阿部秋生のレビュー一覧

  • 源氏物語 7 古典セレクション

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    ネタバレ

    初音では、六条院の華やかさの裏で、明石の君が“娘の声は聞こえるのに会えない”という究極の母の試練を味わう。新年早々、政治的距離に泣かされる母の切なさが、六条院の美しさを逆に残酷に見せる。一方、胡蝶では光君のちょっとした“おいた”が大炎上し、普段は静かな紫の上がついに雷を落とす。女房たちは気まずく、源氏はしょんぼり。さらに玉鬘は、父として迎えられたはずの源氏から微妙に“女として”見られる気配を感じて大混乱。六条院は華やかだが、感情の綱渡りと誤解の連続でできているのだと痛感する二帖だった。 

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    2026年09月11日
  • 源氏物語 1 古典セレクション

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    原文と現代語訳が対訳で、ほぼ見開きに配置されていて見やすく、現代語対訳の文章も読みやすい。谷崎潤一郎訳も合わせて読んだのだが、主語等が補完されていることから、初めて読むにはこちらの現代語訳の方が誰が読んでも内容がパッとわかると思う。何より注釈が非常に詳しく、古典に疎い私でも原文も合わせて読み進められそうと思えた。

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    2018年05月12日