井村和清のレビュー一覧

  • 飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ

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    最初から最後まで号泣。

    心に残った部分を以下に覚え書きとして記す。

    …サン・テグジュペリが書いている。大切なものは、いつだって、目には見えない。人はとかく、目に見えるものだけで判断しようとするけれど、目に見えているものは、いずれは消えてなくなる。いつまでも残るものは、目には見えないものなのだよ。…

    著者が残した詩

    『あたりまえ』
                 井村和清
    あたりまえ
    こんなすばらしいことを、みんなはなぜよろこばないのでしょう
    あたりまえであることを
    お父さんがいる
    お母さんがいる
    手が二本あって、足が二本ある
    行きたいところへ自分で歩いてゆける
    手をのぼせばなんでもとれる

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    2016年01月11日
  • 飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ

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    不変。
    そして色あせない。

    絶対変わらないものがある。

    時を経ても、いついかなるときであろうと、
    世代を問わず、
    読んで感じることはみな同じだと思う。

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    2009年10月07日
  • 飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ

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    目前に迫った死を見つめながらも、

    最後まで生きる希望を捨てずに、親として、夫として

    最後の努めを果たして逝った作者。

    自らの生きた証と意志を伝え残した一作。


    子供の頃、病気をするとよくお世話になった井村医院は、

    作者の父である、井村和男先生の診療所であった。

    自分の子を亡くした悲しみを背負いながら、

    日々医師としての職を立派に成し遂げている姿には、今更ながら感動を覚える。

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    2009年10月04日
  • 飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ

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    たぶん、今までで一番泣いた本だなー。

    人間の強さとか弱さ、切なさ、痛み、優しさ、いろんなものがいっぱい詰まった本です。

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    2009年10月04日
  • 飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ

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    31歳で不治の病に冒された医師が、家族と知人にあてた遺稿集。

    筆者である井村さんの「死にたくない」という思いと、自分を愛し気遣ってくれる人たちへの感謝の気持ちがひしひしと伝わってくる。単なる闘病記に終わらず、人としての生き方についても深く考えさせられる一冊だった。

    余談だが、井村さんが亡くなったときに奥さんのおなかの中にいた「まだ見ぬ子」清子さんは、立派に成長して昨年結婚されたそうだ。おめでとうございます。

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    2009年10月04日
  • 飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ

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    稲垣吾郎さん主演でのドラマをきっかけに原作を。実在の医師が書いた手記だからこそ、言葉一つ一つに重みがあります。

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    2009年10月04日
  • 飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ

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    あんなにも娘と妻を愛し、自分の死を受け止められた彼は、まさに理想の父親であり、尊敬に値する人間なのだと思う。泣いた。

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    2009年10月04日
  • 飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ

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    筆者の井村和清氏については、本書の中の著者紹介が上手にまとめてくれているので、それを引用したい。
    【引用】
    1947年、富山県生まれ。日大医学部卒業後、沖縄県立中部病院を経て、岸和田徳洲会病院に内科医として勤務。1977年11月、右膝に悪性腫瘍が発見され、右脚を切断。半年後の職場に復帰したが、まもなく肺への転移が見つかる。自ら「余命6ヶ月」と診断し、懸命の闘病生活を送りつつ、死の1ヶ月前まで医療活動に従事。周囲の願いもむなしく、1979年1月、長女・飛鳥を遺し、次女・清子の誕生を目にすることなく逝去。
    【引用終わり】
    本書はもともとは、自家版として発行されたものであるようだ。その後、出版社から

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    2023年11月23日
  • 飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ

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    妻と二人の子どもを遺し、癌で31歳の若さで亡くなった医師の手記。
    彼の、周りの人を愛し、感謝する生き方に胸を打たれた。

    飛鳥ちゃんも清子ちゃんも、近くにはいなくても、素敵なパパの想いの中で育ち、幸せだと感じた。

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    2013年06月02日
  • 飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ

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    末期がんに侵された医師が残した記録、再版。余命を知ってから見ることのない第2子を作るというこの夫婦の精神力が凄い。

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    2009年10月04日
  • 飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ

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    SMAPの稲垣吾郎さんが演じていたドラマを見て買いました。本の中に偶に出てくる英詩の印象が強いです。涙が出ました。

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    2009年10月04日