ビル・モイヤーズのレビュー一覧

  • 神話の力

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    神話の具体例と、そこから導かれるキャンベル師の人生訓の繰り返し。
    個人主義的な、あるひとつの時代の言説だなぁ、という印象。
    しかし大変前向きで励まされるところも多い。

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    2012年10月17日
  • 神話の力

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    読んでいる時は神話についての話だと思っていたけれど、気になった箇所のメモを取ってみたら、これは神話を拠り所にした現代への教えの本なのだと気づいた。読み応えあり。

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    2011年11月30日
  • 神話の力

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    「1000の顔を持つ英雄」の著者、ジョゼフ・キャンベルと、著名ジャーナリストであるビル・モイヤーズの対談。世界各地の神話の共通点からの学び、スターウォーズやジョン・レノン暗殺など、最近の出来事にも、神話のエッセンスが底通しているとう。やや極端な解釈もあるが、英雄(個人の仕事に無理やり結びつければ起業家や経営者)の成長の旅や子育てに関することなど、なるほどと思うことも少なくない。旅立ち、試練、なんらかの支援や啓示、脱出、日常への帰還、というサイクル。ただ、対談とはいえ内容は難解で本当に理解しているかと言われると怪しい。

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    2025年06月13日
  • 神話の力

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    本文の「現代の若者は、ただ有名になりたいという人が増加している」みたいな文章から、現代の人には英雄の精神が不足していると感じた。英雄は、社会のために自己犠牲してこそ英雄になるわけで、「ただ有名になりたい」は自己犠牲せずに社会から称賛されたいというもの。
    フォロワーが何万人いてもなお、承認欲求に飢えて幸福になれていない人を見ると、人は他人や社会のために自己犠牲することで満たされるのではないかと仮定した。

    自己犠牲なくした承認欲求には幸福は訪れない

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    2024年03月23日
  • 神話の力

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    読み始めると著者らのバックボーンの違いか時代背景の違いなのか、本編と違うところが気になって集中出来なかった。

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    2022年04月15日
  • 神話の力

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    スターウォーズや鬼滅の刃など、現代でもヒットする作品は世界のあらゆる文化の中で生まれた宗教や神話を参照しながら作られていると言われている。「神話」と聞くと普段の生活に馴染みがないように思うけれども、意外と普段意識しないところまで浸透しているのかもしれない。

    世界各地の神話を比較して研究してきた著者が、「男女」「結婚」「生死」「英雄・冒険」など、重要なキーワードをもとに様々なエピソードを紹介。キリスト教やイスラム教、仏教などはもちろん、南米の山奥で根付いている宗教からアフリカの村に伝わっている神話など、世界の端から端まで網羅されていて、その情報量に圧倒された。国だけでなく、神話がユングなどの心

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    2021年04月23日
  • 神話の力

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    神話の冒険の構造と精神的な意味は、原始的な部族社会の思春期儀礼やイニシエーション儀礼に先取りされている。[5章265頁]

    おとぎ話は子供のためのもので、大人の女性になりたくない女の子の話が多い。グリム童話は、あらゆる障害を乗り越えてやってきた王子様が、向こう側の世界もなかなかよさそうだと思わせてくれるまで待つ行き詰った女の子を描いている。龍退治や入口をまたぐ話は、行き詰まりの打開と関係している。[5章291頁]

    大河の流域に文明が生まれたが、そこは女神の世界だった。BC4000年頃、羊飼いのセム族や牛飼いのインド=ヨーロッパ民族が侵略した。どちらも元はハンターで、殺すものがいるため、他の人

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    2018年10月31日
  • 神話の力

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    元々は6回シリーズで製作されたテレビ番組であり、日本でもNHK教育テレビで90年代半ばに放映されている。そしてこの本はその”ノーカット版”といえるものだ。ところどころ断定的で納得の行かない部分もあるが、とても面白く読めた。機会があったら元の番組をもう一度見たいとすら思った。巻末の解説では翻訳された飛田氏のキャンベル氏への思いが伝わる興味深いものなので、あわせて読んでみたら良いと思う。

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    2016年12月15日
  • 神話の力

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    ネタバレ

     現代社会を神話という切り口から分析する。ジョーゼフ・キャンベルの膨大な知識を聞き手のビル・モイヤーズがうまく引き出す。観念的な話が多いので、さくさくは読めなかったが、難解でもなかった。ただキャンベルの主張はよく理解できない、納得できないところも多々あった。宗教の話題も多いので、価値観が合わないことは当然あるのだが、根拠が神話に依っているのが原因ではないか。
     神話は確かに過去の人類から受け継がれた宝で、現代でも通じるものがたくさんあるだろう。しかし、相互に矛盾しているし同じテキストがまったく異なる意味に解釈されることもある。牽強付会とまでは言わないが、主張に合致するテキストのみを持ち出して反

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    2016年06月12日
  • 神話の力

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    スターウォーズもこのキャンベルの神話のストーリーから生まれている。すべてのストーリーの元型を求めた著者が、スカイウォーターランチというスターウォーズの聖地でおこなった対談。興味深い話が多い。

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    2015年08月07日