カレン・フェランのレビュー一覧
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うちにも毎月コンサル来ています。20万円/回。
来るたびに売上向上にもコストダウンにもならないアドバイスを
言って私たちの報告を「それいいね~」ばかり言って帰ります。
この本はコンサルがコンサルを批判するという珍しい本。
・達成のために「評価基準」を変えてしまう
その場を良く見せたいがために評価基準を変える。
うちの場合、例えば「目標の70%達成で評価〇」。
異動したての頃「この基準おかしいでしょ」と言ったら
「過去からそうだよ」との上司・同僚の返事。
それで満足してるんだから良くなるわけはないわな。
・コンサル会社の「うちは成果を出します」はこう言いかえると正しい
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Posted by ブクログ
【感想】
「こんなにたくさんのビジネスモデル、全部使うの?」
ビジネスモデルについての研修を受けたことがある人ならば、誰でも一度はそう思うだろう。私も新入社員のとき同じ気持ちを味わった。羅列された数式やマトリクスが効果的そうなのは分かったが、いったい「いつ」「どの場面で」「なんのために」使えばいいのか、その研修では一切教えてくれなかった。
本書は、コンサル業に従事していた筆者が、直面した課題に対して「いかにコンサルの手法が用をなさなかったか」を暴露するものである。自身が経験したクライアントとのやりとり、勤めていた会社への不満、「ビジネスモデル」自体への懐疑など、腹の内から出てきた秘密情報が -
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『元コンサルが明かす、企業を潰すための三流コンサルタントのやり方』
のっけから面白く読ませてもらった。本書はビジネス書の部類に入るだろうが、とんでもない事実ばかりがビシバシ書かれていて、もうビジネス書的な読み方はできない。失敗から学ぶつもりが、学ぶどころではなく「もうこれギャグやん!」とすら思えてくる始末。ボクは実際、笑いながら読んだ。
基本的にコンサルになるような人たちというのは、いわゆるエリートだと思う。が、結局は、「やっぱりいくら優秀でも人間なのだなぁ」と思えて、ボクにはなんだか滑稽に思えてしまったというのが正直な気持ちだ。
読んで思うのは、結局コンサルって「どうやって誤魔化すか」 -
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ネタバレ良本です。コンサルタントの本を読みたくて買いました。
この本は失敗の話が多くまとめられているため、普段とは違った視点で読むことでき、非常に面白かったです。
その中でもお気に入りは。
ラベリング効果。青い目、茶色い目 教室は目の色で分けられた。
この実験では、教師がクラスの子どもたちを青い目と茶色い目で分けた。
そして、「青い目の子は茶色い目の子より優秀です。」と告げた。
すると、青い目の子どもたちはすっかりその気になり、
テストの成績も茶色い目の子どもたちの成績を上回った。
その翌日、今度は逆に「茶色い目の子の方が優秀です」と告げると、
テストの成績は茶色い目の子どもたちが青 -
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昔、神奈川バスが私含む3人がバス停で待っているにも関わらず、止まらずに走り去っていったことがあり、大変腹を立てたことがあります。(一緒にバスを待っていた隣のおじいちゃんは、神奈川バスに即クレームの電話を入れていました。)
その時は、バスの運転手に腹を立てましたが、この本を読んで、運行時間を遵守することで得られるインセンティブ(もしくは運行時間を守れないことで発生する罰則)を設けた会社側の体制が悪かったんだなぁと気づかされました。
※神奈川バスは、他にも明らかな間引き運転などしており、私の印象は最悪です。
<共感した部分>
完璧主義は×。たいていのことは8割がた達成できれば良い。何でもかんでも -
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元ジェミニコンサルティングのコンサルタントだった女性が書いた、コンサルタントが犯す過ち等を書いた本。
内容は、一部のコンサルタントは方法論などを説いて解決するように謳うが、実際はまったくうまくいかないケースが多々あるとのこと。
興味深かったのは、『評価基準は管理職が参考にするものであり、管理の方法になってはいけない』という点。
たしかに管理職やコンサルタントが成果を可視化するために評価基準を設けることがある。だが、こういった基準を設けると人はその基準に支配されてしまう点。
本の中では、ある優秀な社員が5段階評価のうち、4.1の評価を受けた。他の人はだいたい3くらい。本来であれば4.1は -
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ビジネスは数字では管理出来ない
人材のマネジメントさえできれば、あとはすべてうまくいく
ブラウンペーパーはアナログだが効果あり、付箋がよいみたい
その後は白紙に「To Be プロセス」を書く
数値目標が組織を振り回す
従業員は評価基準に合わせようとする、評価基準を操作してしまうことすらある
マネジメントで大切なこと
1:気にかけていることを態度で示す
2:伝わるように伝える 相手が理解しているかは訊いて確認「このあいだ渡した指示書だけど、ちょっとわかりにくかったかな、と思って。まず何からやろうと思ってる?」
3:臨機応変に、柔軟に、すばやく対応する
4:先手を打つ
優れたマネジメント