折口真喜子のレビュー一覧
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前作「踊る猫」で与謝蕪村の人柄の良さにほれ込み、単行本化されるのをずっと心待ちにしていました。前作ほど前面に出てくることはないものの、より一層魅かれました。悲劇的な終わりが想起されるエピソードが意外な形に収まるのがとりわけ印象的でした。Posted by ブクログ
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与謝蕪村を狂言回しに据えた9つの短編とデビュー作が収録されており、そのうち3回ほど泣かされました。たまにはスマホ弄りの手をちょいと休めて、江戸時代の幻想奇譚に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。Posted by ブクログ
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バイト先の主婦の方が貸してくれた本にこの本があって、普段読まない分野だったけど読んでみました。
1話1話が夢中になって読んでしまう話で、ほっこりしたり、なにかしら気持ちが動かされた気がします。Posted by ブクログ -
江戸時代の俳人にして絵師の与謝蕪村が出会う不思議で人情味あふれる物語を集めた短編集。
それぞれ妖怪や怪異が絡む話だけど恐ろしさはなく、優しいもしくは切ない物語。
『雪』と『夜の鵺』は特に切なくてホロッときてしまう。
ほんのり暖かい気持ちになれる本。Posted by ブクログ -
Tさんのお勧め。
あまり面白くなかった。
妖怪物は嫌いじゃないのに、与謝蕪村に興味がないからか。
最後の「梅と鶯」は悲しい話だけど良かったな、
と思ったら蕪村が出てきてなかった。Posted by ブクログ