近藤一馬のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
表題と同じテーマパークの話で、舞台は囚人たちがスタッフとして働く公営の監獄。そこに濡れ衣を着せられて入れられた主人公と、命など使い捨てでしかない死刑囚たち。はっきり言えば狂った世界です。囚人はどんな死に方をしてもいいのか等、道徳面を考えるといろいろ問題があるのでしょうが、話として純粋に面白い。正直で純粋な主人公の苦悩や成長、それを取り巻く狂気。どういう風に進むか展開が分からず、毎回楽しみにしています。絵も綺麗。ただ描写が上手なだけに、血やグロ系が苦手な方にはおすすめできません。
巻数が嵩む本にありがちですが1巻は序章で終わってしまうので、2巻以降を読まないと判断がしにくい話です。現在6巻まで -
Posted by ブクログ
悪趣味加減は、高見 広春の「バトルロワイヤル」といい勝負だと思います。
それから、読んで見なきゃわからなさ加減も。
平凡な主人公と不思議なヒロインは、「エウレカセブン」を思わせるものです。
もちろん、わたしは、「エウレカセブン」が好きだったので、その設定や、絵柄には、なんの不満もありません。
マンガ版のエウレカセブンは、ストレートな恋愛物でしたが、こっちはまだ、恋愛までいっていない感じです。
でも、人と人とが出会って、「理解できない!」という思いを持ちながら、次第に好きになっていくというのは、今のところ、片岡 人生と近藤 一馬のマンガのテーマなのかなぁと思いました。
そして、そういうマン -
Posted by ブクログ
ネタバレ実績のある作者コンビで絵も綺麗ながら、設定、キャラ、ストーリーが噛み合っていないのが随所に感じられ少々残念。思いついた設定に無理矢理全てを配置してしまったかのような……
京都はほんま難しい。関西に住んでると京都の街の感覚が肌でわかるので「あ、これは京都感全くないな……」と思ってしまう。少々適当でもなんとかなる大阪のほうが舞台としてはまだ扱いやすい、あるいは京都に拘るならもっと時代を遡らせた方がやりやすいかな。
気になった点の一例をあげると、
・高校3年間しか墨占魂の能力が発動しないにもかかわらず、その短期能力で京都を恐らく霊的に古より脈々と守護しているという、よく今まで破綻しなかったなと不安 -
Posted by ブクログ
ネタバレ話の発端から環境などすべてが理不尽。
重要な飴についてひとつとっても説明がなされないし、
そもそもガンタもきちんと確認を取らないのがどうかと思う。
刑務所が遊園地のようになっているのが目新しい設定かと思ったが
演出に見せかけた単なる殺戮で、
死刑囚だから事故で死のうが毒で死のうがお構いなし、倫理観など全くない世界。
理不尽な中に比較的まっすぐな主人公が放り込まれて苦闘する
という展開となると、正直ありきたり。
力に屈服し、嫌でも言いなりになるしかないというガンタに対して
「それがガンタのルールなんだね」というシロの言葉はかなりきついが
結局それをルールとしない為には力が必要である。 -
Posted by ブクログ
昔やっていた仕事が、ツテをたどってやってきた。
ストーカー事件のはずが、どんどんと深みに…というか
問題が山積みに、状態?
そもそも本屋の店長、昔何してたんです? と
聞かずにはいられない前職(?)です。
仲間は出てくるのですが、それだけで説明一切なし。
なくてもまったく問題なく読めました。
どういう感じに仕事してたのか、という謎は増えましたが。
いやでもまさかの展開でした。
偽っている、のはともかくとして、まさかふたつも、で。
自分の金ではないので、溺れてしまうと
大変どころじゃない騒ぎになるんだな、と。
子供は親を選べませんが、切り捨てる事はできます。
心情的にできれば、ですけれど。