柳家花緑のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネパール出張中に読むつもりが、つい行きのフライトの間に読み耽ってしまい、カトマンズに着陸する頃には読み終えていたというね(笑)こんなこともあります。
花緑師匠は、若手の落語家の仲では聞きやすくて好きな部類の方です。古典もきっちりやるし、新作も出してくるし。
本のタイトルには「なぜ噺を忘れないか」と書いてますが、後半の半分ぐらいは既存の噺をどうやってアレンジするか(オリジナルのクスグリの入れ方とか、噺の縮め方とか)という点と、自分なりの『笠碁』を作るための試行錯誤に関する点に費やされているので、タイトルの内容を読みたいなら前半までで充分かな。記憶する方法も、いわゆる「エピソード記憶」というや -
Posted by ブクログ
ネタバレ145本の持ちネタを持つ柳家花緑による落語談義。もっともそのうち「いつでも高座にかけられる」ネタは24本。「2〜5回さらえば高座にかけられる」ネタが72本。「高座にかけたことはあるが作り直す必要があるネタ」が49本。と、すべてを自在に思い出せるわけではないらしいが、それにしても凄い数である。中には1度聴いただけで諳んじてしまう天才型の噺家もいるらしいが、花緑の場合は実直にひとつひとつ繰り返して覚えていくという。師匠や兄弟子に稽古を付けて貰ったり、助言を受けたりするそのひとつひとつをそのときの感情や情景と供に記憶していることが、より強い記憶として残っていくものだという。やはり記憶に近道はないよう
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購入済み
噺家って、研究職?
真っ正直で真面目過ぎる。そんなんで笑わせる落語をやれるの?コメディアンや
噺家には、聞き手の緊張感やストレスを問答無用で忘れさせる発想が欲しい。
本人の研究報告なんかいらない。あなたの勝手でしょ。