服部文祥のレビュー一覧

  • 息子と狩猟に(新潮文庫)

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    息子を連れて狩猟に出かけた倉内と詐欺グループリーダー加藤の話が並行に進む。
    トラブルを抱え山に入った加藤と、倉内親子は遭遇してしまう。
    狩猟、詐欺のシーンは、リアリティがありグイグイ引き込まれた。
    終盤、親子の会話にゾクッとくる怖さも感じられる。

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    2020年10月23日
  • 息子と狩猟に(新潮文庫)

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    服部文祥『息子と狩猟に』新潮文庫。

    サバイバル登山家による犯罪小説。『息子と狩猟に』と『K2』の2編を収録。

    『息子と狩猟に』。従来の犯罪小説とは一線を画した不思議な味わいの短編。小学生の息子を連れて狩猟のために山に入った倉内は、死体遺棄のために山に入って来た特殊詐欺グループと遭遇する。殺す者と殺される者……不思議な味わいの原因は善人と悪人の立場が入れ替わっているためか。

    『K2』。K2に登頂し、下山中に遭難した二人の登山家。生きるために二人が選んだのは……現代の『ひかりごけ』或いは『野火』……しかし、所詮は二番煎じとしか思えなかった。

    本体価格520円
    ★★★

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    2020年04月29日
  • 走る?

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    ネタバレ

    スポーツ雑誌 NUMBER Doに連載されたランを題材にした短編小説を集めたアンソロジー。

    ランナーではなく、ランを題材にしているってのがポイント。王道に走る楽しみを描いた小説だけではなく、走ることがイヤになる小説、走らされる小説等各種色が揃っている。出来もマチマチで、トータルで評価すると凡作ってことになってしまうなぁ。アンソロジーはそこが難しい。

    好きな作品は
    「パン買ってこい」中田永一
    「ホープ・ソング」王城夕紀
    「桜の並木の満開の下」遠藤徹

    どれも結局はちゃんとランに目覚める人の話だった。
    読み手によって好みは絶対分かれるだろうなぁ。

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    2020年03月06日
  • 走る?

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    走るがテーマですと言われて作家は書くのだろうか?
    走らないこと、走ると飛ぶを比べる人、追いかける人、
    いろいろ読めて面白かった。

    俳優の岩松了のが、なんか後味ぞくっとする。

    「熊の夜戦」
    「いびきが月に届くまで」
    「パン、買ってこい」
    もよかった。

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    2019年12月26日
  • アーバンサバイバル入門

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    サバイバルというか、田舎での自給自足生活。
    鶏を飼い、卵をとって締め、鹿を撃ち野菜を作り、家を作る。

    分厚いが写真が多く読み進む。
    内容は興味深い。

    ただ、鳥や獣の解体など、写真は人によってかなり強烈に見えると思うので要注意。

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    2019年08月24日
  • 走る?

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    未読の作家のたくさんつまったオムニバス。それぞれの作家の傾向と実力の片鱗がうかかわれて楽しい読書だった。
    走るということは苦しいけど楽しい。そんなテーマに集まった作家たちの目の付け所がみどころか。

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    2017年09月15日
  • 走る?

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    Number Doに連載されていた
    「走る」をテーマにしたアンソロジー

    ある意味読書の対極にあるものが題材ということで、
    なかなかおもしろい切り口だなと思い。

    14本の短編のうち、良かったのベスト3は
    「パン、買ってこい」 中田永一
    「ベランダと道路」 柴崎友香
    「リスタート」 恒川光太郎
    ですね。結局はどれも気持ちよく走ってる感じだったから!

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    2017年08月20日
  • 走る?

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    「走る」をテーマに14人の作家が競作。
    日々のランニングのモチベーションが上がるような疾走感あふれる作品が収録してあるのかと思いつつ手に取りましたが、そこは実力派の先生方。凡人の思い通りにはいきません。思わず膝を打ち、唸ってしまうような「走る」小説が並び、裏切られました(喜)

    14本どれもが個性的で、未知の作家さんとの出会いも。もちろん、苦手な話もありましたが、それも出会いです。
    お気に入りは「パン、買ってこい」(中田永一)、「桜の並木の満開の下」(遠藤徹)、「誰にだって言いぶんはある」(桜井鈴茂)


    人生の半分は現実ではないと彼は思う。
    なぜならば精神が摂取するものの半分以上が、現実では

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    2017年08月16日
  • サバイバル! ――人はズルなしで生きられるのか

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    「恒常的なゲストという人生に何の魅力があるのか、私にはまったくわからない。」

    と、表紙にあるが、思ったよりワイルド過ぎもせず、人間味あふれる内容で読みやすかった。

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    2017年03月04日
  • サバイバル登山入門

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    サバイバル登山の具体的な技術が多岐にわたって述べられているが、実際にサバイバル登山をしなくても、遭難時や登山一般の技術も学ぶことができる。登山好きの人は読んで損はないだろう。時々出てくるコラムが精神性な部分が書いてあって面白い。結局、良い登山、悪い登山なんかは個々人それぞれが決めるものであり、人と比較するものではないのであろう。なかなか面白い一冊。

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    2016年01月31日
  • サバイバル! ――人はズルなしで生きられるのか

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    「本の雑誌」杉江さん激賞の一冊だけれど、やはり自分にとってはまったくの守備範囲外だった。アウトドアとか冒険ものの本って、好きな人が読んでこそ面白いものと、門外漢が読んでも興味深いものがあると思うが、これは前者だなあ。

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    2015年08月17日
  • サバイバル! ――人はズルなしで生きられるのか

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    サバイバル登山の定義は少し難しい所だが、著者である服部文祥氏によると、自分が許す可能な限り軽量な装備で、食料を現地調達しながらする登山、と言った感じだろうか。

    本作には服部氏が実際に行った、北アルプス単独縦断11日間の記録が紹介されている。主食である米や、現地調達が不可能な基礎調味料類は持って行くが、基本的には採った山菜や川で釣ったイワナを食べながらの縦走である。

    釣り方にもこだわりがあって、毛バリを使用したテンカラ釣りという方法だ。
    釣りをする方ならわかるだろうが、エサ釣りの方が確実に多くの魚を釣る事が出来る。しかし毛バリを使用した方が、自分の能力が占める割合が高い、というのが理由のよう

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    2013年04月26日
  • サバイバル! ――人はズルなしで生きられるのか

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    サバイバル登山ではまった服部さんの新作。
    最低限の装備で山に登るというスタイルを突き詰めてる人です。食料もイワナを釣りながら自炊し、電気製品は一切ゼロ。タープをはりたき火をしながら登る。

    可能性のあることはいつか必ずおこる。たとえば足の下から竿がぼきっと折れる音が聞こえてきたり。95
    元々そなわっている毒性(デンジャー)。リスクとはそこに自らの意思で近づく意味を含んでいる。213
    登山客と登山者と登山家。せめて登山者にはなりたいものだ。

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    2009年10月07日