中村邦夫のレビュー一覧
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ネタバレ松下幸之助さんの思いを伝承・実践し、驚異的な業績回復を果たしたパナソニック会長の中村さんの著書。
自分も管理者として少人数ながらチームを率いているため、共感する部分が多いとともに、反省しながら読んでいました。
その中で、特に印象に残っている部分を紹介します。
・組織というのは、そのトップの人格・度量以上にはならない
(→リーダー自らが成長しないといけない)
・率先垂範こそが、あらゆる階層のリーダーの必須条件
・ゴリゴリとやる前に人間の心をつかむ
・2つの速さ(スピード、アジリティ)を常に意識
・組織の皆でやった仕事、あるいは部下に任せた仕事において失敗があれば、それはリーダーで -
Posted by ブクログ
最近、パナソニック関係者以外の方にも、松下幸之助創業者に学ぼうとする人が増えていると聞きます。その様な中、ピーター・ドラッガー氏の名言でも、松下幸之助氏の名言でも、それが実践の場でどの様に活かされているか、しっかりと把握しないと、結局は、「馬の耳に念仏」になりますね。
本書は、松下幸之助創業者の経営理念を真に実践し、2000年代前半に松下電器のV字回復を成し遂げた中村邦夫氏の述に基づき、松下政経塾、PHP研究所が編集したということで、迫力があり、かつ、判り易く学ぶことができました。
第一部の「より楽しく仕事をするために」、第二部の「よく学び、よく考え、よく伝えるために」、第三部の「" -
Posted by ブクログ
日本を代表する電器メーカー、パナソニック。
この企業については、創業者自身による著作も含め、関連する本が多く出版されていますね。
でも僕はこれまであまり、読んできませんでした。
この会社の起源と気風については、雰囲気だけでも知っておきたいと思い、先に感想を書いた『神様の女房』とともに、この本を読んでみることにしました。
著者はパナソニックの元社長で、出版時点では会長。
2000年に社長に就任するも、2001年度には4千億円を超える赤字決算。
この状況に対して、「創造と破壊」というスローガンによる経営改革を進め、2005年度には千五百億円の黒字を生み出し、パナソニックの「V字復活」を成し遂げた、