柳家花緑のレビュー一覧

  • 落語家はなぜ噺を忘れないのか

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    ネパール出張中に読むつもりが、つい行きのフライトの間に読み耽ってしまい、カトマンズに着陸する頃には読み終えていたというね(笑)こんなこともあります。

    花緑師匠は、若手の落語家の仲では聞きやすくて好きな部類の方です。古典もきっちりやるし、新作も出してくるし。

    本のタイトルには「なぜ噺を忘れないか」と書いてますが、後半の半分ぐらいは既存の噺をどうやってアレンジするか(オリジナルのクスグリの入れ方とか、噺の縮め方とか)という点と、自分なりの『笠碁』を作るための試行錯誤に関する点に費やされているので、タイトルの内容を読みたいなら前半までで充分かな。記憶する方法も、いわゆる「エピソード記憶」というや

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    2012年07月30日
  • 落語家はなぜ噺を忘れないのか

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    ネタバレ

    145本の持ちネタを持つ柳家花緑による落語談義。もっともそのうち「いつでも高座にかけられる」ネタは24本。「2〜5回さらえば高座にかけられる」ネタが72本。「高座にかけたことはあるが作り直す必要があるネタ」が49本。と、すべてを自在に思い出せるわけではないらしいが、それにしても凄い数である。中には1度聴いただけで諳んじてしまう天才型の噺家もいるらしいが、花緑の場合は実直にひとつひとつ繰り返して覚えていくという。師匠や兄弟子に稽古を付けて貰ったり、助言を受けたりするそのひとつひとつをそのときの感情や情景と供に記憶していることが、より強い記憶として残っていくものだという。やはり記憶に近道はないよう

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    2012年06月16日
  • 落語家はなぜ噺を忘れないのか

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    題名からスピーチや話し方の本かと思って読み始めたのですがその中身は落語の噺はいかにして造られるのかという内容。
    落語を知らない人が興味をもつきっかけにはなる本だと思います。

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    2011年10月05日
  • 落語家はなぜ噺を忘れないのか

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    ビジネス書として、何か手っ取り早いノウハウを得ようというなら、拍子抜けするかも。
    落語家の仕事の実際を知りたいのならOK

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    2010年05月06日
  • 落語家はなぜ噺を忘れないのか

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    将来を期待される柳家家禄氏の本で、落語に対する姿勢や落語の世界のことなどなど入門書的な本です。非常に読みやすく、わかりやすい。

    特に
    『守:噺を完全にコピーするもの、破:出稽古で様々な落語家の考え方や芸を取り組んでいく、離:自分だけの芸に仕上げる』という落語への姿勢には非常に勉強になった。

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    2009年10月04日
  • 落語家はなぜ噺を忘れないのか

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    ヤギさんに借りる。この人ってここまで考えてやってたのか。あとがきにも書いていたけれど、本を出すより舞台で見せてほしい。

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    2009年10月04日
  • 落語家はなぜ噺を忘れないのか

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    持ちネタ 145 を誇る柳家花緑師匠の、記憶術大公開...ではなくて、芸談。

    たしかに野暮と言われてもしかたのないくらいの赤裸々さで、噺家と噺の関わりを語る。小さん、小三治、談春、志らくをはじめとして、様々な噺家とのやりとりや、古典の伝承と新作への想い、一つの噺にかける並々ならぬ情熱など、どこをとっても一流の芸談になっている。

    印象に残った言葉を一つ。「気がつかれないようにウケてね」。

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    2009年10月07日
  • 落語家はなぜ噺を忘れないのか

    購入済み

    噺家って、研究職?

    真っ正直で真面目過ぎる。そんなんで笑わせる落語をやれるの?コメディアンや
    噺家には、聞き手の緊張感やストレスを問答無用で忘れさせる発想が欲しい。
    本人の研究報告なんかいらない。あなたの勝手でしょ。

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    2018年04月12日