神谷秀樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
[ 内容 ]
二〇〇九年五月、世界経済の失速が止まらない。
金融システムの崩壊、実質経済の収縮、基軸通貨存続の危機、理念のない巨額の財政支出-。
今、何が本当に起こっているのか?
何が失われようとしているのか?
我々が将来のために、今、やるべきこととは?
希望はどこに見出されるのか?
ウォール街を知り尽くす銀行家と、新進気鋭の「行動派」経済学者が、金融恐慌の果てに、本当にあるべき社会と経済、国家の形について語り合う。
[ 目次 ]
1 最悪のシナリオは実現するのか?(1930年代の世界恐慌よりもひどい状況 借金ができないから消費もできない ほか)
2 借金依存経済に終止符を(財政刺激策はやっ -
Posted by ブクログ
【ポイント】
8/「今世界が潮の変わり目である」ことを伝えたい。
31/毎期増収増益という、永久に満足することのない利益の追求こそが「強欲資本主義」を支える根底のシステムである。
32/制限がある社会で、「無制限な利益の追求」は成立しない。
33/ダーウィン曰く、「大きいものよりも、環境に適応するものが生き延びる」と。
環境に夜企業の選択は始まっている。
57/米国に金融崩壊をもたらした背景
?行政・立法の問題、?金融市場の運営、?テクノロジーの発展と経済のグローバル化
?人類(先進国)全般における価値観の変化
「利他心の欠如と過剰な自己中心主義の勃興」「異常な金