色々読んでいるので新味は無いです。
しか...続きを読むPosted by ブクログ -
生きると言うことは他の命を奪って自分の命をつなぐことなのだということを考えさせられる本。人間が生きるために獣を殺して肉を食べる、という日常的なことから、相手を殺さなければ自分が殺されるというシチュエーションや、人肉でも食べないと餓死してしまうというシチュエーションまで、「これをしないと死んでしまう」...続きを読むPosted by ブクログ
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息子を連れて狩猟に出かけた倉内と詐欺グループリーダー加藤の話が並行に進む。
トラブルを抱え山に入った加藤と、倉内親子は遭遇してしまう。
狩猟、詐欺のシーンは、リアリティがありグイグイ引き込まれた。
終盤、親子の会話にゾクッとくる怖さも感じられる。Posted by ブクログ -
走るがテーマですと言われて作家は書くのだろうか?
走らないこと、走ると飛ぶを比べる人、追いかける人、
いろいろ読めて面白かった。
俳優の岩松了のが、なんか後味ぞくっとする。
「熊の夜戦」
「いびきが月に届くまで」
「パン、買ってこい」
もよかった。Posted by ブクログ -
サバイバルというか、田舎での自給自足生活。
鶏を飼い、卵をとって締め、鹿を撃ち野菜を作り、家を作る。
分厚いが写真が多く読み進む。
内容は興味深い。
ただ、鳥や獣の解体など、写真は人によってかなり強烈に見えると思うので要注意。Posted by ブクログ -
未読の作家のたくさんつまったオムニバス。それぞれの作家の傾向と実力の片鱗がうかかわれて楽しい読書だった。
走るということは苦しいけど楽しい。そんなテーマに集まった作家たちの目の付け所がみどころか。Posted by ブクログ -
「恒常的なゲストという人生に何の魅力があるのか、私にはまったくわからない。」
と、表紙にあるが、思ったよりワイルド過ぎもせず、人間味あふれる内容で読みやすかった。Posted by ブクログ